爪切男のレビュー一覧

  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    爪切男の「女」に関する人生の話
    淡々と今まで出会った女たち、主に6年間付き合ったとんでもない女アスカの話で進むが
    本冒頭に出てきた笑顔、と最後の笑顔が意味が異なっており、不覚にもうるっときてしまった。

    とんでもなく重い内容のはずなのに
    もう少し楽しんでみよう頑張ってみようと思える内容。

    星が綺麗だなと思えるうちは幸せ

    部品の付け方によっては隙間ができちゃう
    それをお互い埋め合わせる。がとても素敵。
    欠陥がある人が好きな理由って言語化できてなかったけどこれなのかもしれない!という納得。

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    2025年08月10日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    主人公の私とアスカとの6年の同棲生活、そして別れ。正直かなり期待しないで読み出したが、話が細切れで読みやすく、主人公の苦しさを乗り越える補償行為の連続はとても心に打たれた。最後の別れのシーンは目頭が熱くなった。我慢は良くない。お互いが傷を舐め合うのではなく、高め合える関係でいだいなと思った。

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    2025年08月03日
  • 働きアリに花束を

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    爪切男さんだけじゃなく、周りの人もめちゃくちゃ個性が強い。
    そしてそんな人に出会える爪さんは引き寄せ力あるんだろうなぁって思う。
    私はお父さんの話が好き。前科者という点は社会的には「ん~」だし息子へのしつけが暴力的なところも「ん~」なんだけど、気になって読んじゃうし、がむしゃらだったり夢を叶えてたり、息子を大事に思ってたり…嫌いになれない存在だなぁって思う。

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    2025年07月05日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    家族に勧められて読んでみた。
    女の子一人一人個性があってエピソードもなかなか強め。笑
    爪切さんの恋する気持ちが真面目なんだろうけど、そこに恋しちゃうんだ、となることが多くて笑えた。

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    2025年06月28日
  • 午前三時の化粧水

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    ネタバレ

    近所の子供に「太っちょゴブリン」と揶揄された、中年の太ったおじさんが、美容沼にハマっていく本ということで、楽しみに手に取ったのだが、、、
    惚気かよ!って感じで、ちょっと食傷気味だった。

    タイトルになっている深夜3時に化粧水を買いに行ったエピソードは、彼女と出会う前の出来事のようだが、以降のエピソードは、ほとんどが彼女の助言によるもののようで、大変勝手ながら少しガッカリしてしまった。男性が、パートナー女性の助けを借りずに、自発的にセルフケアの重要性に気づいて、心身ともに健康になるというのは、今の世の中だとやはり難しいことなのだろうか。セルフネグレクト気味に陥り、思考をミソジニーに支配された中年

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    2025年05月01日
  • 午前三時の化粧水

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    こんな素敵なラブレターを読めるなんて…

    厳しくも優しい想いを、まずは受け入れ実行してみる。ということは存外難しいという事実を知っている身としては、このお二人が眩しすぎるし可愛すぎる。結果、爪さんが見た目も可愛くなるだなんて最高の着地点。末長くお幸せに

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    2025年04月29日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    最近話題になっていた本作を読んでみた。
    とにかく色んな感想を持ったのだが、全て書くことはできないのでそのうちのいくつかだけ書いてみたいと思う。
    まず著者の爪切男さんは、人の良いところを見つけるプロなのかもしれないと思った。
    真正面から見たらネガティブな要素でしかないようなことも、この著者にかかればとんでもない魅力に変わってしまう。
    そのテクニックというのか考え方、メガネのかけ方は見習いたいと思った。
    笑える話ばかりかというとそうでもなく、著者と同様、貧しい家庭で育った女子との辛い思い出も綴られていて、胸が締め付けられそうになった。
    そして、好きな女子のためなら飛べる、というのは、世の男子には思

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    2025年03月31日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    めちゃめちゃ面白い。クスッと笑える、ほろ苦い学生時代の女の子との思い出を語ったエッセイ。出てくる子はみんな個性的だけど悪い子は出てこない(クラスのいじめっ子は除く)から楽しく読める。
    登場する女の子たちの変わった部分をユーモラスに描き、当時から傷つけないように本人に伝えようとしたりする作者の純粋さが癖になる。読んでると学生時代に少し戻りたくなった。

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    2025年03月30日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    恥が美しい。
    だめな部分が愛おしい。
    そんな言葉すらバカらしい。
    爪切男さんの人間への見方が大好き。
    いつだって人間の味方。

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    2025年03月11日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    下品と感じられる描写はいくつもあったはずなのに、読み進めていくと気持ちがスッキリしていくのは何故だろう?人間って愚かで良いんだって思わせてくれます。絶望している人にこそ、読んで欲しい。

