子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か

子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か

ビジネス・実用
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子どもへの性加害は、心身に深い傷を残す卑劣な行為だ。なかでも問題なのが、顔見知りやSNS上にいる〝普通の大人″が子どもと信頼関係を築き、支配的な立場を利用して性的な接触をする性的グルーミング(性的懐柔)である。「かわいいね」「君は特別だ」などと言葉巧みに近づく性的グルーミングでは、子ども本人が性暴力だと思わず、周囲も気づきにくいため、被害はより深刻になる。加害者は何を考え、どんな手口で迫るのか。子どもの異変やSOSをいかに察知するか。性犯罪者治療の専門家が、子どもを守るために大人や社会がなすべきことを提言する。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎新書
  • タイトル
    :
    子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か
  • タイトルID
    :
    1471368
  • 電子版発売日
    :
    2023年11月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    旧ジャニーズ事務所における性加害問題で広く知られるようになった、子供への性加害。
    男の子でも被害者になるんだ、と驚いた人も多かっただろう。
    売名だとか、嘘つきだとかそういった反応も多かった。
    だが、実際は残念ながら珍しいことではない。
    限られた子供だけが被害に遭うわけではないのだ。
    親には言えなかったけれど、私も露出狂に遭ったり、電車内の痴漢、デパート内で陰部を押し付けられたりしたことがある。
    今はSNSを入り口にした性犯罪が増加している(26頁 警察庁統計より)。
    決して、関係ない世界の出来事ではないのだ。

    加害者の頭の中は、認知が歪み過ぎていて腹立たしい。
    「相手が嫌がっていないと思った」は圧倒的支配関係の中では加害者に都合のいい言葉でしかない。
    113頁にあるように、刑法改正は本当に画期的である。
    少しでも辛い思いをする子供が減らせるよう、実際に動いてくれた大人がいることがほんの少しでも助けになるのなら。

    本書の良い点は、被害者支援は言わずもがな、加害者の治療、また加害者の体験が収められていることである。
    正直なところ加害者憎し、に動きがちな私の心に一旦歯止めをかけ、矯正、再犯防止という犯罪抑止とは何かを思い出させてくれる。
    心情的なものと、現実とをみて、より良い社会を作るにはを考えることは困難が多い。
    けれども、それを実践し続ける著者含めた多くの人々に敬意を表するとともに、
    私のような市井の人々も皆で考え、実践することで、少しでも苦しむ人が減ることを希わずにはいられない。

    1
    2024年07月24日

    Posted by ブクログ

    できたら目を背けたい腹立たしい犯罪だけど、ニュースを見るたびに「なんでそうなるの?」と疑問が多く湧き上がるので、知識がほしくて手に取った。

    ・「性的グルーミング」という概念
    ・加害の動機は性欲ではない
    ・性加害は依存症の側面がある
    ・男児をターゲットにする理由
    ・被害者が加害者になる負の連鎖
    ・現在の日本での治療プログラムについて
    ・性犯罪者の個人情報を住民に公開することの功罪

    など、現状を知ることができ、疑問に思っていたこともだいたい整理できた。
    大切なのは厳罰化じゃなく、どう再犯を防止していくか。被害者を増やさないことが何よりも大切。

    最初は読むのが怖かったけど、知識として入れば距離を持って見れるし、子を持つ親としては性的同意についてしっかり教えていきたい。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

     子供に対する性犯罪についてのパターン、グルーミング、そして、どのようにすることが際犯防止になるのかということがしっかりと書かれていました。世間の厳罰かを求める声ももっともですが、それだけでは再犯防止をできないというエビデンス的な側面も無視するわけにはいかないのだろうなと。

    0
    2025年01月29日

    Posted by ブクログ

    ■子供と信頼関係を築き関係性を巧みに利用して性的な接触をする行為をグルーミング(性的懐柔)という。
    ・2023年7月に改正刑法が施行され「面会要求等罪」(グルーミング罪)が新設された。
    ・グルーミングの3つのパターン
    ①オンライン上でのグルーミング
    ②面識のある間柄でのグルーミング
    ③面識のない間柄でのグルーミング
    ■治療の三本柱
    ①認知行動療法
    ②薬物療法
    ③性加害行為に責任を取る
    ■再犯を踏みとどまらせる手がかりは3つある。
    ①社会の中に自分の居場所があること。「自分はここにいていいんだ、ありのままに生きていていいんだ」と思える場所があること。
    ②裏切ってはいけない大切な人がいること。人との繋がりがないと人は追い込まれたとき自暴自棄になってしまうが、大切な人がいることで歯止めとなる。
    ③希望があること。
     この3つは、小児性犯罪者に限ったことではなく、人が同じ過ちを繰り返さないために大切なこと。

