本郷和人のレビュー一覧

  • 日本史のツボ

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     通史に真正面から取り組もうとすると疲れるし、いろいろなところで引っ掛かって、たいてい途中で心が折れる。
     本書は、コンパクトにまとめまっていて短時間で最後まで読み通しすことができるのが、まず一番よいです。
     かなり前に出版されたものですが、取り上げられているテーマ自体は定石で、気になりませんでした。
     一般書であることが意識されていますが、専門研究者としての著者の見方や個性もうかがえ、読みやすさにつながっていると思います。
     
     
     

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    2023年01月22日
  • 北条氏の時代

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    ネタバレ

    鎌倉時代の全体を北条宗家のトップ並びその周辺人物、さらに、対抗勢力を拾い上げて雑感するための辞書のような本。とにかく最初から最後までライバルを滅ぼす内戦ばっかりだった、平和な時代が泰時のいっときしかない時代。時政と義時は大河ドラマで登場人物キャラの顔が浮かぶ半面、泰時以降は似た名前も似た名前がずっと続くので一読はできるけどアタマにはほとんど残らない(さすがにラストの太平記時代は何人かわかるけど)。

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    2023年01月21日
  • 鎌倉殿と13人の合議制

    ネタバレ 購入済み

    大河ドラマの為の、特別授業。

    2023年1月(ドラマ放映終了後)読了。

    前年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放映に先んじて、東大資史編纂所の本郷先生に「ドラマで採り上げられそうな部分を中心に」ピックアップして、解説していただいたと云う感じの本です。

    ドラマはドラマ、歴史考証する方は居ても「史料に無い」からと言って、お話を飛ばす訳にはいかないのですから、当然脚色が入ります。
    そこは承知の上で、信頼できる史料面や本郷先生らしい独特の推理力で、実際の「鎌倉殿の13人」を炙り出してみようと云う試みの一冊でした。

    ドラマを全て見終わった後から読んだせいか、「現実的な史料考証すると、こんな話なのか!」と驚く点も多々

    #笑える #深い #タメになる

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    2023年01月18日
  • 最期の日本史

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    <目次>
    第1章  首・頸・クビ
    第2章  切腹
    第3章  不浄と病魔
    第4章  怨霊
    第5章  葬送
    第6章  臨終

    <内容>
    面白い視点の本ではあるが、内容が浅いかな?それぞれのエピソードをもうちょっと深掘りしてほしかった。本郷氏が何でこんなに本を出しているのかが知りたい。多額の借金があるとか…

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    2023年01月17日
  • 日本史のツボ

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    ■ Before(本の選定理由)
    日本史を年号では無く、7つのフィルタを使ってみると流れが見えてくる、という趣旨らしい。発送が素敵。

    ■ 気づき
    7つのうち、女性と経済が面白かった。のだけど、新書に詰め込んだこともあって、7つのテーマはバラバラ点在し、別個の話のよう。勿体ない感じがした。

    ■ Todo
    溢れた情報もキュレーションの方法次第で、新しい価値は生み出せる。

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    2023年01月05日
  • 日本史を疑え

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    どれだけ表面を取り繕っても、実際に歴史を作るのは人間と考えれば、そこには綺麗事ではない損得勘定がある。その視点を持つと、定説と言われるものがひっくり返る可能性があるのがおもしろい。特に、他の著作でも語られる、律令国家は機能していなかったという説は面白い。
    一方で、いま現在ロシアや中国でおこっていることを考えると、一人の独裁者のパラノイア的な暴走によってと歴史は作られるとも思ってしまう。そうなると資料をもとにした歴史学者の研究手法では真実に迫れなくなり、本書でもタブーといわれる「歴史上の人物の頭の中を想像する」ことが必要になってしまう。いまの時代を将来の研究所がどう評価するのか、楽しみでもある。

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    2022年12月27日
  • 「お金」で読む日本史

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    ネタバレ

    源頼朝の収入、武田信玄の軍資金など
    テーマに沿って、現在の貨幣価値に換算した
    お金ベースの日本史。
    何にいくらかかったか、を丁寧に解説。
    欲を言えば、それではそのお金はどこから出ていたのか、
    金主は誰だったのか、詳細を知りたかった。
    坂本龍馬の金主がロスチャイルド家、は都市伝説?