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    2025年01月14日
  • 働きアリに花束を

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    爪切り男さんの本は2冊目。
    この人はなんていうか、かっこ悪いところも含めて丸ごとさらしている。その上で、この人の愛の大きさを感じる。
    どんな相手もまるごと受け入れるような器の大きさ。愛のある人だから、恋も多い笑 そしてストライクゾーンの広さよ笑
    正直ものだから思いのまま動くけど、思わせぶりなこともしない。

    お父さんも祖父母も本当に働き者で、爪切り男さん自身も8歳から今に至るまで働き通しだ。そのバイタリティにただただ尊敬した。豊富な職業経験からドラマチックな小説を描いてくれるのを楽しみに待ちたい。


    風俗なしで生きていけない爪切り男さんのことはうら若き乙女時代に読んだら嫌悪感でいっぱいになっ

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    2025年01月12日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    1人の男性の恋愛遍歴の話。
    めちゃおもろいし読みやすい。
    見返してみると自分が印つけてるセリフけっこうあった。なんかいいなって思える表現が多い。

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    2024年10月28日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    ネタバレ

    「シルバニアファミリーを燃やす」が一番笑った。
    私も彼女たちの一人に加わりたかったと思うほど素敵なラブレターだった。

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    2024年09月24日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    ブサイクでモテないってご自身で仰ってますが、
    こんなに周りに気配りできる優しい子ならモテるのでは?いや、こんな子がクラスにいたら、少なくとも私は仲良くなりたいと思ったと思う。少々の変態っぷりは目を瞑って笑

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    2024年09月14日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    タイトルと表紙がドストライクでした!
    (表紙 なんか1人くらい男混ざってる?笑)
    人には必ずその人しか持ってない魅力(しかも誰かを好きにさせるほどの、、、!)があるって素敵だな、それを持っている人もそれに気づく人(作者)も!!と思った。
    1人に対して1章だからサクッと読めてそれでいてクスッとなるし褒めてしかない内容だから、読んでいていい気持ちにしかならない、仕事前の隙間時間に読むのにおすすめすぎる本でしたー!

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    2024年08月02日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    声に出して笑ってしまうくらい面白かった。
    こんな体験を家でソファに座りながらゆっくりと読めるなんてやっぱり読書は素敵だな、と。そして爪切男さんが文章を書くのを諦めないでくれて良かったな、と思った。
    わたしもわりと面白い体験をして生きてるつもりだけど文章に載せて届けられないのがつらい。爪切男さんに全て話して聞かせて自分のことを書いてもらいたくなる、そんな一冊でした。

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    2024年07月20日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    恋した女の子ごとに短編小説のように分かれてるので読みやすい。
    学生の時、自分のことをこんな風に見てきた爪切男みたいな人がいたのかな〜
    大人になってからの恋が書かれてなかったのでもっとデープな内容も短編小説を楽しむような感じで読んでみたい。

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    2024年07月13日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    タイトルに魅せられて購入。

    著者が小学生から高校生までの間に
    出会ったクラスメイトの女子との
    エピソードが、ときに甘く、ときに切なく、
    そして過度におかしく綴られている。

    ユーモラスな文章が
    笑いを誘う。

    ひとつひとつのエピソードも
    展開が面白い方に上手く転がっていて、
    虚実入り混じってるのでは?と疑う箇所も
    散見されるが、
    本編の一節にもあるように、
    「自分の中に残り続けているものが歴史になる」
    のであり、
    とすれば、これは紛れもなく
    爪切男氏の歴史の、
    そして恋の教科書なんだと思う。

    履修後、あなたはきっと恋をしたくなるはずだ。

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    2024年07月03日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    2024/07/01
    汚さと幼さと懐古と恋心が混ざって不思議な魅力になっていた。本来なら汚!!て思いそうなんだけど、優しい物語になっていた。穏やかに読めた〜

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    2024年07月01日
  • クラスメイトの女子、全員好きでした

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    女に翻弄され続ける男、爪切男。大好きな作家さんのひとりです。
    でも、この本はどうかと思う。

    だって!
    クラスメイトだった女子たちの素敵な思い出話を読めるかと思ってたのにページをめくれば、鼻くそを食べる子だの、ことあるごとに嘔吐する子だの、青ヒゲが生えている子だの、コンプレックスを刺激しまくるエピソードばかり...
    まぁそうか、爪切男が爽やかなアオハルエピソードを書くわけがないか。私としたことが...

    爪切男さん、覚えていますか。
    『死にたい夜に限って』にサインをしてもらった(元)
    書店員です。あの日は万引き騒動がありてんやわんやでした。
    そして私はあなたのことが大好きです。
    でも、あなたと

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    2024年06月30日