【感想・ネタバレ】働きアリに花束をのレビュー

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Posted by ブクログ

読書開始日:2022年6月3日
読書終了日:2022年6月5日
所感
読書で、声を出して笑うのって爪切男の本くらいだなと思う。
自然と肩の力が抜けるし、人と話したくなる。
人はみんな寂しいんだって気づける。
爪切男は、人一倍寂しがりやだから、人に優しくできる、人を好きになれる。
寂しさの肯定。
爪切男の父も寂しさの塊。
寂しさは原動力。
とっても良い本だった。
使い捨てライターで金稼ぎをしていた幼き爪切男のプライドを纏った一言「俺は金にならないものは燃やさない」この一言が笑えたし、さいっこうにかっこいい。
切男の叔母の一言も好き「大人になったらいいやつの倍、嫌なやつに会う。自分の頭の中でそいつを殺せ、そして許せ。」

人間縛られてみないとわからないことだらけ
誰のことも信用できないくらいボロボロになったら、墓地にいってみるといい
おっさんの可愛さは時にピカチュウを超える
俺は金にならないものは燃やさない
ペンを執る
大人になったらいいやつの倍、嫌なやつに会う。自分の頭の中でそいつを殺せ、そして許せ。
思いを込めて話せば必ず伝わる
めちゃ働いて、めちゃオナニーしてる。それが大人の嗜み
薬の数は頑張ってきた証
寂しがりやは働き者。寂しさは生きる力。

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2022年06月05日

Posted by ブクログ

「死にたい夜にかぎって」
「もはや人間じゃない」
に続く三作目を読み終えた。

辛い過去をここまで武器に出来る人は、本当に強いと思う。
どの話も胸に突き刺さり、自身の半生を振り返りつつ、未来への原動力となった。

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2022年02月07日

Posted by ブクログ

爪切男さんの成り立ちが感じられる一冊。
当然別冊と被るシーンもあるけど、深く知ることができたと感じる。

一貫して爪切男さんの視点での話で、のめり込みやすく一気に読み込んでしまった。
表現が上品・下品とかそんな話じゃなくて、心が感じられる良作。

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2021年10月27日

Posted by ブクログ

著者のエッセイをまとめた一冊。
どれもこれも面白くて今回も笑わせてもらったけど、人生において人との出会や言葉はとても大切だなと思えた。著者はこんなに素敵な影響を与えてくれる方々に出会えてて羨ましくもあり。
父親との関係が年々素晴らしくて、最後はジーンときた。

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2021年07月10日

Posted by ブクログ

著者自身の幼少期、小中高大時代の思い出や、上京してからのバイトを含むさまざまな仕事とその周辺人物にまつわるエッセイ集。

基本下ネタか、自分を含め、親、親戚、友人、恋人、仕事がらみの人たちのアホ話なのだが、その中にたまにホロっとさせる話を入れてきて、文章のうまさとの相乗効果で一気に読んでしまった。

それにしても、著者自身が相当オモロイ人のせいかどうかわからないが、幼少のみぎりよりアホでオモロくて、時にちょっと切ないエピソードに事欠かない人のようである。読んでいて、往年のリリーフランキーのエッセイを思い出した。

自分にはそんなエピソードの記憶はさっぱりないが、単に忘れているだけなのか、著者のように身の回りの出来事を面白がれる視点と性格を持ち合わせなかったため、実際には起きていたにもかかわらず、見過ごしてしまっただけなのかは不明。

本書以外にもエッセイ集と小説があるようなので、ぜひそちらも読んでみたい。

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2021年04月16日

Posted by ブクログ

可笑しさと哀しさを併せ持つ爪切男ワールドが今回も繰り広げられていて感情の急上昇と急降下を繰り返しながら読んだ、大満足。

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2021年05月25日

Posted by ブクログ

呂布カルマ氏がお勧めしていた爪切男氏の死にたい夜にかぎってのドラマを観て面白かったので読みました。ある意味、プロレタリア文学であり、綺麗事だけのお仕事小説にはないリアルがあった。驚くべきは爪切男氏の突き抜けた行動力と真の多様性を垣間見た。愛すべきダメンズ達が自分にシンクロすると共に、いやいやいやいや
突っ込みを入れながら、皆んな駄目で皆んないい!と不思議な安堵を覚えましたね。

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2023年03月29日

Posted by ブクログ

著者の父を働きアリになぞらえて、働く中で得た経験や考えを、素直な言葉で綴っている。
交通事故を起こして前科者となってしまったが、50歳を過ぎて長年の夢を叶えた父。そして、その姿を見て夢を叶えた著者。引退を決意した父に会いにいき、「おつかれさま」と伝える場面は感動した。
2人とも、色々な仕事をやってきて、決して一本道のサクセスストーリーではないけれど、人生経験を積み重ねて良い関係になっているのは、生きる希望を与えてくれる。

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2021年07月05日

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