ホノジロトヲジのレビュー一覧

  • 乙女の本棚4 檸檬
    青空文庫で初めて読んだときから好きな作品です。乙女の本棚シリーズのこの本は美しい挿絵もあり、絵本のように楽しめました。
    檸檬の瑞々しさ、ひんやりとした温度、爽やかな香りなどが想像できます。
    スーパーで檸檬を見たら、本作品を思い出します。オチも衝撃的です。
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛
    葉桜が印象深かったのか、今年の桜は遅く開花し、1週間ぐらいで葉っぱがちらほら出てきて緑とピンクのコラボレーション。会社の桜は老木で貧相な満開だが、今年は緑が映えてキレイで葉桜と魔笛の表紙がインプットされ、来年も葉桜をみるとこの小説を思い出すのだろう。
  • 人間椅子(乙女の本棚)
    娘におすすめされて読みました。
    初めての江戸川乱歩さん作品。
    すごく面白くて引き込まれて一気読みでした。
    「乙女の本棚シリーズ」は素敵なイラストもあり、文字も大きくて若い人にも読みやすいと思います。
  • 乙女の本棚9 外科室
    絵だけの評価。内容は何となく理解するも意味が?ストーリーは分かるが理解できない??流れはわかるが文章がわからない?今なんで夫人の気持ちも外科医の執刀も分かるのに、理解できてないと思うのかわからない状態におちいっている。
    難しい文章に惑わされているのか、内容を理解したつもりでいて本当はもっと深い内容な...続きを読む
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    乙女の本棚3連発、3つ目。
    檸檬、蜜柑、と続きました。たまたまです。
    イラストレーターさんが檸檬と蜜柑、一緒なのは敢えてですよね、きっと。

    鮮明さは手前で読んだ檸檬のほうがビビッドなんですが、夕暮れどきの汽車、煤、蜜柑、の色の移り変わりと、主人公の世の中を胡乱でダウナーなところから、少女の勝手な行...続きを読む
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)
    矛盾や葛藤、自己保存などの人間臭さが文章に滲み出ていて圧倒されました。
    最後の一文で物語の全ての見方が一気に変わり、鳥肌がたちました。
  • 乙女の本棚2 猫町
    イラストが綺麗。このシリーズのイラストレーターさんたちは、本当に良いイラストばかり描いてくれるから好き。全巻集めたいけど、小説より高価だからなかなか他のに手を出せない。年々イラストレーターさんが増えるのは嬉しい。でも集めるのに月に一度程度で買わないとお金なくなる…。本を沢山持ってるから、本棚ともよく...続きを読む
  • 乙女の本棚9 外科室
    好きなイラストレーターさんだったので購入。泉鏡花先生の作品はあまり買わなかったけど、外科室は凄く好みな内容だったので迷わず買い物かごに入れました。全巻揃えたいけど、私の給料ではなかなか手を出せないから、紙の本で揃えられなかったら電子書籍で買おうとも思っています。乙女の本棚のファンとしては、紙の本で揃...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    小説で読むと難しいと頭が拒否して避けて通った作家を絵本で読むとすんなりと受け入れてくれる。きれいな絵なので暗い作品も緩和され気になっていたけど避けていた本がまだあるので楽しみ。
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    絵本の醍醐味を堪能した!舞台情景が鮮明に(リアル)に脳内に飛び込んできた。汽車の二等席は自分しかいない。動き出す直前、みすぼらしい13,14歳の娘が入ってきた。不快に思う主人公。気を紛らわすために新聞を読むが、退屈な人生を感じる。ウトウトしたが娘は自分の席の横に移動し、窓を開けようとする。そして石炭...続きを読む
  • 乙女の本棚 女生徒
    巻末エッセイを含め、白地の背景に焦茶色(?)の文字のページが、印刷が上手くいかなかったのか何なのか、字が少しずれてぼけて見えて、目がチカチカして気になった。せっかく可愛くて素敵で好きなのに、残念。

    それはさておき、引用したくなる、線を引いて覚えておきたくなる文章だらけだった。とっても鋭い。
    この『...続きを読む
  • 春の心臓(乙女の本棚)
    妖精や神話が好きだったので、より面白く読めた。物語に出てきた紅帽子の精霊が特に印象に残った。アイルランドの赤帽子と同じ存在なら、悪い妖精なので老人は騙されたのかもしれない。
    そもそも老人が求めたような永遠の命というものはなくて、生命や自然の美しさがあり、それらが最盛の状態である事を春の心臓と表現し、...続きを読む
  • 乙女の本棚4 檸檬
    綺麗なイラストが、梶井基次郎先生の文体、作品の世界観に合っていて、何度も何度も読み返していた。
    今回ので3、4回目くらいだろうか。
    何かにつまづいたりしたら、檸檬の奇っ怪な爆弾を弾けさせるのが丁度いい
  • 乙女の本棚2 猫町
    温泉に滞留していた私は、あるとき迷子になり、見知らぬ町に辿りつくが、そこは猫ばかりがいる町。

    物語の不思議な世界観に引き込まれました。しきみさんのイラストも物語に合っていてとても素敵です。
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    これはいいぞ!
    今のところシリーズベストかと

    はい、12おネエは芥川龍之介&げみさんの『蜜柑』です
    郷愁をそそる古いフイルム映画のようなげみさんの蜜柑の舞うイラストが良すぎです

    この一枚を見るためだけに手に取っても良いですね

    そして龍ちゃんの文章からは存分に日本語の美しさを感じることが出来まし...続きを読む
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)
    ユダがどういう心持ちでキリストを裏切ったかが、ユダの一人称で綴られている名作。

    GOの影響で、新国立劇場の演劇「骨と十字架」を観たりして、この手のものに興味が向いてる。
    太宰治、じつはあまり好きじゃないんだけど、これは非常によくできてる。むかーし若い時にも読んだけど、今の方が理解できる。年を重ねた...続きを読む
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    これは良い試みー!
    実際タイトルは知ってたけど読んだことなかった作品を読むきっかけになった

    イラストはまぁ好みがあるから…私はもちょっと暗くおどろおどろしい方が好みだけど(京極夏彦作品の人形のイメージ)
    でも楽しいのでこのシリーズ読も
  • 人間椅子(乙女の本棚)
    好きなイラストレーター×好きな文豪の本なので
    当たり前に大好き。
    ストーリーをイラストで表現してるのは
    見ていて飽きない。
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ
    夏読36冊目。
    赤とんぼとおじょうさんの、出会いと別れの切ないお話。
    赤とんぼが少女で表現されていて、いいな。
    乙女の本棚シリーズ、幻想的な絵柄と昔の文学がとてもよく合う。
  • 乙女の本棚9 外科室
    「でも、貴下は、貴下は、私を知りますまい!」
    「忘れません」

    主人公である「私」は友人の髙峰医師の手術の様子を見学することになる。そこで彼が目にしたものは……

    あなたはこの結末をどう捉える?

    小説としても画集としても楽しめる「乙女の本棚」シリーズ

    純愛ですね