本郷和人のレビュー一覧
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今週(令和元年12月16日週)の私の通勤時間を楽しませてくれた、本郷氏による本です、タイトルは「権力の日本史」で、日本では長い間において、能力ではなく「家」が重視されてきたということを史実をもとに解説しています。
能力主義は良いとされていますが、その能力をどの「ものさし」で測るかで全員が満足しないこともあるのかもしれません、それが「家柄」で判断される場合は努力ではどうしようもないので、諦めがつくのでしょうか。少し違う感じもしますが、以前の日本ではどんなに努力しても、ある以上は昇進できない世の中でした。でもある一定の条件下では、出世もできるシステムがあり、ものすごく優秀であれば例外もあったよう -
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昨年(2018)にこの本の著者が書かれている本に出会い、歴史の面白さを再認識させてもらいました。元々歴史は好きだったのですが、本郷氏の本に出合ってから益々、歴史を別の角度から楽しむことができるようになったと思います。
この本のテーマは、日本の階級社会はどのようにして生まれたか、について解説されています。日本では権力を握ったとしても、結局のところ、高貴の家の方が有利だということでしょうか。
日本の歴史を「家」という切り口で見ることで、今まで不思議に思ってきた歴史上の事件が紐解ける気がしました。
以下は気になったポイントです。
・地位より人、人というのは血、いや血より家」これが日本の大原則 -
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<目次>
序章 世襲から日本史を読み解く
第1章 古代日本ではなぜ科挙が採用されなかったか?
第2章 持統天皇はなぜ上皇になったのか?
第3章 鎌倉武士たちはなぜ養子を取ったか?
第4章 院家はいかに仏教界を牛耳ったか?
第5章 北条家はなぜ征夷大将軍にならなかったか?
第6章 後鳥羽上皇はなぜ承久の乱で敗れたか?
第7章 足利尊氏はなぜ北朝を擁立したか?
第8章 徳川家康はいつ江戸幕府を開いたか?
<内容>
本の趣旨はタイトル通り。日本は古代から「世襲」の風習となり、無理に養子を取っても「家」の存続をさせたという。これが明治維新で、一時止まった(この辺の解説は薄いけど) -
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<目次>
はじめに 合戦史の「定説」は本当か
第1章 戦いを決する「兵力」の謎
第2章 秀吉の天下取りと「行軍力」
第3章 武将が「城を攻める」意外な理由
第4章 関ヶ原と大坂の陣に見る「大名」の実像
第5章 信長・信玄たちの古戦場で見えること
第6章 家康の隠れた「遺産」
第7章 三成はなぜ「忖度」できなかったか
<内容>
産経新聞連載の「本郷和人の日本史ナナメ読み」の2015年7月~18年5月までを再編成したもの。それ以前は『戦国武将の選択』にまとまる。
ハッキリ言って「戦国漫談」。おそらく直木孝次郎や林屋辰三郎などもこうしたエッセイと書いただろうが、気品に -
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この数年で私の老眼が進んで、本を読むのが大変になってきたので、そのせいもあり、読む本を選ぶようになってきました。社会人生活も後半を迎えた今、以前のような「ビジネス術」を解説したものよりも、小説を読むのが楽しくなってきました。
そんな私が出会った素晴らしい人として、この本の著者である「本郷和人」さんがその一人に挙げられます。今までの通説を疑ってみて、実際には何が起きていたのだろう、と思いを巡らすのに、最適な本です。今年は、本郷氏の本から目が離せませんね。
以下は気になったポイントです。
・戦国時代の合戦における兵力は誇大である、不退転の覚悟で佐和山を出発した石田三成が、20万石で6000、 -
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同じ場所で行われた、「壬申の乱」、「青野ヶ原の戦い」、「関ヶ原の戦い」の3つの合戦を説明し、その場所のもつ意味を分析した本。将軍とは何かについて「将軍権力の二元論」の考え方が参考になった。
「三種の神器は、少なくとも3セットある(後醍醐天皇が恒良親王に持たせたもの、後醍醐天皇が光明天皇に渡したもの、後醍醐天皇が吉野に逃げたときに示したもの)」p102
「将軍権力の二元論。主従制的支配権(将軍が武士に対し方向を求めること)と統治権的支配権(政治権力、国を民を含めて支配すること)。頼朝は、主従制的支配権のみ。足利氏から統治権的支配権が芽生え、徳川では統治権的支配権に移行している」p106
「言い