三浦英之のレビュー一覧

  • 災害特派員

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    信頼に足るジャーナリスト
    「白い大地」に触れた時から
    ジャーナリスト三浦英之さんは
    私の中では抜きんでたお一人です

    三浦さんが
    ルポルタージュする時に
    出逢った人たち、
    意識的な取材者にせよ
    たまたま出遭った取材者にせよ
    その描かれたお一人お一人が
    なんと魅力的なことか

    三浦英之さんの
    真摯な眼差しと
    誠実な心が
    読んでいる者に
    伝わってくる

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    2021年05月20日
  • 災害特派員

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    決して「忘却」しないために、著者の本を読む。
    「南三陸日記」「白い土地」そしてこの「災害特派員」
    これからも読み続ける。

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    2021年03月08日
  • 日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか

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    身内に自衛隊員がいながら、今頃このようなもの読んでいる自分のアンテナを先ずは猛省。

    フリージャーナリストの布施祐仁氏が防衛省・自衛隊の日報隠蔽を調査報道して稲田大臣達を辞任に追い込んだ事件は記憶に新しいが、隠蔽ばかりがフォーカスされた結果、肝心の南スーダン情勢そのものは然程クローズアップされずに森友・加計問題に突入してしまったから、三浦英之氏パートは貴重。

    「自衛隊大事」ならぬ「自衛隊派遣大事」の日本政府には今更驚かないけれど、南スーダンでの状況を「武力紛争」と認めるかどうかの競り合いの側面に、国際法的な問題点のあることが指摘されている。
    軍法会議が存在しない自衛隊。市街戦になって非戦闘員を誤射した場合、刑法に国外犯規定がないのに「業務上過失致死罪」で処理するのか?って…かなり無理がありませんか?

    ウガンダ北部の難民キャンプ内にある「元少年兵」施設もすごい。そもそも、キャンプの6、7割が子ども、戦災孤児。

    巻末対談で気になったのが、国連PKOの変質。それと、非軍事的な国際貢献。

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    2020年08月31日
  • 日報隠蔽 自衛隊が最も「戦場」に近づいた日

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    ジャーナリストの矜恃ここにあり!
    大まかな推移は、「はじめに」で三浦英之さんが3pでまとめている。
    それを更にまとめると、

    2012年南スーダンに自衛隊が平和維持活動(PKO)で派遣される
    2016年7月、大統領派と副大統領派の、首都ジュバでの大規模な戦闘が発生する。
    当時、日本政府は「政府軍と反政府軍との間に散発的な発砲事案が生じている」と発表。
    憲法9条は、海外での武力行使を厳しく禁じている。よってPKO派遣の原則は「現地で戦闘が起きていないこと」であった。政府は奇策を打った。南スーダンの事実を加工して「戦闘」を「衝突」と言い換えた。

    「戦闘」か「衝突」か、国会やマスコミが不毛な議論を繰り返している時に、朝日記者の三浦さんは南スーダンに飛び込む。

    一方、日本ではフリージャーナリストの布施さんが、情報公開制度を駆使して、政府の内部資料によって政府の嘘を次々と暴いていった。

    そして、やがて追い詰められて、翌年7月現職の防衛大臣稲田朋美、事務次官、陸上幕僚長という国防トップ3の辞任に発展し、PKOは5月に撤収した。

    2人のジャーナリストの共闘は、SNSという新しい時代のツールによって成し遂げられた。

    事実とは何か。権力とは何か。(13-15p)

    この書で、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。

    これら簡単な経緯は、連日報道されていたので多くの方が今だに覚えていることだろう。本書を読む意義は、それを再確認することではない。

    真実は細部に宿る。

    「結論ありき」の為に、防衛省全体で事実を隠微した経緯。自衛隊への「駆けつけ警護任務付与の実績つくり」のために、国会で言葉遊びをすればやり抜けると思っていた稲田防衛大臣以下官僚、もしかしたら官邸も。南スーダンの現実に「臭いものに蓋をする」仕組み。国内では通用しても、自衛隊をあのまま南スーダンにおけば決定的な戦闘が起きて、隊員の命を脅かしていた。PKO現場では通用しない「平和ボケ」した対応。公文書に対する態度。不都合な真実を隠微する体質。‥‥は布施さんが詳細に描いた。

    その間をぬって、三浦さんの、下手をすれば兵士に連行されるような取材や、悲惨な耳を覆いたくなるような戦争被害者の声が綴られる。そして現場の写真を見る。百聞は一見にしかず。

