ホノジロトヲジのレビュー一覧
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泉鏡花文学忌、鏡花忌
また読んでしまった外科室
青空文庫で読んだ2年ほど前のレビューを転記
上 で、手術室の場景が描かれる。美しいであろう伯爵夫人が、手術にあたり、麻酔を頑なに拒む。遂に、麻酔をせず、執刀が始まる。彼女は、昏睡の中での、うわ言を恐れていたのだ。
医師のメスを、自らの胸に突き、最期に秘密を囁く。医師も彼女を追う様に死す。
下 で、夫人と医師が若かりし頃、すれ違い、互いに、その一瞬で惹かれあっていた過去が描かれる。
9年前のただ一度のすれ違い
米澤氏の『儚い羊たちの祝宴』の「身内に不幸がありまして」の作中に出てきて、寄り道読書。
今回は、“うわ言”がポイントでしょうか。
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Posted by ブクログ
瀟洒な洋館に住む作家の佳子のもとに、一通の手紙が届いた。
「奥様」という呼びかけの言葉で始まるその手紙には、とある椅子職人からの長い長い秘密が綴られていた。
〈いわば、その椅子が、人間一人の部屋になったわけでございます。〉
椅子の中に隠れて革一枚越しの自分に腰掛ける女体を堪能する、っていうめちゃくちゃ不気味なあらすじは知っていたんだけど、オチまでは知らなかったから、気づいたとき変な声出そうになった。
椅子の中の恋、怖すぎるって!!
これが佳子の読者による創作なんだとしたら天才だけど、どちらがほんとうなのかは分からないまま終わる。感銘というか恐怖を与えてるって。江戸川乱歩すごい。 -
Posted by ブクログ
とある島に流れ着いたた三本のビール瓶には、それぞれに手紙が入れられていた。
その手紙には、離れ島に漂流してしまった兄妹による、助けを待ちながら暮らす島での何年間にもわたる生活の様子と、懊悩が書かれていた——
〈ああ。何という恐ろしい責め苦でしょう。この美しい、楽しい島はもうスッカリ地獄です。〉
鼻血がでそうなほど耽美な話だった。十一歳の私と、七歳になったばかりの妹のアヤ子。
二人きりで漂流した先は、それでも食糧が豊かにあり、清らかな風と美しい花に彩られ、小鳥のさえずりを聴きながらのんびりと過ごせる島だった。
まるで楽園にいるかのような暮らしをしていたはずだったが、アヤ子が成長していくにした -
Posted by ブクログ
最近ブク友さんたちの間で話題になっている『乙女の本棚シリーズ』
色々気になる本がある中で私が選んだ一冊は『瓶詰地獄』
この漢字四文字の並びからして、もう期待しかありません。
浜辺に流れ着いた瓶詰。その中には無人島に取り残された兄妹からの手紙が。
このあらすじを読んで、私の脳内はすっかり『人魚とビスケット』になっていました。これ、絶対好きなヤツじゃーん、と。
しかし、ページを捲るとすぐに地獄の意味が分かります。分かった上でページを捲り続けなければいけません。
昭和三年に発表されたこの作品。文体や言葉使いなどが丁寧で上品な分、地獄の感じが増しますね。
そして、なんといってもこのイラストが苦しさをよ -
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「乙女の本棚」シリーズ♪♪
名だたる文豪達の名作と人気イラストレーターのコラボ!
こんなシリーズがあるなんてブク友さん達の投稿で初めて知りました♪
絵本のように読みやすく、それでいてとても幻想的な装画とストーリーが素敵すぎた〜〜♡♡
初めての「乙女の本棚」シリーズは、江戸川乱歩さんの「人間椅子」。
江戸川乱歩さん初読みです!
イラストはホノジロトヲジさん。
こちらはチーニャさんのレビューを見て読みました\♡︎/
ホラーのイメージをもってた作家さんだけど、思ってたのとはまた違う怖さだった。
一通の手紙から展開していくストーリー。
不気味だけど、なぜか美しく引き込まれるストーリー。
美しく感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんとホノジロトヲジさんのコラボ作品「人間椅子」です。ホノジロトヲジさんのイラストも、作品の世界観にピッタリです。
ストーリーは、作家である佳子に届いた一通の手紙からはじまる。その手紙は「奥様…」からはじまる厚みのある原稿用紙に書かれていた…。送り主は、ある椅子職人…椅子を作る才能には秀でていたが、容姿には恵まれずまた貧しい生活を強いられている男で、自身の身の上について書き綴られているようで…興味を覚えた佳子はその手紙を読み続ける…。男はふとしたきっかけから、椅子の中に自分が入ることができそのまま2~3日は椅子の中で過ごすことができる…そんな椅子があった