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    この問題に関する様々な背景、実態について学ぶことができた。途中読むのが辛くなる場面もあったが、この問題に真正面から取り組む作者の強い意思も感じられ、社会問題化しているこの課題に対して、一緒に考えることができた。

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    グルーミングへの道すじや、加害者の能力の高さに驚いた。性的志向と性的嗜好の使い分けはあまり納得できなかった。

    0
    2023年12月15日

    Posted by ブクログ

    私には小学校六年生になる姪っ子がいます。なにやら推しができて、SNSをしているとのこと。私たちが小学校六年生の頃と言えば、山の中で猿のように遊んでいた頃です。
    ……そんな年代の子がSNS。
    怖くなって読んだ一冊です。あと、ジャニーズ事務所の事も気になって。
    姪っ子がしているSNSには大人は介入しているのでしょうか。●歳以上という規制は無いのでしょうか。と、心配になっています。SNSで高価なアイテムをくれるとか言われて(グルーミング)いて、そこから性加害に繋がっていないでしょうか。とても心配になりました。
    前に、姪っ子がそのSNSで神絵師に推しの絵を書いてもらうと言っていました。その神絵師は大人?それとも同年代?その絵の対価に何かを要求されたりしない?それが大人だとしたら、巧妙なグルーミングではないの?
    この本を読んでぞわぞわしたものです。

    最終章の加害者だった加藤さんと、斉藤先生の対談がとても興味深かったです。ここで私の大好きなドラマである「glee」のパック役であるマーク・サリングについて触れられていました。死因は知っていましたが、その前の逮捕に関するところを知らなかったので、「……。それでああいう亡くなり方をしたんだ…」とショックも受けました。
    あと、ジャニーさんの件についても触れられていて、ニュースを見た当時「もっと大きな声を上げていいんだぞ!被害者さんたち!!」と思っていたのですが、その時の記憶がないのかもしれない。あのことを性被害と認識していないのかもしれない。ということをこの本を読んで知ったので、ニュースを見た時に感じたものとは違う印象も受けました。

    確かに、被害者からしたら一生刑務所から出てきてほしくない。死んで償ってほしい。そう思うでしょう。ですが、それが現実的ではないことはわかります。ですが、プログラムをしっかり受けて、加害しない。と分かっていても身近にいたら……。私の場合、姪っ子の近くにいたら……。と思うと心穏やかではいられません。

    相手のいる犯罪において、スリップは許されません。新たな被害者を生むので。うまくプログラム等に繋がって、一日でも長く加害をせずに過ごしてほしい、できる事なら、今後一度たりとも加害をしないで生きて行って欲しいと思います。