    「戦争の最初の犠牲者は真実である」(アイスキュロス)

    これらの細部を読み終わった私に去来するのは、これは3年前の出来事じゃない。今現在、官邸で起きていることだ。ということだ。しかも、この「失敗」を正しく学んで、この伏魔殿は、さらに分かりにくく強力な「隠微」を完成させたようだ。新型コロナの相談目安が厳しくて何人も人が亡くなっているのに、それは「誤解だった」と言って責任逃れをする大臣も出てきた。もはや、滅多なことでは新しい議事録などは出てこない。(←書評なので、日々変化する時事問題を評するのは反則かもしれないが、本書から連想される事柄を言わないのは又違う気もしている。それに、ここで書いたことは一年後に読んでも当てはまることだと確信している)

    私たちは、私たちのアンテナを鍛えなくてはならない。


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    2020年05月12日
  • 五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後

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    五族協和を目指して満州に作られた建国大学、この本を手に取るまでその存在すら知らなかった。とても貴重なインタビューの数々。
    どの方々もそれぞれ激動の人生を歩まれていて、今の時代の学校に通って就職して…という良くも悪くも変わりばえのしない人生と比べずにはいられなかった。人生とは、と考えずにはいられない。
    この機を逃したら一生語られることなく死んでいく人がいた。ぎりぎりの時間で、今この本が出たこと自体がとても喜ばしく思える。

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    2018年08月03日
  • 日本で一番美しい県は岩手県である

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    「日本で一番」とタイトルがつく本は多いが、誇りをもって付けたタイトルだと読むと解る。

    一つ一つページを捲るたび、場所や文化、人、食と発見があり、愛を感じる。
    地元の人たちの反応も知りたい。
    そして、自分の住んでいる県を見直す機会ともなる。

    そうそう、チャグチャグ馬コをいつか見に行きたいとずっと思っている。

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    2026年03月19日
  • 太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密

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    とりわけアフリカには疎い自覚があるけど、関心を持っていなければ見えてこない、かの地と日本との関係。嬰児殺しっていうショッキングなニュースから語り起こされる本書は、現地に資本を求める企業の思惑や、そこで形成された人間関係、事業の撤退と残された人の想いにまで繋がっていく。衝撃的。

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    2025年10月24日
  • 1945 最後の秘密

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    単純ではない大東亜戦争の当時の姿。

    第一章「真珠湾の空」: 「ヘルダイバーズ」と呼ばれた真珠湾攻撃隊の若者たちの青春時代に焦点。飛行機乗りから戦後は操縦教官となる。自由な空。

    第二章「アフリカを攻撃した日本人」: 特殊潜航艇でアフリカを攻撃した日本兵の最期を描く。潜水艦伊16号。マダガスカル島北部のイギリス軍攻撃。島に漂着した日本人二人の運命。

    第三章「ミッドウェイの記憶」: 空母「赤城」の整備兵が語るミッドウェイ海戦とその後の人生。

    第四章「一〇一歳からの手紙」: 101歳まで生きた元満州国官僚が、死の直前に書き残した最後の「極秘計画」について。満州国に作られた建国大学。満州に残されていたアヘン密輸計画と岸信介の釈放。

    第五章「東光丸の悲劇」: 回天が配備されていた八丈島から出港した疎開船「東光丸」の悲劇。

    第六章「園井恵子の青春」: 原爆によって命を奪われた元宝塚歌劇団の女優、園井恵子(そのい けいこ)の希望に満ちた青春時代。

    第七章「原爆疎開」: 国家の命令に背いて、全市民の「原爆疎開」を決断した新潟県知事の覚悟。

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    2025年08月16日
  • 災害特派員

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    災害特派員 三浦英之 朝日新聞
    文章も上手いしツイツイ引き込まれて一気読になるとこだったが
    四章の南三陸町長の記者会見の場で
    「二組?」と詰め寄る場面でふと我に帰り気付いた
    この取材日記は「私の履歴書」の如く自己自慢でしかないのではとの思いが浮かび
    一旦本を閉じた
    その後一様読み進んだものの二度と引き込まれることはなく終わった
    文がうますぎるのも考えものだと思う

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    2025年01月19日
  • 沸騰大陸

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    全てが12,3年前、記者であった筆者がアフリカでの赴任中見聞きした悲惨な事象を記した書。現状との差違が幾ばくかがとても気になる。スペースの問題か、全てにおいて中途半端な書き込みでそこも残念。

