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Posted by ブクログ 2023年11月04日
映画『土を喰らう十二ヵ月』のDVDを観て(映画の料理監修が、土井善晴先生なので、ちょっと気になっていたのだ)気に入り、原作を読みたいと思った。
元の本はけっこう昔に出版されていたらしいけれど、映画の情報が出た頃に再版されたのだと思う。
令和3年12月10日 32刷の本。
長く読まれているのだなと思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月26日
子供時代に禅寺で修行していた著者が、その教えを活かし、毎月様々な料理を作る本。
「美味しんぼ」で知った人も多いと思います(自分もその一人)。
この本には高級料理なんて一品も出てきません。
粗末なお惣菜ばかりです。
けれど、どれもこれも最高に美味しそうです。
畑で取れた旬の野菜を、手間ひまかけて丁...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月02日
水上勉が幼少の頃の寺暮らしを回顧しつつ、軽井沢の仕事場で一年、ぬく飯と家の畑で取れる季節の野菜、山菜、木の実などを様々に調理して味わうエッセイ。精進料理ということで、肉、魚の類はまったく登場しないにもかかわらず、その読むだに滋味豊かな食事は、四季をそれぞれに楽しみ、美味しさに溢れている。この歳になる...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月28日
はじめて 水上勉の本を読んだ。
食に対する ポリシーと言うか 信念が実に明確に打ち出されていた。
旬が 美味しいのである。
旬という言葉がある 日本の文化が 素晴らしいのだ。
それに対する 生でない 保存する という文化が 対置されている。
水上勉の生い立ちというか素性が 明らかにされて
大工であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月19日
9歳の時に京都のお寺へ出された著者が、
時にその時分を思い出しながら、
ただひたすら12ヶ月分の“食(精進料理)”について書いた本。
端々から食に対する想い、
そこに関わる様々な事象が見え隠れする。
確か、かの海原雄山先生が、
「現代で唯一読むに値する食の本」
的な発言をしていたはず。
さすがです。...続きを読む
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