ポール・オースターのレビュー一覧

  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    霧がかったような世界観の中、主人公という人間がどんどんなくなっていく。
    どうなるのか、この先になにがあるのか、という不安が最後まで続くのが良い。

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    2026年03月06日
  • バウムガートナー

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    ネタバレ

    70歳を過ぎた男が、亡き妻を想う。妻の過去や友人への恋愛感情など、静かな雰囲気の物語だけど、バウムガートナーの心の中は結構激しい。ゆっくりと物語が進むけどあまり退屈を感じない不思議な雰囲気。

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    2026年03月03日
  • サンセット・パーク(新潮文庫)

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    かつてサンセット・パーク近くのゲストハウスに2週間ほど滞在したことがあり、当時の光景を懐かしみたくて手に取りました。
    ​しかし、そこに描かれていたのは美しい追憶ではなく、ブルックリンの若者たちが抱える複雑な心情や、逃れられない過去のトラウマ。彼らを包む閉塞感や、行き場のないやるせない感情は、不法占拠されたアパートの空気感、そして決して裕福とは言えないサンセット・パーク周辺の乾いた街並みと見事に共鳴しています。
    ​マイルズの浮世離れした美男子ぶり(女優の息子という設定も効いています)など、細かな描写も印象的です。ニューヨークの情景を五感で思い出しながら読む体験としては非常に贅沢でしたが、物語その

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    2026年02月08日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    不思議だな。
    ガラスの街も読んだけど、対象者と接触しがち(笑)そして妄想がちょっと面白い。
    結局何だったんだろう。人が自分の人生をどうしようが、本人の勝手じゃないか。っていう文章、本当にそうだよな、でも割と1番難しい問題でもあるよな。ブラックは自分をブルーに見張らせて何がしたかったのか。多分そういうのを説明している部分はあるんだろうけど、わからない。文学ってこういうものなのかな。私も誰かを見張る仕事したい。

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    2026年02月07日
  • ガラスの街(新潮文庫)

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    ネタバレ

    そもそも、最後の視点は誰?
    途中も急に視点が変わって、え?ってなった(笑)んで、駅でなんでピーターが2人いたんだろう、これはクインの書いた小説か?
    ちょっとわからないことが沢山あるけど、間違い電話から始まって、興味本位で探偵することにした設定は物凄くいいよね。
    ニューヨーク3部作、全部読んでみよう。

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    2026年01月31日
  • サンセット・パーク(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ピラールに惹かれるのはわかる気がする。マセガキが一番魅力的だと思う。やはりオースターらしい孤独を感じるが、ストーリーに凡庸さを少し感じてしまった。ムーンパレスや偶然の音楽のような、どこか劇的な要素に欠ける。特にラストはプツッと終わりすぎかなと思う。オースターってそういうものだろうけど、何かしらの変化というのはもっとあるべきだと思う。ポールとリンダが出てきた。オースターも好きなのか。

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    2026年01月17日
  • ムーン・パレス(新潮文庫)

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    題名が好きで読み始めた。
    すごく惹き込まれるというより主人公の物語を聞き流している感じ。
    ときどき刺さるフレーズが出てくる。

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    2026年01月07日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    「鍵のかかった部屋」のような、脳みそを侵食されて溶かされるような感覚がなかった。最後まで煙に巻かれて不完全燃焼。

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    2026年01月02日
  • ムーン・パレス(新潮文庫)

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    何とも言えない余韻を残してくれる青春小説。

    人類が初めて月を歩いた夏。
    父を知らず、母とも死別したマーコは、
    唯一の血縁だった伯父のビクターを失う。
    彼はマーコと世界を結ぶ絆だった。
    マーコは絶望のあまり、人生を放棄し始める。
    やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。
    体力が回復すると、彼は奇妙な仕事を見つける。
    車椅子で生活する盲目の老人、トマス・エフィングの世話である。
    エフィングの依頼を遂行するうちに、
    偶然にも彼は自らの家系の謎にたどり着く。

    人生に偶然は付き物である。
    だが大抵は結びつきの欠如と、タイミングの悪さと、
    無知ゆえの盲動の結果に終わる。
    そんな人生におい

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    2025年12月22日
  • ムーン・パレス(新潮文庫)