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    2024年12月30日
  • 涙にも国籍はあるのでしょうか―津波で亡くなった外国人をたどって―

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    外国人被災者の話で辛い点も多かったが、一部の外国人は日本人として紛れ込んでいるケースがあって実態不明だったり、被災で家族を失い在留申請が通らなかったりで、なんともおかしな状況の日本という国にも疑問をもった。ただ、震災により人生を狂わされた人が多くいたことは確かだ。

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    2024年10月16日
  • 涙にも国籍はあるのでしょうか―津波で亡くなった外国人をたどって―

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    最後の話は外国人からやや離れたし
    全体的に文字数制限か
    勿体無い内容だったけど
    知らないことを知れて良かった。

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    2024年06月11日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    三浦英之(1974年~)氏は、京大大学院卒、朝日新聞社の記者・ノンフィクションライター。『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で開高健ノンフィクション賞(2015年)、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で小学館ノンフィクション大賞(2018年)を受賞。
    著者は、東日本大震災の直後から1年間、宮城県南三陸町に駐在し、2011年6月~2012年3月に朝日新聞に連載した「南三陸日記」をもとに、2012年に『南三陸日記』を出版し(更に、一部内容を追加して2019年に文庫化)、文庫版は平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞(2019年)を受賞している。
    本書は、著者が2017年秋~2021年春に、現在も全域が帰還困難区域となっている浪江町津島地区(旧津島村)と、同地区に暮らしていた人々を訪ねた記録を掲載した、2020年9月~2021年3月に朝日新聞と朝日新聞のデジタルサイト「withnews」の記事を加筆修正し、まとめたものである(オリジナル文庫)。LINEニュースでも配信されだ記事のダイジェストは、2021年の「LINEジャーナリズム賞」を受賞した。
    私はこれまで、『南三陸日記』をはじめ、辺見庸『瓦礫の中から言葉を』、門田隆将『死の淵を見た男』、眞並恭介『牛と土 福島、3.11その後』、奥野修司『魂でもいいから、そばにいて』、青木美希『地図から消される街』等、東日本大震災と福島の原発事故に関わる多数の本を読んできたが、著者の作品の特徴は、エピソード毎に、それに関連する写真が載っていることであろう。文章の力はもちろん大きいが、視覚を直撃する写真の力は、また別の強さを持っている。
    それにしてもだ。現在も残る帰還困難区域の面積は約300㎢(東京ドーム7,200個分)で、旧津島村は全域がその中に含まれ、凡そ1/3を占めるのだ。行政単位で語ることにどれほどの意味があるかはわからないが、あの原発事故の影響で、この日本に「人の住めない村」ができてしまったこと(大規模な除染が行われない限り、今後100年は住めないと言われている)の衝撃はやはり大きい。
    東日本大震災は、地震による直接的被害、津波による被害、原発事故による被害と、幅広い被害をもたらし、この十年間で様々な対策が取られてきてはいる。しかし、忘れてはいけないことの一つは、原発事故は人災の側面が大きかったということだ。地震と津波は、この日本列島に住んでいる限り避けることはできないが、原発事故は、原発がなければ絶対に起こらない。ドイツでは、福島の原発事故後、メルケル首相(当時)が、「日本ほど技術水準が高い国も、原子力のリスクを安全に制御することはできない」として、それまでの方針を180度転換し、わずか10年で(本年4月)原発の完全停止を実現した。私は強硬な原発廃止論者ではないが、他国の災害からでも学ぶドイツに対し、自国の大惨事すら喉元過ぎれば忘れてしまう日本(の政治家や原子力ムラの人々)を、本当に情けなく思う。
    著者は、旧津島村の人々の思いを代弁して、「僕たちにできることはあまり多くはない。だから、少しだけでいい。この小さな本を読み終わった後に少しだけ、福島について考えてほしい。今も自宅に戻れないでいる、「帰れない村」の人々に心の中でエールを送ってほしい。」と書いている。しかし、こと原発事故に関して重要なのは、「忘れないこと」に加えて、「二度と起こさないこと」であろう。
    震災から12年を経た今、読む意味のある一冊である。
    (2023年6月了)

