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Posted by ブクログ
号泣。
全人類読んで。
八重ちゃん殺されたのがあまりにもショックすぎて
「作者許すまじ手紙にカミソリ入れてやる!!!」
って思ったし、犯人絶対バチゴリに追いつめられて欲しいって思ったの。
でも、どんどん犯人の過去や想いが明かされて、
だからといって罪が消えるわけではないんだけど、
あんなつらい境遇や尊い志があったなんて知ったらさぁ、
もう責められないよ生きててほしいよ。なんで…なんで……?
正しく生きようとすればするほど、罪の意識に押しつぶされて、
逃れられなくなっていく地獄があそこにあったんでしょ?
つら……
戦後のさぁぁ……
あんな、あんな貧しくてどんなに頑張っても這い上がれない中でさぁ、
村を豊かにするんだ!ってさぁ、
生きるためにあんなに足掻いた人が居て……
人間って何?
真実を明らかにするって、どういうこと?
ほんとつらい。
はやく読んで、人類。
Posted by ブクログ
戦後すぐ、台風が迫る中青森を出航した青函連絡船層雲丸が転覆する。この事故で何百名という乗員と乗客が海に投げ出され、帰らぬ人となった。
そして、この遭難で回収された遺体の中で二体だけは引き取り手が現れなかった。
この二名は一体誰なのか。
一方で同じ日、海峡を挟んだ北海道の岩内では大火が起き、街が灰燼に帰した。しかし、その焼けた中の質屋の家屋からは、火事ではなく強盗にあって亡くなったのではないかと思われる遺体が見つかった。
この大火は殺人犯が火を放った放火だったのではないか?
青森の大湊の娼家で働く杉戸八重は六尺もあろうかという大男と一夜を過ごすが、彼は八重に新聞紙に包んだ大金を渡して去っていく。
連絡船の引き取り手のない遺体の正体を探そうとする警官、強盗放火殺人の犯人を追い求めて関連する土地を転々と回る警部補、大金を残して姿を消した男性にもう一度会いたいと思い上京する八重、何人もの視点で物語が進行してクライマックスへと進んでいく。
山間の寒村て暮らす人々の逃げ場のない生活が語られていて衝撃だった。
貧しいので、娘は幼くして家計助けるために働きに出され、勝負となる場合もある。男性の場合、長男は家を継ぐが次男、三男は家に余裕がないのでやはり外へ働きに出る。
しかし、それがうまくいかなかった時は分家として本家(長男)の家のそばに小屋のような家を建ててもらう。しかし田畑は一番遠い場所が分け与えられる。遠いので日々働きに通うのが大変な上に、山間部の場合、田畑は山肌に作られており、分家にはその上の方が分け与えられる。
そうすると分家は田畑に必要な肥や水を上の方まで運ばなければならない。それはまた重労働になる。しかも、そういうものは結局は下に流れて本家の田畑を潤すことになる。
このようにして分家は疲弊し早死にしてしまい、本家が安泰になるように構造設計されているのが驚きだった。
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