爪切男のレビュー一覧

  • 働きアリに花束を

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    可笑しさと哀しさを併せ持つ爪切男ワールドが今回も繰り広げられていて感情の急上昇と急降下を繰り返しながら読んだ、大満足。

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    2021年05月25日
  • もはや僕は人間じゃない

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    しっかり笑えて、時に呆れる
    バカだなぁ、と思っているのに泣きそうになる
    これこそ中道ということなんだろうか

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    2021年04月23日
  • もはや僕は人間じゃない

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    既出のエピソードがいくつかあったが、しつこくないのでどれも笑えた。お下品な結末に似つかわしくない爽やかな読後感。

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    2021年03月16日
  • 死にたい夜にかぎって

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    元カノに勧められて読んだ。
    同意できる部分ばかりではなかったし、作者に特別文才があるとも感じなかったが、一人一人の女性が個性的で楽しく読むことが出来た。
    アスカのような子と出会ってしまったら自分ならどうなってしまうだろう。。。

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    2021年02月02日
  • 死にたい夜にかぎって

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    爪切男さんは自分の不幸に鈍感だ。全然自分に優しくないのに人には優しい。いつも誰かへの愛であふれてる。どんな人と過ごすどんな時間も自分の受け取り方次第で素敵なギフトになるんだな。どんなに汚い恋だって他人から見れば決まって綺麗だ。

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    2020年06月02日
  • 死にたい夜にかぎって

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    人生というものに質量があるとするなら、それは案外、拍子抜けするほど軽いものなのかも・・・そう思わされた作品。
    これはエッセイでありながら、人生訓でもあると思います。


    主人公(以下ツメ君)はお世辞にも幸福な人生を歩む男とはいえない人物。3歳になる少し前に母が家を出て行く、鉄拳制裁の親父、学校のマドンナに顔にダニたくさんいそうだと、”ダニ退治”の名目でビンタされ、挙げ句の果てに笑った顔がカナブンの裏側といわれたり、最愛の彼女アスカは心の病にかかり、断薬すると殺しに来る勢いで襲ってきたり、浮気したり、風呂にはいらなくなって激臭を漂わせるようになったり、借金してたり・・・

    「俺は不幸だ・・・」と

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    2019年03月05日
  • 死にたい夜にかぎって

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    タイトルから、非モテでネクラな男の叙情的なエッセイかと思って購入したら、とんでもなかったwww

    恋人と同棲しながら、過去の自分を回想していくエッセイ。初恋は自分の自転車を盗もうとしていた女で、初体験は冬木弘道似の車椅子の女で、初めての恋人は変な宗教を信仰しているヤリマンで…と壮絶な体験をしていて、驚かされることばかりだった。そして同棲している恋人は精神病を発症して、彼女の狂気と格闘する日々。

    それを不幸な話として書くのではなくて、面白く書いており、読みながら苦笑してしまう。文章も巧く、その情景が浮かんでくる。特に、風呂に入らなくなった時の彼女の体臭の描写が生々しくて好き。その臭いに欲情する

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    2018年12月30日
  • 死にたい夜にかぎって

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    ネタバレ

    レビューを見て評価が良かったので読みました。
    思っていた感じとはかなり違った内容だったというか
    あまりに下ネタが多かったのでビックリ。
    レビューから想像していた感じとは違ったので。
    最後まで読んでみて、これは作者の方の
    実体験なんでしょうか・・・。
    そうだとしたら、この本を出版されたということは
    この方も夢を叶えられたんですね。
    個性的な本ではありましたが印象に残りました。

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    2018年12月02日
  • 死にたい夜にかぎって

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    ちょーっと私にはまだ早かったかも
    けど、どうしようもない現実をどうにかなるさって乗り越えてる感じ、絶対こんなに笑い飛ばせる事ばっかじゃなかったはずなのにしゃーないしゃーないって必死で笑ってる感じ、とにかくがむしゃらな感じ、嫌いじゃない

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    2018年09月05日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    主人公がこれまでどのように人生を歩んできたのか、それを語るにはこれまで関わってきた女性の存在が欠かせない。そして6年間一緒にいた女性も。
    人の人生って異性に限らず、周りから影響され作られていくものだと感じたし、主人公も何かしら女性に与えてきたのではないかと思った。大変なことをポップに描いていたり、前向きに捉える力がすごい。

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    2025年11月28日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    ネタバレ

    長すぎず短すぎず、、
    ちゃうどいいところで
    区切りがあるので読みやすい。
    タイトルとはどう結びくのかと考えながら
    読んでいました。

    登場人物はみんなちょっと変わり者?笑
    仕事も恋人もちょっと大変な状況にある主人公。
    重たい内容もユニークに描かれているので
    面白くて、すっと読み進められる。

