ホノジロトヲジのレビュー一覧

  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    「乙女の本棚」というシリーズで、文豪の名作に人気イラストレーターがイラストをつけた、大人向けの絵本シリーズらしいです。

    恥ずかしながら、夢野久作はドグラマグラしか知らず、この「瓶詰地獄」を読んだことがなかったので、「えっこれだけ?抜粋版なのかな?」と思ってしまいました…
    (後で元のを読みましたが、元々短いお話でした)


    絵が綺麗です。
    このホノジロ・トウジさんというイラストレーターの方は「刀剣乱舞」のイラストレーターもしてらっしゃるとのこと。


    ちょっと夢野久作の作品に充てるには美化しすぎな気もしましたが、それはそれでいいんじゃないかと。
    ただ話の内容と絵が合ってない細かい部分があったの

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    2024年11月03日
  • 縊死体 乙女の本棚作品集

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    乙女の本棚シリーズでおなじみ、ホノジロトヲジさんのイラスト作品集。
    あらためて読み返してみても夢野久作や泉鏡花との相性がよすぎて、どれも妖艶&崇高な雰囲気が醸し出されている!
    お目当てだったイラスト描き下ろし短編『縊死体』は、ストーリーにあわせて夕刊を模した仕様になっており、ポップと不気味なテイストの融合がたまらない。乙女の本棚シリーズでの新作も楽しみ。

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    2024年10月28日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    でも、貴下は、貴下は、私を知りますまい!
    外科室での手術で麻酔を拒否する夫人。その視線の先には、外科医・高峰がいた。

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    2024年09月19日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    この美しい、楽しい島はもうスッカリ地獄です。
    浜辺に流れ着いた3通の手紙。そこには、遭難した兄妹の無人島での生活が綴られていた。

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    2024年09月19日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    泉鏡花文学忌、鏡花忌

    また読んでしまった外科室
    青空文庫で読んだ2年ほど前のレビューを転記

    上 で、手術室の場景が描かれる。美しいであろう伯爵夫人が、手術にあたり、麻酔を頑なに拒む。遂に、麻酔をせず、執刀が始まる。彼女は、昏睡の中での、うわ言を恐れていたのだ。
    医師のメスを、自らの胸に突き、最期に秘密を囁く。医師も彼女を追う様に死す。

    下 で、夫人と医師が若かりし頃、すれ違い、互いに、その一瞬で惹かれあっていた過去が描かれる。

    9年前のただ一度のすれ違い

    米澤氏の『儚い羊たちの祝宴』の「身内に不幸がありまして」の作中に出てきて、寄り道読書。
    今回は、“うわ言”がポイントでしょうか。

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    2024年09月07日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    もっと絵があればいいのに。が最後まで読んだ感想。
    何故か冒頭からすごく早口で話している感覚で途中ついていくのに必死だったが文字を追う目がどんどん先をいき、途中文字から目を離さないとどんどんエスカレートしていく。文字をこんな早く、急かされるように読む感覚は初めてでびっくり。そして、誰が話しているのだろうと思っていたらあんなに忠誠心を示して自分がいかに想っているか語り尽くしていたのに最後に裏切り者だと知る。どんでん返し。

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    2024年08月15日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩文学忌、柘榴忌

    1925年大正14年の作品
    エログロナンセンス

    美しい人妻女性作家
    彼女の元に届くファンレター
    その中に椅子職人からの告白
    自ら椅子の中に潜んで座られる快楽
    読み終えて届く
    もう一通の手紙

    時々映像化される人気作品
    もしかして若い人はご存知ないかも知れないので
    乙女の本棚で書籍化してくれてありがとうという感じです
    私としては、最後のオチがない方が面白いかなと思ってます
    絵はホノジロトヲジさんでした
    希望としては もうちょっと艶っぽくてもと思いました

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    2024年07月28日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    最初は読んで理解しきれず、
    後半になるにつれ、だんだんと話の流れが理解できた。
    これが最初に繋がるわけね、と2回読むと面白かった。
    また、ボカロ曲のロウワーのモチーフと知ってさらに楽しめた。
    最後の晩餐の絵やキリストについても知っていたらもっと面白くなるのかな。
    そういう深い解釈なしにしての感想としては、
    歪んだ愛情は怖いね、、と思ったお話でした。




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    2024年07月15日
  • 乙女の本棚9 外科室

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    夫人登場の2ページを跨いだ1枚絵の姿は幼すぎるように感じたが、他は文章にはないイメージとして、仮面をつけた夫人を黒い医療者達が取り囲む絵や、赤血球柄の着物を着た赤い夫人が傷口から出てくる絵など、オリジナル解釈でありながらイメージが崩れることなく、好みのものだった。

    話自体もロマンスがあり、胸の下を切り開いて処置するのに麻酔無しで堪えるほどの想いがあるというのがグッとくる。

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    2024年07月10日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    うーん…イラストがあったけど、難しかった…夢野久作先生の話が難しいのかな。ソ連やロシア系の話が好きな人に合いそう。