    それにしても「小児科」の「小児」の言葉だけでスイッチはいると言うのは理解に苦しみました。

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    何被害者が被害者である自覚を持つことが出来ない子供であることに、加害者の弱さや歪みを強烈に感じた。「同意のもと」だの「好意を感じた」だのと言う割に関係性について隠そうとするその行動こそ後ろめたさがある。加害者にも壮絶な過去があるケースが多いとはいえそれを理由に許すわけにはいかないし子供への性加害を行っていいことにはならない。加害者が更生するためのサポートは必要であると感じるが、それは犯罪行為を犯す前の生活を取り戻すための活動では無いことを承知して欲しい。犯罪行為を犯してしまった加害者への許しは全く必要ないという結論に至らせてくれた一冊。
    私の考えは極端かもしれないけれど、私は加害者よりも子供を守りたい。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    次々と法令が改正され、新たな罪状が追加されていく性犯罪について、現状を徹底的に理解できる一冊です
    例えば、ひとりの子どもの性被害を一本の樹とすれば、それを取り巻く加害者や法令、その人たちを治療する立場の医療従事者が、密集した樹海を感じさせる情報の濃さです
    被害に遭う、というリアリティが、生々しい湿度と熱気を感じさせます、それは多数の加害者に治療の場で接した著者だから文章を通じて感じさせるものだと思いました むしろ著作の中では、具体的な被害については、ニュースの被害状況の報道のように、多くを語らない形で書いているのにです
    知識として、男性でも大学生ぐらいまでは、女性と同様に性被害に遭うということは、犯罪白書から知っていたのですが、男児たちが性被害に遭うのは、芸能界のごく一部の話ではなく、むしろ子どもへの性被害の一般的なケースだと伝えてくれている貴重な読書体験となりました
    今、読んでおかないとマジでヤバイですよ って感じさせられる本は久しぶりでした なんだかんだ専門外の読書って余暇の消費にしかならないじゃないですか それを令和になって、男児を取り巻く実情が、やっと法的に保護されたのだなぁということが分かります
    かえって、これまでの男児への性加害が、どれだけ見過ごされていたのかという驚愕がありました
    純粋な読書として、著者が誤解を招かない表現を心掛けた読み物としての魅了があります こういう、文章の細部から、誤解を生じさせない息遣いを感じた本は、人生で四度目ぐらいです それだけ性犯罪について語ることは、慎重な表現が求められるのだと思いました
    この先、社会的に男児への性加害や不同意性交が関わる価値観が揺れ続けるのは、目にみえています 読むのが早ければ早いほど、次世代の価値観へ脳みそをアップデートできるので、オススメです!

    0
    2026年01月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「包括的性教育」の勉強をしていて、性被害を防ぐには「性加害者」について学ばなければならないと思い、この本を手に取りました。

    以下、勉強になったことメモ。
    ーーーーーーーーーーーーー
    グルーミングとは、子どもと親しくなり、信頼関係を築き、その信頼を巧みに利用して性的な接触をすることです。オンライン、面識のない間柄、面識のある間柄の3パターンがありますが、オンライン、特にSNSでの接触が増えているようです。
    (この本を読むとわかりますが、出会い系だけではなく、ゲームで有料アイテムのプレゼントなどから親しくなることもあるようです。)
    2022年の内閣府の行なった16−22歳向けアンケート(6224人)のうち、26.1%に相当する人、つまり子どもの4人に1人が性被害にあっています。被害届を出したのはわずか14%。
    子どもの容姿と被害のあいやすさは関係ない。
    グルーミングの被害者である子どもは被害を認識できないし、加害者に洗脳されていることもよくある。
    被害者が年月を経て加害者になることもある。加害者が刑務所で自分のライフヒストリーを書き出すことで初めて子どもの頃に被害に遭っていたことに気づくこともある。

    加害ケースを読み、加害者の供述を聞くと、吐き気をもよおしました。加害者はいわゆる変態的な人ではなく、「大卒、サラリーマン、家族持ち」といった優しいその辺にいる人が加害者であることもよくあるようです。

    グルーミングの5つのプロセス
    ①被害者の選択→自尊心が低い、孤立、貧困、物理的に父親がいない子ども(母子家庭)が典型のようです
    ②子どもにアクセスし、分離を進める→家族や友人から引き離し、「みんな君のことをわかってくれていないね」などと声掛け
    ③信頼を発展させていく
    ④性的コンテンツや身体的接触に鈍麻させる
    ⑤虐待後の維持行動→口止め、小遣いなど

    「根底にあるのは男尊女卑の価値観ではないか」
    小児性犯罪者が語る「かわいい」が質的には違う。
    日本ではかわいい存在は、小さくて弱くて守るべき存在。日本では「男性は女性よりも優れていなければならない」という価値観が根強くあり、女性は「控えめで思慮深い」「やさしい」「思いやりがある」「気遣いができる」などを求められる。「女性が未熟であること」を評価する大人と、「絶対に脅かさない存在」である子どもの無知や弱さを巧みに利用する小児性犯罪者は男尊女卑という価値観において地続きの存在ではないか。(p.97)

    0
    2025年07月03日

子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎新書
  • タイトル
    :
    子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か
  • タイトルID
    :
    1471368
  • 電子版発売日
    :
    2023年11月29日
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    :
    EPUB
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    6MB

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