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    2023年06月13日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    2011年以前は羨望を感じていたDASH村。場所は非公開だったので分からなかったけれど、福島であることは分かっていたので、当面再開はされないんだろうと思っていましたが、決して戻る事ができないエリアだったんですね。
    そして既に12年を迎えようとしていますが、何にも未来に展望を見いだせないのがこの本を読むとひしひしと感じられます。辛い本です。

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    2023年01月18日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    旧津島村あこうぎ赤宇木集落 女川原発のある牡鹿半島は 規制する立場の経産省の役人に天下り先を提供する 福島県浪江町

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    2022年08月08日
  • 帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

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    DASH村があった福島県津島村、放射能で村を追われた住民の今を取材し報告してくれている一冊。
    当たり前だが旧住民にとって震災後のほうが良かった話は1つもなくて、相当苦労されている現実である。

    原発利権が地に根付き、都市の快適生活を当たり前と普通に考えてる人が多数で、自然エネルギー系の研究投資が終わってる日本、トイレのないホテルの後始末を自分事と考える必要があるんじゃないかとずっと思っている。それをリードできるのは国だが、、、、全く期待できないっす。。。。

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    2022年02月06日
  • 日報隠蔽 自衛隊が最も「戦場」に近づいた日

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    世間で騒がれた自衛隊派遣の裏にこんなことが行われていたのは衝撃的。しかし、やっぱりね。という感じもした。

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    2020年08月03日
  • 五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後

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    【建国大学】1938年5月-1945年8月
    近い将来、戦争になって翌朝には相互の首府・主要都市は壊滅しているような世界になる
    《このような決戦兵器を創造して、この惨状にどこまでも堪え得る者が最後の優者であります》石原莞爾
    その最後の勝者となれる国を造りうる人材を育成をするために
    「3)各民族の学生が共に学び、食事をし、各民族語でケンカができるようにすること」などを指針として空前の拒否を投じ満州国.新京(現、長春)につくられた大学。

    そのOBの戦後レポート。
    国内編は興味深く、何カ所も付箋した。
    海外編はまるで「取材できませんでした報告」レポート。彼らが取材時点で置かれていた環境の報告、という意味ではおもしろかったが、残念。あまつさえ、ホテルにケチをつけたり、イスラム教徒らしい女性の写真をとろうとして嫌がられて不思議がっていたりと観光客みたいな記述が散見され不快。



    補記・付箋箇所いくつか//本文引用
    ・p53「『言論の自由は何としても守る』」「意見は違うけれど、それを受け入れた上で付き合いは続けていこうと。」「本の内容には大いに異論や疑問があるが、あいつが出版するのであればお金を出そうと」re.表現の不自由展
    ・p100「自らの命を差し出すための大義名分がーそれがどんなに滑稽な思い込みであったとしてもー必要だったのである。」
    ・p101「投稿兵を殺めてはいけないというのはあくまでも平時のルールであり、自分が相手にいつ殺されるかわからない戦場においては何の説得力も持ち得ない」re.人道的戦争
    ・p108「企業で直接役に立つようなことは、給料をもらいながらやれ。大学で学費を払って勉強するのは、すぐには役に立たないかもしれないが、いつか必ず我が身を支えてくれる教養だ」re.現代の社会生活に必要とされる論理的な文章及び実用的な文章
    ・p143「中国人は利で動く、朝鮮人は情で動く、日本人は義で動く」re.日中韓国交・交流
    ・教授には崔南善もいたp221「極めて厳格な意味での現実主義者だった。日本政府や日本人の批判ばかりしている学生たちをとがめ「では、君たちには何ができるのだ」と厳しく問いただしたりする。」
    ・P.179「記録したものだけが記憶される」re.未来に残す

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    2019年12月12日
  • 日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか

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    在野のジャーナリストによる情報公開請求が端緒となり、稲田朋美氏を防衛大臣辞任に追い込んだのか。そして、現地取材記者との見事なタッグでその顛末を届けてくれた。こうして記録で振り返れば、派遣隊員によるかけ替えのない報告を即座に処分したなんて偽りとしか考えられないが、「日報」の存在に着目した布施氏はエライ。正直、隠蔽なんて官民あらゆる組織で茶飯事だろうが、コトがコトだけに晒された意義は絶大だ。それにしても、南スーダンの腐敗ぶりの凄まじさを知る。レイブ、略奪、殺戮。彼らが手にしている武器を製造し、武器商人とつながっているのは国連安保理常任理事国なんだよなぁ。マッチポンプだわ。

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    2019年05月26日