爪切男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ近所の子供に「太っちょゴブリン」と揶揄された、中年の太ったおじさんが、美容沼にハマっていく本ということで、楽しみに手に取ったのだが、、、
惚気かよ!って感じで、ちょっと食傷気味だった。
タイトルになっている深夜3時に化粧水を買いに行ったエピソードは、彼女と出会う前の出来事のようだが、以降のエピソードは、ほとんどが彼女の助言によるもののようで、大変勝手ながら少しガッカリしてしまった。男性が、パートナー女性の助けを借りずに、自発的にセルフケアの重要性に気づいて、心身ともに健康になるというのは、今の世の中だとやはり難しいことなのだろうか。セルフネグレクト気味に陥り、思考をミソジニーに支配された中年 -
Posted by ブクログ
最近話題になっていた本作を読んでみた。
とにかく色んな感想を持ったのだが、全て書くことはできないのでそのうちのいくつかだけ書いてみたいと思う。
まず著者の爪切男さんは、人の良いところを見つけるプロなのかもしれないと思った。
真正面から見たらネガティブな要素でしかないようなことも、この著者にかかればとんでもない魅力に変わってしまう。
そのテクニックというのか考え方、メガネのかけ方は見習いたいと思った。
笑える話ばかりかというとそうでもなく、著者と同様、貧しい家庭で育った女子との辛い思い出も綴られていて、胸が締め付けられそうになった。
そして、好きな女子のためなら飛べる、というのは、世の男子には思 -
Posted by ブクログ
爪切り男さんの本は2冊目。
この人はなんていうか、かっこ悪いところも含めて丸ごとさらしている。その上で、この人の愛の大きさを感じる。
どんな相手もまるごと受け入れるような器の大きさ。愛のある人だから、恋も多い笑 そしてストライクゾーンの広さよ笑
正直ものだから思いのまま動くけど、思わせぶりなこともしない。
お父さんも祖父母も本当に働き者で、爪切り男さん自身も8歳から今に至るまで働き通しだ。そのバイタリティにただただ尊敬した。豊富な職業経験からドラマチックな小説を描いてくれるのを楽しみに待ちたい。
風俗なしで生きていけない爪切り男さんのことはうら若き乙女時代に読んだら嫌悪感でいっぱいになっ -
Posted by ブクログ
女に翻弄され続ける男、爪切男。大好きな作家さんのひとりです。
でも、この本はどうかと思う。
だって!
クラスメイトだった女子たちの素敵な思い出話を読めるかと思ってたのにページをめくれば、鼻くそを食べる子だの、ことあるごとに嘔吐する子だの、青ヒゲが生えている子だの、コンプレックスを刺激しまくるエピソードばかり...
まぁそうか、爪切男が爽やかなアオハルエピソードを書くわけがないか。私としたことが...
爪切男さん、覚えていますか。
『死にたい夜に限って』にサインをしてもらった(元)
書店員です。あの日は万引き騒動がありてんやわんやでした。
そして私はあなたのことが大好きです。
でも、あなたと