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    2024年07月02日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    「裏切り者」のユダが、イエスと彼自身のこれまでの顛末をひたすら訴え続けるお話。ユダの愛情が憎しみに変わるまでの心情をただひたすらに吐露し続ける物語の勢いに圧倒された。口述筆記で書かれた物語だというからさらに驚き

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    2024年05月28日
  • 死後の恋(乙女の本棚)

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    夢野久作命日、死因は脳溢血。
    1928年 「新青年」

    ロシア貴族の血を持つ男。
    日本の軍人を捕まえて「死後の恋」を語る。
    独白体形式。

    ロシア革命直後、ウラジオストク。
    親から譲り受けた見事な宝石を隠し持つ、美しい少年兵との関わり。

    分隊は壊滅、絶命する仲間。
    少年兵と偽っていた少女は、生きたまま蹂躙され内臓に宝石を撃ち込まれていた。
    圧倒的、高圧的、夜の森。
    凄惨な死体の内側に輝く宝石。

    アナスタシア内親王殿下!


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    2024年03月11日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    夢野久作命日、遺作は「ドグラ・マグラ」
    1928年『猟奇』

    海洋研究所に漂着した手紙の入った3本のビール瓶
    それは、孤島に漂流した兄妹からの手紙
    一方通行の書簡体系式。
    時間を遡って手紙が読まれる。
    タイトル「瓶詰地獄」のセンスの良さ。
    悲劇的状況の中で二人という幸福。
    心身の成長と共に変化する関係。
    なぜ地獄なのか、美しい兄妹の孤島での生活を読んで欲しい。

    ホノジロトヲジさんの乙女系的キャラクターに救われるが、イメージ的には、もっと人間的かな。

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    2024年03月11日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    人間椅子は作者がイタズラ好きなんだな、と思わせる作品。
    でも、イタズラ好きだけでは収まらない気味悪さがあってそこが魅力的だった

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    2024年01月30日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    「旦那様…」との書き出しに、主人公は女性と思いきや、まさかの、かの有名なユダ!ユダがこんなにもイエスを慕い、愛し、敬い、トクベツの情と行動を捧げてきたのに、それに期待するほど応えてくれないのは、あまりにも悲しい。片思いの辛さというべきだろうか。
    この人だけには分かってもらえたと思うときがあっても、本当のところはそうでもなくて、ユダの寂しさ、辛さが伝わってきた。太宰治は、心の機微を描くのがとてもうまいと思う。この寂しさ、私も分かるところがあり、とても共感できた。

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    2024年01月31日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    書き出しの部分が ずっと耳に残っていて 気になっていた 知ってるようで 未読のままになっていた作品

    なるほど こういうお話だったのね...

    カリスマは 遠くから憧れているにはいいけれど
    側にいると 自分の心のバランスを保てなくなるものなのだろう

    ユダの心の揺れが 激しく痛々しい

    人の心の揺れは 時代も国も越えるんだなぁ

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    2023年12月02日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ホノジロトヲジさんのイラストの世界観で、また違う感じに読ませてくれました。このシリーズのおかげで中学生が近代(?)文学を読んでくれます。

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    2023年10月17日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    イラストはよく分からなかったが、途中からキリスト教っぽいと思ってやっぱりユタで嬉しかった。
    聖職者の隣にいるのも大変だと思った。
    太宰治らしい、暗いけど惹かれる話だった。

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    2023年10月09日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    瀟洒な洋館に住む作家の佳子のもとに、一通の手紙が届いた。
    「奥様」という呼びかけの言葉で始まるその手紙には、とある椅子職人からの長い長い秘密が綴られていた。

    〈いわば、その椅子が、人間一人の部屋になったわけでございます。〉

    椅子の中に隠れて革一枚越しの自分に腰掛ける女体を堪能する、っていうめちゃくちゃ不気味なあらすじは知っていたんだけど、オチまでは知らなかったから、気づいたとき変な声出そうになった。
    椅子の中の恋、怖すぎるって!!
    これが佳子の読者による創作なんだとしたら天才だけど、どちらがほんとうなのかは分からないまま終わる。感銘というか恐怖を与えてるって。江戸川乱歩すごい。

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    2023年10月04日
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄

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    とある島に流れ着いたた三本のビール瓶には、それぞれに手紙が入れられていた。
    その手紙には、離れ島に漂流してしまった兄妹による、助けを待ちながら暮らす島での何年間にもわたる生活の様子と、懊悩が書かれていた——

    〈ああ。何という恐ろしい責め苦でしょう。この美しい、楽しい島はもうスッカリ地獄です。〉

    鼻血がでそうなほど耽美な話だった。十一歳の私と、七歳になったばかりの妹のアヤ子。
    二人きりで漂流した先は、それでも食糧が豊かにあり、清らかな風と美しい花に彩られ、小鳥のさえずりを聴きながらのんびりと過ごせる島だった。
    まるで楽園にいるかのような暮らしをしていたはずだったが、アヤ子が成長していくにした

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    2023年09月13日