鈴木康士のレビュー一覧

  • コンダクター

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出だしはあるオーケストラ奏者の悪夢から始まる。序盤は冗長だが、中盤から一気に話が流れる。オーケストラ奏者3人に警察2名、プロデューサーに代理店社員、精神科医、このうち1人が何人も演じている。それぞれの点が最後に一つの点になるところは読んでいてすがすがしくもあった。

    0
    2015年05月07日
  • 怪盗探偵山猫 虚像のウロボロス

    Posted by ブクログ

    前回の作品に続き、さらっと読める作品です。重くない本が読みたいときにはちょうどいいです。
    ただ、途中で展開が読めちゃうのも前回と同じですね。そこが残念。
    メインの登場人物3人が結構好きなので、次回の作品も読みたいと思います。

    0
    2015年04月21日
  • 心霊探偵八雲9 救いの魂

    Posted by ブクログ

    生まれついての赤い左目で死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲が不可解な事件を解決していく人気シリーズ。
    しばらくはスピンオフ的なのが続いていましたが久々本編続編でございます。
    主人公・八雲は高校時代の同級生の妹の生霊を目撃。集中治療室に入っている彼女の思念は「深い森」と八雲に訴える。同じ頃、遊び半分で富士の樹海に入った大学生が死体を発見し、その後、幽霊から電話がかかってくるようになり…。
    シリーズクライマックス手前といった感じで、少しずつ伏線が広げられたりキャラ設定が修正されたりしているような印象を受けますなぁ。

    0
    2015年03月08日
  • 心霊探偵八雲9 救いの魂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2015年の8冊目です。
    このシリーズもついに9作目か。50過ぎのオジサンが楽しみに読んでいるのは、ちょっとどうかと思いますね。主人公:斎藤八雲の赤い左目は、死者の魂が見えるという設定が、気持ちを惹きつけます。彼が、「魂は見えるが救うことはできない」という絶望感が、周りの人の愛情に抱かれながら変質していきます。毎回楽しみにしているのは、八雲に恋心を抱く晴香の心の揺らぎと決意です。ただ泣いてばかりだった女の子が、彼を守りたいと思うことで少しずつ変わって行きます。「希望を抱くことは、叶うことを奪われた人間に絶望を与える」と、暗闇から囁く声に耳を貸さないことだ。耳を塞いでいないと、その言葉は、心地よ

    0
    2015年02月15日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    番外編。石井刑事の過去編。陰湿ないじめを石井にしていた相手が殺され、いじめられていた石井刑事の高校時代が明らかに。
    いじめのきっかけなんて本当に些細なことなんだなと痛感する事件。

    0
    2015年02月08日
  • 心霊探偵八雲8 失われた魂

    Posted by ブクログ

    読書録「心霊探偵八雲8」3

    著者 神永学
    出版 角川文庫

    p97より引用
    “「人の心は、刻一刻と変化してゆくものだ。
    だから、これがその人だという一定の形態を
    持たない。”

    目次から抜粋引用
    “疑惑
     逃亡
     円相”

     幽霊を見る能力を持った大学生を主人公と
    した、心霊ミステリー。
     よくは覚えていないが、悪夢から目覚めた
    主人公・八雲。普段の寝床だと思っていた場
    所は、全く違った場所で…。

     上記の引用は、主人公・八雲の叔父・一心
    の師匠の一言。
    諸行無常というものでしょうか、この言葉を
    聞くと、平家物語の序文を思い出して、世の
    儚さを思ってしまいます。
    しかし、人の変化というもの

    0
    2015年01月17日
  • 心霊探偵八雲5 つながる想い

    Posted by ブクログ

    4巻読後からだいぶ時間が空いてしまったので色々読み戻りながらの5巻でした。今回の巻で伏線も回収されてスッキリしたり次巻への期待も高まり…
    今後の八雲と晴香ちゃんの行く末も気になるところ。楽しみに読んで行きたいと思います。

