ホノジロトヲジのレビュー一覧

  • 乙女の本棚4 檸檬
    大昔ふつうの文庫で読んだ記憶が
    モノクロのイメージが残っていたけどレモンだからねこういうカラフルなイラストと対でいいのかもね
  • 乙女の本棚 女生徒
    女の子はお砂糖とスパイスと,素敵な何かでできている(マザーグース)。

    しかしその成分は,子どもから大人になるにつれて,変容していくものだろう。

    しだいに素敵な何かはこぼれていって,醜い何かとなって堆積していることに気づく。

    太宰治の『女生徒』。
    以前から読みたいと思っていたのと,表紙のイラスト...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    オッサンだけど読んでみた乙女の本棚シリーズの一冊。ちょっと古い映画ですが「青い珊瑚礁」の兄妹版か。絵がキレイだ。
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    男性の見る夢ってモノクロなのって本当なのか?

    VRなのかと思ったらオタクの夢が詰まっていた…!

    25歳は少年なのだろうか。
  • 乙女の本棚4 檸檬
    ええええええ
    ええええええええええええ!?
    ええええええええええええ
    どうしてこうなった


    丸善ってまるやって読むんだ!?まるぜんって読んでた。本と文具屋さんなの?店名を出していい時代なんだね。
    梶井元次郎は絵を描く人なんだね?
    貧乏な感じがすごく共感できて切ないです。

    南京玉とは何だ?

    「肆...続きを読む
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛
    めちゃくちゃおもしろかった!と太宰さんに伝えたい。
    最初の二行、絵本だからできることかなと思った。
    完全に女性に憑依している文体。すごい。
    文と背景の配色が瑞々しい葉桜で好き。
    これお姉ちゃんだったのか。三つ編みの子が主人公だと思ってたわ。口紅してるし女性だよなぁ。そうだよなぁ。
    何故檸檬の描写なの...続きを読む
  • 乙女の本棚 女生徒
    女生徒は多分、銀河鉄道の夜と同じくらい、何度も違う装丁の本で読んだ。
    この本は丸善で見つけるまで知らなくて、見つけた瞬間に即買い。太宰で一番すきだ、間違いなく。こういう綺麗な、独特なイラストに飾られた女生徒も、悪くない。
    放っておいたら忘れ去られてしまいそうな物語が、こういう形で甦るのはすごく嬉しい...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    口語自由詩の完成者(国語便覧より)
    萩原朔太郎文学忌、死因は急性肺炎。

    散文詩風小説
    幻想的で夢幻的、加えて人外の世界観
    距離と時間の移動から 異空間への移動
    猫町へのいざない
    薬物からの幻影なのか
    作家としての創作なのか
    あるいは、作者にとっての現実なのか

    村上春樹さんの1Q84で紛れ込んだ「...続きを読む
  • 乙女の本棚4 檸檬
    話が簡潔にまとめられていて読みやすかった。
    イラストレーターによる絵が本文のように、繊細で美しく描かれていたため、情景をイメージしやすかった。
    近代文学を最後まで読み切ることは、今まで大変だったが、これは短時間で読めるため、シリーズになっている他の本も読んでみたいと思った。

    気持ちに余裕がない時、...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    私の好きな書簡形式でした。
    ただ、最後まで読んでも、?という感じで、ネットの考察を読んで、ほ〜!という感じです。
    奥が深く、あれはこういうことかな?といろいろ想像できるのが面白いです。
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    夏目漱石は読んでみたいと思いながらも吾輩はも、坊ちゃんも途中断念。
    絵本なら読めると意気込むが意味不明の夢の話。ストーリーがないのは楽しめない。でも、理解しておすすめとかいう人や昔の人らは普通として読んでいたのかと思うと、私も理解し、感想も書ける能力が欲しい。
  • 乙女の本棚 女生徒
    自分も同じ事を考えてると共感できる部分がでてからスラスラ読めるように、内容も分かるし、頷きながら読んでた。振り返ると内容は忘れてしまったけど綿菓子のような金平糖を食べているような甘くてふわふわ時にはジャリっと鋭さを持った感覚。
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    「こんな夢を見た」から始まる、夢のお話。よく分からないところがあっても夢だから仕方がないんだと納得が行く。不思議で、幻想的な世界だった。挿絵も場面にピッタリで、素敵でした。

  • 乙女の本棚7 蜜柑
    自分の理解力がないからかもしれないが、なぜ小娘が蜜柑を投げる必要があるのか、さっぱり分からなかった。
    弟に分かれを告げるなら、家で蜜柑を渡せばよかったのでは? 弟が隣町にいるとかで家で普段会えないからそうせざるをえなかったの? 踏切に来てと伝えたのは手紙? 印象的にするためにわざわざそういうシチュエ...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    萩原朔太郎が詩以外の小説を書いているとは知らなかったので、まず、そこに驚いた。
    旅した気分になるために、モルヒネやコカインを使ってエクスタシイを感じるという日常は、朔太郎自身もしていたものなのだろうか。
    今いる町が、左右反転しただけで、非日常にうつるというのは、私もどこかで感じたことがある。例えば、...続きを読む
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)
    引き続き、乙女の本棚
    太宰治 × ホノジロトヲジさんコラボ作品
    「駈込み訴え」です。

    書き出しから、独特な文章 。
    一貫して「ユダの訴え」の一人語りしていく内容。
    軽快でなんとも言えない
    太宰流ウイットを感じる様な語り口調が
    イイです!

    読み終わって残念ながら内容の方は…
    わかりにくかったです。...続きを読む
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    「こんな夢を見た」から始まる、十の美しい夢の世界。夢だからすべてに理由なんてないし、ちょっと怖い。でもこんな夢の話ならいつまでも聞いていたい。
    お話としては一、三、七が好み。
    しきみさんのイラストは第一夜の百合が儚い雰囲気で良かった。
    ページごとに文字や背景の色の変化があって、飽きずにするすると読め...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    この作品は文字だけの方がいいな。
    なぜなら、描写がものすごく細かく、描写だけで頭の中に細部まで映像化ができてしまうので、それと合わないイラストによって逆に再現された映像が壊れてしまう。
    猫が迫り来るシーンはまるでサメがあの有名な音楽と共に迫り来るジョーズのような緊張感があるのだが、イラストとはずれる...続きを読む
  • 乙女の本棚4 檸檬
    病気になると趣が変わることはとても共感できました。
    ほんの些細な小さなモノに感動や美しさを感じる事ができるようになること、つまりそれは、それだけ自分も儚く小さな存在になってしまった事を自覚したときではないかと個人的に考察します。それまで好きなものは、自分に自信があるからこそ、まだまだ自分が健在だから...続きを読む
  • 乙女の本棚9 外科室
    うーん、外科室での顛末はなんか察することができたんだが、後半がマジで全く筋が読めず、解説ググって理解した感じ。 私には難易度が高かった。

    2024.1.2
    3