斉藤章佳のレビュー一覧

  • 「小児性愛」という病――それは、愛ではない

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    小児性愛者、ペドフィリア、ロリコン。
    彼らの認知は歪んでいる。フリーズした状態を受け入れた、同意があったと思い込み、子供から求めてきたと信じ込む。
    挙げ句の果てに、LGBTと同じ文脈で語られるべき、とまで。
    本書には、実際の加害者の言葉も綴られている。
    もし、自分が被害者なら、知人の子が被害に遭ったら、ありとあらゆる暴言を浴びせ、GPSで管理し、人権を剥奪しろと言われたら同意してしまうかもしれない。
    でも、心を落ち着かせて読んでみよう。
    彼らの論理は何か。
    なぜ独特の思い込みに至るのか。
    何が問題か、再犯防止のために何が必要か。
    そういった論点を非常に丁寧に、かつわかりやすく書いている。
    扱う

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    2020年03月02日
  • 万引き依存症

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    クレプトマニア、いわゆる「万引き依存症」についての一般向け書物であるが、一般向けである分だけ読みやすい。摂食障害と万引きの関係はよく知られているが、著者の調査のように中高年の女性が多く、背景に家族関係の問題を抱えているというのも臨床現場との感覚と合っている。基本的には依存症の治療と同じ対応をしていくが、この病気には、この病気の認知の歪みと行動パターンがあるので、そこを十分に理解して治療をすることがミソだと思う。最後に万引きGメンとの対談は、興味深く読ませてもらった。

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    2020年01月27日
  • 万引き依存症

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    ネタバレ

    ・処罰ではなく、プログラムを受けさせることで依存状態を改善し、再犯を防ぐことを目的としたプログラム。
    治療的司法。
    アメリカの、ドラッグコート
    ・ストレスコーピングとして機能してしまっている。

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    2019年07月30日
  • 男が痴漢になる理由

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    >以上のデ ータをまとめると 、痴漢のリアルな実態は 、 「四大卒で会社勤めをする 、働きざかりの既婚者男性 」ということになります 。つまり 、どこにでもいる 、普通すぎるほど普通の男性です 。それは裏を返せば 、普通の男性もきっかけがあれば痴漢行為に手を染めかねないということでもあります 。

    →これ、完全に自分じゃん。全くもって油断出来ないし、いつそうなってもおかしくない要素もある。今のところ大丈夫だけども。

    >強姦や強制わいせつの容疑で逮捕された 5 5 3人のうち 3 3 ・ 5 %が 「 A Vを観て自分も同じことをしてみたかった 」と回答しています 。 2 0歳未満の少年にかぎ

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    2019年06月14日
  • 万引き依存症

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    自分は依存症にはなりたくないなあ、とぼんやり思って読み始めた。しかし、捕まって呼ばれた家族に恥をかかせるために、あえて万引きを繰り返すというのがあるというのを知って、ちょっと驚愕だった。これはむしろ、自分が万引き犯になる可能性よりも、家族が万引き犯になる可能性の方が高いのではないかとおもった。少なくとも、やたら節約を声高に言うのだけはやめようと思う。

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    2019年06月12日
  • 男が痴漢になる理由

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    痴漢依存症を治療するクリニックの担当者(精神保健福祉士)による痴漢の特性、治療方法、トリガーの特性などの紹介。

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    2019年05月21日
  • 男が痴漢になる理由

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    【認知の歪みだらけ】

    仕事でストレス溜まってるから
    触られたい女性がいる
    捕まるかもしれないスリル

    そんな「認知の歪み」が起こす『痴漢』
    相手が弱い存在だから、目に見える金、物、命を奪うわけではないからと自分勝手な考えで、女性の「心を壊す」のが『痴漢』

    『パワハラ』も同じ、
    自分より弱い立場の人を、自分勝手な考えで攻撃し「心を壊す」

    自分は役職が上だから
    自分の方が長く生きてるから
    そんな「認知の歪み」で人の心を壊す」ことは痴漢もパワハラも一緒。

    「認知の歪み」で「心を壊された人」だらけの世の中

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    2019年03月02日
  • 男が痴漢になる理由