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    2022年12月19日
  • 歴史学者という病

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    本郷先生の個人史かつ戦後の日本史学の流れの概観といった趣の本だが、歴史好き(物語好き)と歴史学(実証主義)との違いなど、意外に知らないプロとアマの違いなども分かり、面白かった。

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    2022年12月14日
  • 日本史を疑え

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    いわゆる教科書に書かれている定説に、斜め(?)からの視点で切り込む、このような読み物は単純に面白い。
    かつて小中学校で学んだ江戸時代は、厳しい封建制度の元で人々が押さえつけられて生活しているイメージだったが、大人になって視野が広げられ、そうでもないのでは…、と個人的に感じていたことも肯定されたように思った。
    数年後には、ここに提示された斜め視点学説が正論・定説に置き換わっているかもしれないと思うと興味深い。

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    2022年11月29日
  • 徳川家康という人

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    『三河雑兵心得』を楽しむ奥行きが増えればと読んだ。信長、秀吉との比較はもちろん、関東に幕府を開いたということで鎌倉との対比も興味深い。本書ではやや冗長な言い回しも見られたが、いつもどおり判りやすい説明だった。

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    2022年11月20日
  • 「お金」で読む日本史

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    ネタバレ

    武田信玄の軍資金も、鎌倉幕府の成立も、江戸時代の暮らしも、明治維新も、何となく分かった気になっていたが、実際にかかったお金が分かると、かなり臨場感を持って身近に感じられた。

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    2022年10月23日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    文字通り大河の予習です。
    この新書は雑誌寄りなのかな?と思っているので、気楽に予備知識を得られます。
    あとは義時がどれくらいダークに堕ちていくか?やね。これって本書の感想ではないですな、すいません。

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    2022年10月11日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    富=地位権力の奪い合いにおいて、史実から長・トップとなるべき人材は軍を如何に先導でき纏めるか、さらに国民、国家を如何に治めていくか、両方がうまく噛み合っていないと崩壊の危機に遭うということ。現代、良いプレイヤーは良い監督になれるとは限らない、それは個人の力から人を纏めるリーダーシップが必要だからだ。さらに、それは学ぶ側と教える側では全く違うということだ。

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    2022年09月16日
  • 日本の合戦 解剖図鑑

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    学校で配られる資料集みたい。
    面白い部分もあるけど、アッサリしていて流れや繋がりがわかりにくい。これで終わり?と思う。

    ある程度歴史が好きでそこそこ知識のある人には物足りないと思う。

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    2022年08月05日
  • 鎌倉殿と13人の合議制

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    NHKの大河ドラマってのは大したもんで、北条義時に関する新書がけっこう出ている。何冊か読んだけど、まともな歴史学者が書くものほど、義時に関する記述は少ない。資料がないのでどうしようもない。そも執権だったという証拠もないらしい。そんななか本郷先生は大胆な推察を示す。これ岩波ではできなかったろうな。

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    2022年06月11日
  • 日本の合戦 解剖図鑑

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    日本で起こった戦争に特化した内容で発想は面白いのだが、各合戦とも見開き2ページしか解説がなく、基本的なことしか書いていないので、浅く広く学びたい人にはいいかも。

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    2022年06月03日
  • 日本史の法則

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    令和4年のGW後半の中日、天気も良くどこかへ出かけようかと思いましたが部屋の大掃除が途中でもあり、読み終わった本の整理をすることにしました。レビューを書きたい本が50冊以上部屋の片隅にありますが、半分を目標にしたいと思います。従って、付箋をつけた箇所全てを書いていると処理しきれないので、各々10箇所程度に絞ることにしました。

    以下は気になったポイントです。

    ・天武天皇の時代に関所を整備した、北陸から都に至る北陸道には、現在の福井県に愛発関、美濃国(現在の岐阜県)には不破関、三重県には鈴鹿関をおいた、この三つの関を閉じてしまえば、北陸道・東山道・東海道を押さえることができた、福井・岐阜・三重

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    2022年05月08日
  • 「合戦」の日本史 城攻め、奇襲、兵站、陣形のリアル

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    合戦は奇襲作戦や強い武将などのこの力が強調されがちだが、実際は生身の人間同士の殴り合いなのだからゲームや本のようにはいかないよ、という部分は同意で、士気の上げ方や兵站や指揮命令系統が大事なのはよく分かった。
    ただ、本書ではこういった軍事研究が日本ではタブー視され空白となっているとのことだが、あまり内容に新規性がないように思えたので、空白というよりはすでに分かりきってること、、世界では研究されつくしてるから今更、、ということなのかとも思った。
    戦国武将のリアルを想像しながら読めて、文章も分かりやすく、その点は面白かった。

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    2022年04月17日
  • 鎌倉殿と13人の合議制

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    毎週楽しみにしている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

    それが描く鎌倉時代草創期の本来の姿がこれを読むとだいぶ理解できました。

    本郷さんが考える将軍であったり、合議制の真実があり

    とっても興味深い内容でした。

    これで大河がまた楽しみになりました。

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    2022年04月10日
  • 戦国武将の選択

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    東大のお偉い先生なのですが、歴史をナナメから検証し、解説してくれているのでわかりやすいです。
    家康と築山殿の関係、なるほどなーと感心しました。これが事実だと、家康に好感が持てますね。またぜひぜひ新説をお待ちしています。

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    2022年03月28日