爪切男のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
女に翻弄され続ける男、爪切男。大好きな作家さんのひとりです。
でも、この本はどうかと思う。
だって!
クラスメイトだった女子たちの素敵な思い出話を読めるかと思ってたのにページをめくれば、鼻くそを食べる子だの、ことあるごとに嘔吐する子だの、青ヒゲが生えている子だの、コンプレックスを刺激しまくるエピソードばかり...
まぁそうか、爪切男が爽やかなアオハルエピソードを書くわけがないか。私としたことが...
爪切男さん、覚えていますか。
『死にたい夜に限って』にサインをしてもらった(元)
書店員です。あの日は万引き騒動がありてんやわんやでした。
そして私はあなたのことが大好きです。
でも、あなたと -
Posted by ブクログ
以前より作者さんのネットエッセイを読ませていただいており、同年代のおじさんの健康や生活を見直す姿勢が可笑しくも共感でき、興味が湧き購入。
タイトルのまま、学生の頃の女の子との思い出が語られるのだけど、面白い。
特に小学生の頃は子供らしくもバカっぽいのでついつい笑ってしまった。
よくもこんなに憶えているものだと感心するし、もてないと言いつつも、中々上手くやっているようにも見える。
たしかにどの女の子も魅力的にみえてくるし、好きになってもおかしくないのもわかる。
タイトルに偽りなし。エッセイというものに苦手意識をもっていたんだけど楽しく読めた。 -
Posted by ブクログ
人生というものに質量があるとするなら、それは案外、拍子抜けするほど軽いものなのかも・・・そう思わされた作品。
これはエッセイでありながら、人生訓でもあると思います。
主人公(以下ツメ君)はお世辞にも幸福な人生を歩む男とはいえない人物。3歳になる少し前に母が家を出て行く、鉄拳制裁の親父、学校のマドンナに顔にダニたくさんいそうだと、”ダニ退治”の名目でビンタされ、挙げ句の果てに笑った顔がカナブンの裏側といわれたり、最愛の彼女アスカは心の病にかかり、断薬すると殺しに来る勢いで襲ってきたり、浮気したり、風呂にはいらなくなって激臭を漂わせるようになったり、借金してたり・・・
「俺は不幸だ・・・」と -
Posted by ブクログ
タイトルから、非モテでネクラな男の叙情的なエッセイかと思って購入したら、とんでもなかったwww
恋人と同棲しながら、過去の自分を回想していくエッセイ。初恋は自分の自転車を盗もうとしていた女で、初体験は冬木弘道似の車椅子の女で、初めての恋人は変な宗教を信仰しているヤリマンで…と壮絶な体験をしていて、驚かされることばかりだった。そして同棲している恋人は精神病を発症して、彼女の狂気と格闘する日々。
それを不幸な話として書くのではなくて、面白く書いており、読みながら苦笑してしまう。文章も巧く、その情景が浮かんでくる。特に、風呂に入らなくなった時の彼女の体臭の描写が生々しくて好き。その臭いに欲情する