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    日本でもっともありふれた性暴力の形態である「痴漢」。おそらくだからこそ、世の中には、その問題性を頑なに認めようとしない物言いがあふれている。痴漢よりも「痴漢冤罪」こそが大きな問題であるとか、女の側にも問題があるといった言説は典型的だ。多数の痴漢加害者と接してきた依存症クリニックの精神保健福祉士による本書は、痴漢にまとわりつく神話の雲を吹き飛ばす知見に満ちている。
    痴漢に限らず、性犯罪は、「男性がもつ自然な性欲」を妻か風俗で発散できない男が抑えきれずに起こしてしまうものとされてきた。そういうジェンダー非対称的な解釈枠組みを刑法システムが創り上げ強固に維持してきているわけだが、著者によれば、痴漢は

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    2018年08月08日
  • 男が痴漢になる理由

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    ネタバレ

     徹底して被害者の側に立った上で、痴漢行為を依存症として治療の必要と治療法を解説する。痴漢をしてみたくなる気持ちが理解できなくはないため読んでいて苦しくなる。満員電車に乗る環境になくて本当によかった。前から『それでも僕はやってない』の、普段はやっているけど、その時だけは本当にやっていなかった痴漢冤罪事件の話を作ってみたいと思っていたのだけど半端じゃなく大変そうだ。

     著者がその立場になく、分析したり解説したりするのが仕事とは言え、ここまで書くならあなたはどうなのだ?というのが気になった。痴漢は性欲とも実は密接ではないという論もあるのだが、それでもなお性欲を持っていること自体に後ろめたさを感じ

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    2018年05月23日
  • 男が痴漢になる理由

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    痴漢を依存症と捉え、適切な治療の必要性を説く。

    「性欲」は一因であり得るにすぎず、むしろ、支配欲や認知の歪み、ストレス対処法の不足が根本的原因としてある。


    痴漢を正しく理解できる良書。

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    2017年11月24日
  • 男尊女卑依存症社会

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    こういう本を読むたび、なら歪んでいない認知ってなんなの?、と思っても仕方ないことを思ってしまいます。自分の認知を歪んでいることを自覚できる人間はいないわけで、そんなんなが「あなたの認知は歪んでいる」とか仰るわけで。

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    2026年02月19日
  • 夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と「加害者家族」

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    ネタバレ

    初めて新書を読んだ。

    加害者は本人。
    加害者家族は別の人間で別の人生があること。
    当たり前だけど世間にはそれが通用しない。

    人は1人では生きられない。
    だからこそ、責められてしまう人が出てきてしまう。

    変わらないと思う。
    だけど、理解するべき内容だった。

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    2026年02月09日
  • 「小児性愛」という病――それは、愛ではない

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    発達障害もそうだけど、ペドフィリアも「病気」なんかなあ?欲求を我慢してことを起こさないような術を学ばせることが「治療」で、我慢し続けられれば治療の効果あり。その「患者」の欲求が治療で消えるわけはなかろうに。
    日本の男尊女卑が性加害の原因というのは、初めて目にした見解。

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    2026年01月27日
  • 夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と「加害者家族」

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    犯罪加害者臨床。特に性加害当事者の家族の心的負担は莫大だろう。本書籍でも強調されていたのは「つながり」。やっぱり人間は関係性の中でしか生きていけないのだろうなぁと実感した。

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    2026年01月12日
  • 夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と「加害者家族」

