ゴトウユキコのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
タイトルにびっくり
信じられないくらいの田舎に住んでいた主人公の鳥居さち子は閉鎖的な人間関係に嫌気が差していた。
同級生の性事情が筒抜けだったこともあって初めてはまったく知らない他人としたさち子。
終わったあとのシーツに広がる血や下腹部の痛みに後悔しているようだった。
高校卒業後は地元から離れたところに進学。
ボロそうなアパートであっても息が詰まりそうな地元よりマシだと思うさち子。
同じアパートに住む一つ年上の男子大学生の倉本慎と出会う。
倉本は初対面の時からあまり気を使わない感じの人でさち子の生活に入り込んでくるもののあまり不快感はない。
一年先輩ということもありお得な情報も教えてくれる倉本と距離 -
購入済み
心の痛みを知る
表題のような理由でセックスができない人は、たしかにいるのだろうなと思います。
本で読まないと想像もできなかった、心の痛みを知ることができる。
そういった作品は貴重です。 -
ネタバレ 購入済み
ここに行き着くまで…
この作品は、題名からして購入するか本当に悩みました。でも、作風が自然体で伝わるものが大きかったので、購入しました。正直、とてもしんどい内容だったので、どうしてこんなに苦しい思いをして結婚を継続するんだろうと、思いながら読み続けました。今回最終巻を読んで、ようやく筆者の深い愛を理解することができました。なぜ、ちんぽが入らないのか…物理的なのか心理的なのか結局分からなかったのですが、この夫婦はこういう形なんだなと後味スッキリしました。実話というところが、一番惹かれましたね。結婚って奥が深いです。
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ネタバレ 購入済み
深い愛がある…
究極、夫婦ってなんだろうと考えさせられる作品です。
辛く苦しい年月が、なぜこの2人に必要だったのか。
純粋さに惹かれたのなら、性欲に負けないで最後まで貫け!って、旦那に言いたくなる。
実話なので、読み手も余計苦しいんだろう。
どうか、納得の行く終わり方をしてほしいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんかいい話っぽく終わった(笑)
リアル社会で学校へ行けなくなるような「やらかし」をしたら、
転校するくらいしか道は残されてないだろうけど。
そこは2次元の世界だからこういう救いがあってもいいのかもしれない。
でも、実際に「やらかした」人がこれを読んで救われるかというとそんなことはなくて、
却って孤独感を強めるだけかもしれない。
これを読んで面白がれるのは、
「やらかし」を糾弾するでもされるでもない、
教室内で自分を殺して空気のような存在だった人だけのような気もする。
そんなことをつらつらと考えた。
個人的には、神出鬼没の千賀姉を主人公に何か描いてほしい。