ホノジロトヲジのレビュー一覧
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外科室での手術で麻酔を拒否する貴船伯爵夫人。
彼女の視線の先には、外科医・高峰がいた。
夫人と高峰の心の機微が私の読解力ではうまく汲み取れなかった。
泉鏡花は難解だった。Posted by ブクログ -
10の夢によって構成される夏目漱石による幻想的な奇譚。
第三夜の盲目の不気味な我が子を背負って歩く話が好き。
子から明かされる自身の過去によって感じる罪悪感と子の重さが比例しているように感じた。Posted by ブクログ -
作家である佳子に届いた1通の手紙。
原稿用紙に綴られた文章には、ある椅子職人の生活が描かれていた。
何この落ち……と脱力してしまった。
初めて江戸川乱歩作品を読んだが、妖しさ満点の緊張感のある展開は好みだった。Posted by ブクログ -
芥川龍之介が、翻訳をしていた事を初めて知った。読み始めると、うー漢字が読めない。だんだん疲れて挫折。Posted by ブクログ
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残された少年は老人ともっと一緒にいたかったのだろうな。
死んだあとのこととか、そんなのものはどうでもいいから、もっと一緒にいて、老人との時間を過ごしたかった。
伝わらなかった少年の思い。なんとなく切ないなPosted by ブクログ -
幻想的・不思議・不穏・悲しいなど様々な十夜の夢
それからどうなったのか気になる夢がいくつか
私の好みは第一夜と第三夜
この本のしきみさんの絵はわりと可愛らしいのでまとめられている印象でしたPosted by ブクログ -
夏目漱石夢十夜を受け継いだと言われる内田ひゃっけんの東京日記が好きで、遡ってきました。
何度でも咀嚼したくなるような文章です。庄太郎さーーーーーーーん!!!!!!!Posted by ブクログ -
ロマノフ王朝の呪い?
そんな前置きをされたら、嘘臭くて、絶対に聞かないで席を立ちたい。
たった一夜の間に白髪混じりの老人になってしまった24歳のロシア人の老人。
「ハラショ」
ひと通り聞いてみると、気狂いじみていたけれど、私は、本当の、真実の話かもしれない、と、
思ってしまった。
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夏目漱石は、読みやすい。
夢十夜は有名な話で、ずっと前に読んだその印象とは全く違う本になっていて驚く。
夢十夜は、第一夜は美しいのだが、それ以外は恐ろしい印象だったが、
素敵なイラストが付き、美しい話に生まれ変わった感じ。
Posted by ブクログ