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    盗撮をただの悪ふざけと言う家族がいることに驚きだった。犯罪が報じられると、まだ真相がわからないのにネットリンチが始まり、まして性犯罪となると加害者の家族は恐ろしい目に遭う。個人主義が浸透している海外では、加害者家族も被害者とみなされ社会からは励まされるというが、本当にそうだろうか?更正を支える組織は大切だが、私は性犯罪者はそう簡単には治らないと思う。加害者家族にも責任を負わせるのは筋違いだが、これも日本の価値観ではどうしても逃れにくい。わかってはいるけど、もし身近にいたら白眼視してしまうだろうな。

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    2025年12月28日
  • 夫が痴漢で逮捕されました 性犯罪と「加害者家族」

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    読んでて気が重くなった。途中離脱。正直、加害者にイラッとした。お前、迷惑かけすぎ。ふざけんな。全てお前の責任だろ。一生、背負っていけよ。

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    2025年12月27日
  • 盗撮をやめられない男たち

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    なぜ盗撮は刑法ではなく条例でしか取り締れないのか。歯がゆい。普通の家庭で育った普通のサラリーマンが、ストレスから盗撮にハマっていく。そのきっかけがアダルトビデオや盗撮サイト。自分にも出来そうと始めて、成功体験を積んでいき、抜け出せなくなっていく。アダルトビデオや盗撮サイトの規制はできないのだろうか。盗撮物だけでなく、小児性愛、痴漢、レイプなどの性犯罪に繋がりかねないものは規制してほしい。性犯罪に手を染めると抜け出すのは容易ではない、そのきっかけになったり、トリガーとなったりするのがアダルトビデオなどだと言うことがよく分かる本でした。せめて、スマホから流れてくるいかがわしい動画や漫画などは、子ど

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    2025年11月17日
  • 万引き依存症

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    万引きについての知識はほとんどなくテレビでやってる警察24とかで出てくるのを見る程度だったのですが
    思ったより身近にある問題だったんだなと思った。
    毎日のようにコンビニやスーパーに行くけど今まで万引きをしてる人や万引きで捕まってる人を見た事ないけど発生件数をみると多いしバレてない分はカウントされてないからもっと多いと知ると考え方が少し変わりました。
    医学的なお話や通院している方の事例を挙げてわかりやすかったです。

    依存症とは快楽に溺れるために繰り返すのではなく人の内面にある"痛み"を和らげるための鎮痛剤とありました。依存症についての考え方も変わったと思います。

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    2025年10月06日
  • 盗撮をやめられない男たち

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    盗撮行為というのも、クレプトマニアと同じ心理らしい。対象そのものよりも、撮るという行為への衝動、バレないかという緊張、やったときの快感、解放感の、中毒になっている。だから、バレずに撮ることが目的であり、エスカレートしていった人は、戦利品(下着写真など)は溜め込むだけで、見なくなるという。それから、認知の歪み。痴漢と比べて、罪が軽いと思っている人が多く、相手の秘部を隠し持つことにより、相手の上位に立ったり、所有した気分になったりする。性欲というより、浸みついた男尊女卑の思想が、男たちを盗撮に駆り立てる原因の一つであるともいう。

    一穂ミチさんの『愛とか恋とかやさしさなら』が、いっそう怖く思えた。

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    2025年10月04日
  • 男尊女卑依存症社会

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    何冊も紹介している斉藤章佳先生の一冊です。

    ワーカホリックは依存症へとつながりやすい。とあって、なるほど。とまず思いました。新卒の頃私はかなりのワーカホリックというか、ブラック企業勤務で、毎日翌日酒気帯びになるまで飲んでいました。日本酒の1.8Lパックが三日持ちませんでした。なるほど、あのときはこういう状態だったんだなぁと。

    そこから男尊女卑のワーカホリックへと話は続き、ワーカホリックと性別役割分業についてと話は進んでいきます。同じアルコール依存症でも、男性の場合は仕事を頑張ったから飲んでいいだろう。会社の親睦を深めるために飲むとか、女性の場合は、日中子供以外の話相手のいない気持ちを紛らわ

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    2025年09月26日