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    重い本だった。
    ずっと波乱万丈な人生で、読むのが苦痛ではなかったけれど、逆にめちゃいいところもそんなに…
    ムーンパレス好きなやつに悪いやつはいないらしいけど、入れなかったかも。
    キティいいやつすぎるほんと

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    2025年09月30日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    主人公の内面的な葛藤や思考の変遷が描かれ続けますが、飽きさせないで読ませる文章はさすがポールオースター。短いのですぐ読めます。

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    2025年09月21日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ブルーはホワイトの依頼でブラックを見張っている。何も起こらない。いい加減何かがおかしいと気づき始めるブルー。もしかすると、と想像していた通りの結末になった途端、ブルーが消えた。ブルー自体が消えたのである。そして私も迷子になった。
    まるで合わせ鏡をしているような世界。その世界に迷い込んだら、他人を観察していたつもりが自分を観察していた。
    ブラックって本当にいたのかな?

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    2025年09月08日
  • ガラスの街(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ある小説家クインがポール・オースターという探偵に間違えられた電話が来て、演じ切ることを決意する。幼少期から言葉を与えずに監禁された子供と、そうすることで神の言語が現れるとした父親に関する事件だ。数年前に父親から殺害予告じみた手紙がきて、もうすぐ精神病院から父親が帰ってくるから監視及び警告してくれという依頼だ。クインはそれに則り数週間スティルマンをつけることにする。最初にスティルマンをみつけ駅でつけていた時に、スディルマンは2人に分裂していた。クインは直感的に古びたように見える方のスディルマンを選ぶ。そこから奇妙な歩き方をし、ガラクタをひろうスディルマンを、赤いノートにしるしながらつける。ストー

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    2025年08月07日
  • ムーン・パレス(新潮文庫)

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    何かを失いながら何かを得る。
    何かを得たら失う。
    その繰り返しの物語でした。

    人生は幸不幸ではなくその輪廻の中にあるだけなのかも?

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    2025年07月15日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    ちょっと一回読んだだけでは咀嚼が難しい。
    途中までは理解してたはずが、どこからか置いてかれてしまったような感覚。

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    2025年06月25日
  • ムーン・パレス(新潮文庫)

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    ありえない偶然が起こるが、それを必然と思わせるだけの魅力がこの本にはある。アメリカ小説特有の登場人物の多さはない。その分、キャラクターの心の動きに焦点を合わせることができ、青春ストーリーを楽しむめる。しかし、まだまだ私には、この話を深く理解する力はないようだ。

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    2025年06月21日
  • 冬の日誌/内面からの報告書(新潮文庫)

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    自分の身体的な記憶と内面の記憶、二つの面から人生を振り返るという構成がユニークで面白かった。必ずしも時系列順ではなかったり、自分の住んだ土地を順番に片っ端から挙げていったりしていたのも、過去へのアプローチの仕方がとにかく新鮮だった。
    自分が何を思って、どんなことを大切にして生きていたのか、ものすごく事細かに綴られていて引き込まれる。
    こうして振り返れる材料がここまで残っているのは、さすが文章を書くことを生業にしている人だと半分の人生も送っていないのに偉そうに思ってしまった。

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    2025年06月15日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    ブルーがだんだんわけがわからなくなっていったように、自分も「何を読んでいるんだ…?」と上手く頭が働かなくなってしまうような読書体験だった。『ガラスの街』でもそうだったけど、ニューヨーク三部作ってこんな「なんだかわけわからねえ靄に包まれた気分だぜ」っていうのが続くんですかね?『鍵のかかった部屋』を読むのが楽しみではあります。最後のブルーが旅立つところが好き。どこか分からないけど、とりあえずそういうことにしておこうかっていう姿勢が。

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    2025年06月11日
  • 幽霊たち(新潮文庫)

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    鈴木保奈美さんが大好きなオースターを初めて読んでみた。これは探偵小説なのか、それとも心理小説、哲学?なかなか難しい本のように感じる。少し村上春樹の作風に似てるように感じるのは私だけかな。一度読んだだけでは、私には理解、謎はまだまだ解けない。探偵ブルーのその後が気になる。

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    2025年06月08日
  • ムーン・パレス(新潮文庫)

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    とても読みやすく、理解しやすかったです。内容も、特別感動する部分は私にはなかったですが、どうなるか分からない展開で、不思議とリアリティも感じられて良かったです。

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    2025年05月02日