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栄西、道元、大応、大燈、関山、一休、正三、沢庵、桃水、白隠、盤珪、良寛などの禅僧の生涯と思想について語る。世俗を否定し、超越する本来の禅を「純禅」とする著者が、「純禅」に生きた先達の生き様を描く。達磨以来の中国禅の系譜に始まり日本で独自に発展した禅の歴史を一度に知ることができる名著を初文庫化。
第一章 それは達磨から始まった
第二章 臨済禅を築いた祖師たち
第三章 反時代者道元希玄の生き方
第四章 曹洞大教団の誕生
第五章 一休宗純の風狂破戒
第六章 三河武士鈴木正三の場合
第七章 沢庵宗彭体制内からの視線
第八章 雲渓桃水と白隠禅師の自由自在
第九章 日本禅の沈滞を破る明国からの波
第十章 大愚良寛「無住の住」の生涯
終章 民衆が純禅を支える
Posted by ブクログ 2019年03月29日
若いころから、禅の世界に魅かれています。禅のもつシンプルだけど力強い雰囲気が好きで、座禅を組みにお寺に通ったこともあります。
しかし実際に学ぼうとすると、書いてあることが壮大な虚構に感じられたり、難解な公案で理解不能に陥ったりと、近づくことの難しさを実感してきました。
本書は、始祖の達磨から始まり...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月14日
禅の歴史を幅広に見る本。
個人的には幅が広すぎて話がまとまらない印象を受けた。
内容も網羅的ではない気がしており、私には難しかった。
でも禅とは何か(歴史や美術、政治ではなく、純粋な行為である)というメッセージは、歴史的政治的側面に興味が湧きがちな私にはハッとさせられるものがあった。
そして大徳寺は...続きを読む
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