斉藤章佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
依存症専門家の著者による一冊。本作は「男尊女卑」の観点から依存の背景を語る内容。
「男尊女卑依存症におけるシラフの状態とは、勝つこと、人より優位に立つことへのこだわりから解放され、自分の弱さを受け入れ認めること」
「男らしさはコスパもタイパも悪い」
<アンダーライン>
★★★★★
自分がずっと抱えてきた価値観と反対のものに出会ったとき、人は抵抗や反発を覚え、葛藤する
★★★
痴漢が常習化した人は、女性に人格があるとは思っておらず、「モノ化」することで自分より下の存在に位置付けている
★★★
依存症の援助者に向いているのは「援助しない人」
★★★DV加害者たちは、一見やさしげな風貌 -
Posted by ブクログ
依存症を認知心理学の観点から観察した本。
理解しがたい人物でも、認知の違い(そもそもの物事の見え方が違う)から説明されると理解しやすくなる。
他人からは異常行動に見えたとしても、本人の中では合理的なのだ。「認知」とは、「そのようにしか見えない」ということなのだから。たとえ歪んでいたとしても俯瞰する発想がない。というか、自身の内面世界に外側(現実世界)があることを知らないのだ。
また、万引きをするたびにドーパミンが出て快感を感じるらしい。繰り返すと「ドーパミンの耐性」が強くなるため、さらにそれを求めて繰り返す。
<アンダーライン>
★★★
なんであれ、やればやるほど人は麻痺していく
★★★ -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み性依存症の実態とか
この辺は以前も別途、読みました。
やはり精神的なトラウマとも関連性が深いようで、認知の歪みの原因、探っていくと家族等による虐待が原因だったりするようです。
津島氏のこの作品と併せて、できれば斉藤章佳氏の本なども読んだ方が良いです。
いわゆる性犯罪者にもこういう依存症の人間、少なからずいると思いますので。
治療もしないと再犯を繰り返すばかりでしょうから。
(著者も封印していた記憶が蘇り、風呂場で父親に口淫を強要されたりしていたことを思い出していて、やはり本心ではこういうのを否定したいでしょうし……) -
Posted by ブクログ
・読み終わって感じたこと
自分は痴漢に縁遠いと読む前に思っていたが、痴漢の背景となる男尊女卑の価値観が潜む社会,ストレスコーピングの選択肢の少なさ…要素としては自分も一歩間違えれば誰かを傷つけてしまうかもしれないと思いました。
誰かを傷つけないためにも、自分の振る舞いが誰かを傷つけるものではないか,この価値観は女性を低くみてないかといった自己点検と適切なストレス対処を行って行かねばと思いました。
・気になったところ
海外に痴漢の語がないことや、痴漢をするために日本へ来てる外人もいるなんて話は寝耳に水で、なおかつ恥ずかしい気分になりました。 -
無料版購入済み
治療法のイメージ化が難しい
私はこの病気のために治療を受けたことがあるわけではないので、精神の治療を受けているシーンをマンガで読んでもどんな感覚かイメージ出来ませんでした。
それにより内容もいまいち理解出来ませんでした。そういう治療方法があるという理解だけでとどめて、主人公がどうなっていくのかだけに着目して読むべきだったかもです。