    「死にたい女どもよ、死ぬ前に安くて美味いものでも一緒に食べに行かないか。」

    慰めでも、励ましでもない
    このフレーズが大好き。

    最後は主人公というより、アスカに共感しました。幸せを祈ってる。まさしく。

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    2025年11月27日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    ネタバレ

    フィクションかと思ったらエッセイ的な?
    首絞められることは、普通に暮らしてると体験することないんだけど、何回も体験されていて驚き。それを許せる人がいることにも驚き。許容範囲が広すぎるような。なかなかの体験をまとめられているのはすごい。

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    2025年11月16日
  • 午前三時の化粧水

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    ★3.5 自分をとことんさらけ出して書けるのはすごい。どうでもよいようなことの根っこに、深いものを感じた。
    作者は繊細で優しい人なんだろう。

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    2025年10月24日
  • 午前三時の化粧水

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    40代のおじさん、爪切男さんが美容と健康にと奮闘する日常エッセイ。

    化粧水から始まり、顔パック、二重まぶた、スチーマーなど、新しい挑戦や変化を爪切男さんが楽しんでいる様に、読んでいるこちらも楽しくなる一冊。

    自分の変化を一緒に喜び、パートナーの協力に感謝し、時には厳しいパートナーの言葉から素直に学ぶ。
    そんな二人のやりとりにも、じんわり温かい気持ちになった。

    「美容」と言われると構えてしまうけれど、「自分を癒すアイテム」「生活を楽しむイベント」としてできる事をやってみようかな、という前向きな気持ちになった。

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    2025年10月21日
  • 午前三時の化粧水

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    美容エッセイ。私も経験ありますが身体や肌の変化を実感するのは楽しい。美容って突き詰めると「健康」と「相手に対する配慮」だと思ってる。
    だがしかし、あの爪切男が結婚だの幸せだの美容だの。せめて作風に悪影響を及ぼさぬよう願うばかりである。

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    2025年09月22日
  • 働きアリに花束を

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    まさか爪切男で泣くとは思わなかった。「死にたい夜〜」「もはや〜」「クラスメイト〜」「愛が〜」を読んでいて、著者の父親に対する気持ちを読み切れなかったのが、この小説で理解した。全ての作品に父親が出てくるんだ、そういう事だよね。

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    2025年09月19日
  • もはや僕は人間じゃない

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    面白かったです。一気読みです。作者の最悪な暗黒時代をユーモアたっぷりに読ませます。人それぞれ自分なりの体験がある。でもその体験をこれだけ人に読ませるというのはやはり才能だと思う。作者の小説「死にたい~」「クラスメイト~」「愛がぼろぼろ」と本作、どれも面白く読めた。水野敬也・水野愛也に共通する文才があると思う。

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    2025年09月09日
  • 午前三時の化粧水

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    著者がラジオのゲスト出演で知った一冊
    四十過ぎの太ったおっさんが、一本の化粧水から人生変わりましたというフレーズから興味を持って購入
    文章が素直で読みやすい
    おじさんが美容と健康に目覚めると、こうなるのかと新たな発見!
    肌が変わると気持ちも変わって、気持ちが変わると性格も変わって、人生の好循環が生まれるのだなと思った
    しかし女性の立場では、そんなことずっとやって来たんだよという思いもある
    若い頃は男の子にモテたいとかいう下心から頑張って来たけど、おばさんになると頑張ることに疲れてくる
    しかし、とりあえず化粧水とシートマスクだけやってみようかなという気持ちが動いた

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    2025年08月21日
  • 文庫 死にたい夜にかぎって

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    ネタバレ

    6年同棲していた彼女から32歳の時に突然ふられた冒頭から、読み進むにつれて、父親に育てられながら少した子ども・学生時代から、そして今、本の書き手である著者に至る姿が、重層的に、立体的に、浮かび上がってくるように読んだ。そしてあとがきでは、幼くして捨てられた母と再会できたという実話もしれっと入っている。

    そしてよく考えると、正直真面目に考えて悲惨な状況ばかりな気がしつつ、著者はそういった状況に自ら突っ込んでいっているような気配もあるような、ネタ化しているから救われるものの、あとでネタ化できたとしても別にそっちに行かないのが一般なのでは、とか。

    子どもの時から大人になっても、本人のプライベート

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    2025年08月15日
  • 愛がぼろぼろ

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    ネタバレ

    子どものことを自分の好きなように扱っていいと思ってる親に怒りしかない。自分より弱いものを、本来は庇護しなきゃいけない存在をなんで殴れるんだろう。そんな主人公の少年の物語。ゴブリンがね。いい加減でだらしなくてそれでも真っ当な大人なんだよ。関わることで世界が少しづつ変わっていく。優しく見守る人や友達。ラストにほろり。急にいい親にならない、マシになるだけってのが現実にがあってよかった。

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    2025年08月13日