三浦英之のレビュー一覧

  • 1945 最後の秘密

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    単純ではない大東亜戦争の当時の姿。

    第一章「真珠湾の空」: 「ヘルダイバーズ」と呼ばれた真珠湾攻撃隊の若者たちの青春時代に焦点。飛行機乗りから戦後は操縦教官となる。自由な空。

    第二章「アフリカを攻撃した日本人」: 特殊潜航艇でアフリカを攻撃した日本兵の最期を描く。潜水艦伊16号。マダガスカル島北部のイギリス軍攻撃。島に漂着した日本人二人の運命。

    第三章「ミッドウェイの記憶」: 空母「赤城」の整備兵が語るミッドウェイ海戦とその後の人生。

    第四章「一〇一歳からの手紙」: 101歳まで生きた元満州国官僚が、死の直前に書き残した最後の「極秘計画」について。満州国に作られた建国大学。満州に残され

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    2025年08月16日
  • 災害特派員

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    災害特派員 三浦英之 朝日新聞
    文章も上手いしツイツイ引き込まれて一気読になるとこだったが
    四章の南三陸町長の記者会見の場で
    「二組?」と詰め寄る場面でふと我に帰り気付いた
    この取材日記は「私の履歴書」の如く自己自慢でしかないのではとの思いが浮かび
    一旦本を閉じた
    その後一様読み進んだものの二度と引き込まれることはなく終わった
    文がうますぎるのも考えものだと思う

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    2025年01月19日
  • 沸騰大陸

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    全てが12,3年前、記者であった筆者がアフリカでの赴任中見聞きした悲惨な事象を記した書。現状との差違が幾ばくかがとても気になる。スペースの問題か、全てにおいて中途半端な書き込みでそこも残念。

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    2024年12月30日
  • 涙にも国籍はあるのでしょうか―津波で亡くなった外国人をたどって―

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    外国人被災者の話で辛い点も多かったが、一部の外国人は日本人として紛れ込んでいるケースがあって実態不明だったり、被災で家族を失い在留申請が通らなかったりで、なんともおかしな状況の日本という国にも疑問をもった。ただ、震災により人生を狂わされた人が多くいたことは確かだ。

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    2024年10月16日
  • 涙にも国籍はあるのでしょうか―津波で亡くなった外国人をたどって―

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    最後の話は外国人からやや離れたし
    全体的に文字数制限か
    勿体無い内容だったけど
    知らないことを知れて良かった。

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    2024年06月11日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    三浦英之(1974年~)氏は、京大大学院卒、朝日新聞社の記者・ノンフィクションライター。『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で開高健ノンフィクション賞(2015年)、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で小学館ノンフィクション大賞(2018年)を受賞。
    著者は、東日本大震災の直後から1年間、宮城県南三陸町に駐在し、2011年6月~2012年3月に朝日新聞に連載した「南三陸日記」をもとに、2012年に『南三陸日記』を出版し(更に、一部内容を追加して2019年に文庫化)、文庫版は平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞(2019年)を受賞している。
    本書は、著者が2017年秋~2021年春

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    2023年06月13日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    2011年以前は羨望を感じていたDASH村。場所は非公開だったので分からなかったけれど、福島であることは分かっていたので、当面再開はされないんだろうと思っていましたが、決して戻る事ができないエリアだったんですね。
    そして既に12年を迎えようとしていますが、何にも未来に展望を見いだせないのがこの本を読むとひしひしと感じられます。辛い本です。

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    2023年01月18日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    旧津島村あこうぎ赤宇木集落 女川原発のある牡鹿半島は 規制する立場の経産省の役人に天下り先を提供する 福島県浪江町

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    2022年08月08日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    DASH村があった福島県津島村、放射能で村を追われた住民の今を取材し報告してくれている一冊。
    当たり前だが旧住民にとって震災後のほうが良かった話は1つもなくて、相当苦労されている現実である。

    原発利権が地に根付き、都市の快適生活を当たり前と普通に考えてる人が多数で、自然エネルギー系の研究投資が終わってる日本、トイレのないホテルの後始末を自分事と考える必要があるんじゃないかとずっと思っている。それをリードできるのは国だが、、、、全く期待できないっす。。。。

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    2022年02月06日
  • 牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って

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    三浦英之『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』小学館文庫。

    第25回小学館ノンフィクション大賞受賞作。余りにも普通過ぎる内容に拍子抜け。

    確かに密猟によるアフリカゾウの絶滅の危機は由々しき問題であり、象牙の国際密輸の実態も捨ててはおけない問題だ。しかし、根底にあるのはアフリカの貧困と象牙を求める富裕国と象牙取引の抜け道の存在だろう。

    象牙の売買のためにアフリカゾウを虐殺する国際密猟組織。密猟で動く金が貧困にあえぐアフリカ人の生活の糧となり、過激派テロリストの資金源となっている実態と背後にある中国の影に迫るノンフィクション。

    本体価格780円
    ★★★

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    2021年12月13日
  • 白い土地 ルポ 福島「帰還困難区域」とその周辺

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    原発事故でここまで大変な目に遭われている人がたくさんいることを知った。
    地元住民の方の気持ち無視の国の行動にただただ腹が立つ。
    でも、私に何ができるだろうか?と考えさせられた。

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    2021年06月13日
  • 日報隠蔽 自衛隊が最も「戦場」に近づいた日

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    世間で騒がれた自衛隊派遣の裏にこんなことが行われていたのは衝撃的。しかし、やっぱりね。という感じもした。

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    2020年08月03日
  • 五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後

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    【建国大学】1938年5月-1945年8月
    近い将来、戦争になって翌朝には相互の首府・主要都市は壊滅しているような世界になる
    《このような決戦兵器を創造して、この惨状にどこまでも堪え得る者が最後の優者であります》石原莞爾
    その最後の勝者となれる国を造りうる人材を育成をするために
    「3)各民族の学生が共に学び、食事をし、各民族語でケンカができるようにすること」などを指針として空前の拒否を投じ満州国.新京(現、長春)につくられた大学。

    そのOBの戦後レポート。
    国内編は興味深く、何カ所も付箋した。
    海外編はまるで「取材できませんでした報告」レポート。彼らが取材時点で置かれていた環境の報告、という

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    2019年12月12日
  • 日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか

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    在野のジャーナリストによる情報公開請求が端緒となり、稲田朋美氏を防衛大臣辞任に追い込んだのか。そして、現地取材記者との見事なタッグでその顛末を届けてくれた。こうして記録で振り返れば、派遣隊員によるかけ替えのない報告を即座に処分したなんて偽りとしか考えられないが、「日報」の存在に着目した布施氏はエライ。正直、隠蔽なんて官民あらゆる組織で茶飯事だろうが、コトがコトだけに晒された意義は絶大だ。それにしても、南スーダンの腐敗ぶりの凄まじさを知る。レイブ、略奪、殺戮。彼らが手にしている武器を製造し、武器商人とつながっているのは国連安保理常任理事国なんだよなぁ。マッチポンプだわ。

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    2019年05月26日