ポール・オースターのレビュー一覧

  • 冬の日誌/内面からの報告書(新潮文庫)

    KOU

    購入済み

    ポール・オースター

    2024年4月に逝去されたポール・オースター氏の自伝的な作品。
    ハッとさせられる表現がオースター氏らしいが、やはり他人の日記なので退屈。
    オースターファンなら出版されている作品のアクセントとして知っておいて損はないと思うが、、、
    やっと冬の日誌を終えて、内面の報告書にたどり着いたが、さらに難解というか、意味不明な部分が多くてつらい。

    #タメになる

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    2024年08月25日
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

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    どこか生きづらさをを抱えた人達が次々と出てくる話。
    彼らを描く筆致がどこか優しく、途中若干退屈さも感じましたが、終盤にかけてのまとめ方は流石としか言いようがありません。
    読後に感じる温かさが心地よかったです。

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    2024年07月13日
  • ガラスの街(新潮文庫)

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     出だしの一節は印象的だ。物語が進んでいくと、私立探偵、殺人、監禁生活等ミステリー要素の言葉が出てくる。癖のある人物が登場することもあり、何かしらの事件が軸になるものと思いきや、安部公房さん的な不思議な物語に転換していく。

     都市生活における存在とは何だろう。空想と現実の境界が溶けきるころに物語が終わる。

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    2024年07月04日
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

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    癌を患い離婚しブルックリンで余生を過ごす50代後半のネイサン・グラス、ネイサンの亡妹ジューン、その息子で将来を嘱望されながら大学で挫折しタクシー運転手になったトム・ウッドと妹のオーロラ。オーロラの夫で新興宗教に洗脳されたディヴィッド、二人の娘でネイサンの家を訪れながら頑なに口を閉ざす9才のルーシー。ネイサンの前妻イーディスと娘のレイチェル。トムが働く古書店の店主でセクシュアル・マイノリティーのハリー・ブライトマンとジャマイカ人でドラァグクイーンの店員ルーファス。トムが慕うアクセサリー工房の美しく完璧な母親 (BPM)ナンシー・マズッケリ。多彩なキャラクターたちの夢、挫折、ロマンス、LGBT、出

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    2024年05月05日
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

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    次々と展開するお話に引き込まれました。
    そして最後のページの衝撃。
    翻訳のものはしっくりこないものが多くてちょっと苦手だったりしたのですが、楽しく読めました。

    人生はいつまでもいろいろあるよね。

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    2024年02月29日
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

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    愚行 というが、思うようにいかない、ままならない
    どこかゆったりのんびりとした穏やかな空気をまといながら
    不意に降りかかる不幸や思いがけない幸運や転機の訪れ
    上手くいくこともいかないことも、そりゃあるさと
    それは、ありふれた、どこにでもある、誰にでも起こる普通の
    しかしその人にとっては唯一の特別な人生の人々の物語

    もしかすると最後の最後に触れられるあの事件は
    それ以前・それ以後と、その空気を一変させてしまう転換点なのだろうか

    詐欺・犯罪ですら受け入れ取り込もうとする楽観的楽天的で
    多少冷笑的でもあり諦念も備えた寛容さをもちあわせた物語が
    オーロラの配偶者に対する場面で厳しさをあらわしていた

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    2023年05月17日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    いったい彼らが誰なのか?そもそもこの物語は何を描こうとしているのかすら分からないまま読み進める。

    ブルー、ブラック、ホワイト。

    登場人物たちのイメージはなんとも劇画チックで、アメコミのキャラクターを想像しながら読んでいました。
    とても難解なことを平易な言葉で端正に語っている印象があり、どこか孤独な閉塞感が終始支配している。

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    2022年11月23日
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

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    たぶん、甥っ子トムが
    古本屋で働いている設定だったから
    読もうと思ったのでしょうが
    そこはあんまり関係なかったわ。

    とにかく現代アメリカ社会って
    こんな家族関係が別に珍しくないのかしら?
    というくらい離婚、非婚、DVにネグレクトと
    問題がてんこもりです。
    そこから再構築していく物語なので…。

    半分くらいまでエンジンかからなくて
    どうしようかと思ったけれど
    主人公の姪の娘にあたる女の子が登場してから
    私の中で加速度的におもしろくなり
    ハッピーエンドの方向に向かってくれたので
    なによりでした。

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    2022年10月03日
  • インヴィジブル

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    invisible。目にみえない。姿がみえない。などを表すタイトルの通り語り手や場所を変えながら、とある人物の真実に迫る。

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    2022年05月25日
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

    購入済み

    おーん

    この手の作品が好きで何度か読むがいかんさん訳がわかりづらい。そのへんスルーできたらなぁ。原著で読めってことなのか

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    2021年06月06日
  • インヴィジブル

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    "同情なんて最低の、役立たずの感情だよ。"(p.111)


    "人が望むことと得られることはめったに同じにならないのよね。"(p.243)

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    2021年01月26日
  • インヴィジブル

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    1967年のニューヨークやパリを舞台に、一人の大学生が自分を巻き込んだ人物と対決する。
    40年の時を経て、当時の人たちがいろいろと証言していく。

    インヴィジブル具合が、ちょっと中途半端かなと思った。

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    2019年02月11日
  • インヴィジブル

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    オースターの初期作品において、「不可視(invisible)」であるということはイコール「非在」であるということだった、と思う。『見えない男の肖像』では、「不可視」な父親の「非在」が語られ、NY三部作では他者から「不可視」になることで主人公が非在者となって姿を消していく。しかし、そのものズバリ“インヴィジブル”というタイトルが付けられた本書では、不可視であることは必ずしも非在を意味しない。不可視であることが在/非在の境界を曖昧にしていったその先に、真実と創作、事実と願望の見極めがつかない物語だけがただ、在る。
    第一章では、語り手のアダムが経験した1967年春の出来事が描かれるが、この章の物語世

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    2019年01月22日
  • インヴィジブル

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    大学生アダムとコロンビアの客員教授ボルンの邂逅から始まる数奇な物語は、様々な語りを通して、はっきりとした真実がわからないままに語られていく。

    まさに〝Invisible〟.
    現実もこうなのかもしれない。

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    2018年10月24日
  • インヴィジブル

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    詩人を目指す大学二年生の「私」はパーティの席上でフランス人男女と知り合う。次に会ったとき、そのボルンというコロンビア大学の客員教授は「私」に雑誌編集の話を持ちかける。新雑誌の内容から運営まですべてを任し、資金は援助するという嘘みたいな話である。連れのマルゴが「私」のことを気に入ったのが支援を申し出た理由だ。最近、財産を手にしたので、女を喜ばせてやりたいという。

    信じられない話だが、ボルンは大金の小切手を用意していた。事件は前祝いの夜に起きる。夜道で黒人の少年が二人を銃で脅したのだ。おびえる「私」をしり目に、ボルンはしのばせていたナイフで少年を刺す。銃には弾が入っておらず、救急車を呼ぼうという

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    2018年10月24日