ホノジロトヲジのレビュー一覧

  • 人間椅子(乙女の本棚)
    はじめての江戸川乱歩、1冊目に人間椅子を読んだ

    タイトル意識せず読んだこともあり、途中からずっとゾクゾク…最後の言葉はあったけれど、それならなぜ知ってたのか?と引っかかりそれもまた怖い
  • 乙女の本棚9 外科室
    江戸川乱歩とか谷崎潤一郎にくらべて文体が古くて読むのに少し苦戦したけど、短編なのですぐ読めた。

    なんというか言葉選びがすごく綺麗で繊細。また読んで自分の文章の参考にもしたい
  • 死後の恋(乙女の本棚)
    「乙女の本棚」第14弾。
    ロシア革命直後の浦塩の町で、日本兵に話しかけてきたのは、乞食のなりをした不思議な紳士。兵隊時代の友人と、彼が持っていたマノフ王家の宝石と、その彼が実は彼女だったこと。その後に待つ残酷な運命と、怪しく美しい情景の描写。その「死後の恋」についてのお話。
    怪しい老紳士の独白で進む...続きを読む
  • 乙女の本棚 女生徒
    イラストが華やかで、ロリィタワールドの様な雰囲気はなかなかいいなと思った。主人公を取り巻く環境、主人公の考えが想像つく。
  • 乙女の本棚2 猫町
    不思議なイラストと共に名作を読む、乙女の本棚シリーズは気になっていましたがやっと読めた!1回でなかなか理解できなかったが、とても面白かった。
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ
     大正2年、愛知県生まれ、結核により29歳で没、新美南吉・作&ねこ助・絵「赤とんぼ」、2019.2発行。<初出、1928年> 夏の間、別荘に来た娘と赤とんぼの楽しいひととき、別れた後のさびしさと思い出を描いたものです。
  • 人間椅子(乙女の本棚)
    江戸川乱歩って本当、これからの時代はウケない作家だろうなあ。(ダーティで)
    でも人間に対する彼のバイアスはやっぱり独特で面白い。彼でなきゃこんなに気持ち悪いキャラクタは書けまい(褒め言葉)。

    ところで人間の体臭が分かるのに、ゴム袋なんかじゃ誤魔化せないとか、血栓出来るんじゃない? とかナンセンスで...続きを読む
  • 乙女の本棚9 外科室
    星4.5
    文章はとても綺麗だと思うが
    慣れるのに少し手こずった

    それでも伯爵夫人の壮絶な決意と秘めた思いは痛いほど伝わった
    一瞬の2人だけの世界も

    「絵本」を上手く使った色やページの使い方、そして絵もとても素晴らしい
    読む時はこの本で読んで欲しいです
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    司書なのに漱石くらい読んでよ!と子にいわれ…与えられた。
    そうね、坊ちゃんや吾輩は…から入っちゃダメだったんだね。
    内容とビジュアルが良く合ってて、若い人の良い仕事に会えて嬉しい。
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ
    可愛らしい物語でした
    物語的にはすごく単調な感じ。
    だけど、それが読みやすい。
    ねこ助さんのイラストも美しい。
  • 乙女の本棚2 猫町
    萩原朔太郎さんもっと読みたいなあ。しきみさん絵はとてもすきだけど、文章にアニメ塗りはあまりしっくりこなかった。
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    悲しいですね。
    苦しみと悲しみが伝わってきました。
    最後は苦しみの島になってしまうなんて。このお二人が救われますように。
    物語には惹かれました。当時、この物語が出回った時代に私がいれば間違いなく夢野久作氏の作品の虜になっていたでしょう。
    イラストがとても美麗でした。
  • 乙女の本棚9 外科室
    「でも、貴下は、貴下は、私を知りますまい!」すごく印象深い台詞です。
    いくらか話は省略されてるかと思います。(違ってたら申し訳ありません)
    理解がなかなかできない場面もありましたが、普通にこの本を読んでみたいでと思いました(^-^)
    当時の様子が知れるのでこういった物語は本当に面白い。イラストも美麗...続きを読む
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    すっかりこのシリーズのファンになりました(*^^*)
    絵本あるいはイラスト集感覚で読める文学シリーズ。
    夢十夜はところどころ深く読まないと理解できないところもありましたが(私の理解力が足りず…)イラストとともに楽しく読めました。
    第七夜は特に好きです。自分で選択した死を死しか選べなくなった瞬間に生き...続きを読む
  • 乙女の本棚 女生徒
    若い頃の1日っていろんなことを考えたし、目まぐるしく考え方や物事の捉え方が一寸の出来事で入れ替わること、それをうまくまとめられないこと、深い理由があるようなないようなモヤモヤした感じを思い出した。こんな濃厚な1日を日々送りたい。
  • 乙女の本棚 女生徒
    読み始めた時はつい太宰の顔がちらついて、その文章とのギャップに身悶えなかなか入っていくのが大変だったりしたが、さすがにうまい。この潔癖でつらつらと頭でっかちな感じ、残酷だったり感じやすかったり両極端な感じ、外国に憧れる感じとか、こういう状態だった時の自分を思い出させられて素直に関心した。今井キラさん...続きを読む
  • 乙女の本棚 女生徒
    水かさが増し勢いよく流れる川のような主人公の心の声。
    勢いに追われ、猛スピードで読み終えびっくり。
  • 乙女の本棚4 檸檬
    大昔ふつうの文庫で読んだ記憶が
    モノクロのイメージが残っていたけどレモンだからねこういうカラフルなイラストと対でいいのかもね
  • 乙女の本棚 女生徒
    女の子はお砂糖とスパイスと,素敵な何かでできている(マザーグース)。

    しかしその成分は,子どもから大人になるにつれて,変容していくものだろう。

    しだいに素敵な何かはこぼれていって,醜い何かとなって堆積していることに気づく。

    太宰治の『女生徒』。
    以前から読みたいと思っていたのと,表紙のイラスト...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    オッサンだけど読んでみた乙女の本棚シリーズの一冊。ちょっと古い映画ですが「青い珊瑚礁」の兄妹版か。絵がキレイだ。