    0
    2015年01月15日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹

    Posted by ブクログ

    八雲シリーズ(文庫化した分)は全部読んでるんだけど、すっごい久しぶりに新しいのを読んだ気がする。このシリーズとは中学生ぐらいからの付き合い。

    確かに読みやすいし、スピーディーな展開はいつも面白い。だけど大学生になった今、一文一文は淡々としてて文に読み応えを感じなくなってしまった。

    ANOTHER FILES、八雲シリーズは広がるなぁ。

    0
    2015年01月06日
  • 心霊探偵八雲9 救いの魂

    Posted by ブクログ

    八雲シリーズも9冊目。最初の頃の勢いが最近なくなってきているような気がするのは私だけ…?八雲のお父さんの存在も、う~ん。新興宗教との絡みも、もっと欲しかったなぁ。

    0
    2015年01月06日
  • 心霊探偵八雲6 失意の果てに(上)

    Posted by ブクログ

    読書録「心霊探偵八雲6上」3

    著者 神永学
    出版 角川文庫

    p90より引用
    “被告人のなかには、言葉巧みに刑務官に取
    り入ろうとする輩がいる。それに乗れば、利
    用され、破滅への坂道を転げ落ちることにな
    る。”

    目次から抜粋引用
    “予言
     彷徨・陰”

     幽霊を見ることが出来る大学生を主人公と
    した、ミステリー長編小説。
     入院中の手術後まもない患者が、階段から
    転げ落ちて死亡した。しかしたんなる事故で
    はなかったようで、八雲のところにも相談が
    持ちかけられ…。

     上記の引用は、拘置所の刑務官について書
    かれた一節。
    時々新聞でも、刑務官と囚人の不適切な関係
    が取り沙汰されるのを見かけま

    0
    2014年12月30日
  • 心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    八雲が小学生の時の話。奈緒ちゃんの母親は、だれなんだろうと思っていたら、まさかの赤い目の被害者。
    一心の姉、同級生(後に妻)。八雲、奈緒も壮絶な過去を持っていて、一心や他の関わろうとした一部の人たちによってかろうじて前を向いている。
    晴香と出会う前の八雲の荒み具合が半端ない。
    彼らが晴香と出会って、日常の幸せをつかみかけたときに赤目の男(とその崇拝者)によって一心が殺されてしまう。
    後藤刑事頑張ってくれよと思う。

    0
    2014年12月30日
  • 心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆

    Posted by ブクログ

    「幽霊が見えるだけの、ただのガキ」という後藤の言葉は、なかなか真髄をついている気がする。
    確か、一巻あたりで、八雲自身も似たような事を言っていた気がするが……。

    0
    2014年12月13日
  • 心霊探偵八雲5 つながる想い

    Posted by ブクログ

    母性を強調しすぎて、父性がおろそかになっている気がするような。
    はるかの父は、離婚or死別で最初からいない物だと思っていたよ。

    私が八雲の実父なら、ヒロインを犯して孕ませますが。
    この後の展開が楽しみです。(六巻の下を買い忘れたので先を読めない)

    0
    2014年12月13日
  • 心霊探偵八雲3 闇の先にある光

    Posted by ブクログ

    好きか嫌いかと聞かれれば、嫌いな方と答えたい。
    八雲が不幸を背負いすぎて、叔父や後藤さん等いい大人に恵まれていたことを差し引いたとしても、なんだかなぁという感じ。

    0
    2014年12月13日
  • 怪盗探偵山猫 虚像のウロボロス

    Posted by ブクログ

    展開はだいたい読めていたが、登場人物がそれぞれ個性があり面白いため、ダレること無く読めた。
    他の物語の登場人物も、出てくるが直接出てくることは無いため、どんな会話になったのかなと、想像が膨らみよかった。(一人だけ直接出てきたけど)
    今回は、簡単に要約すると正義とは?悪とは?何ぞやというお話。

    0
    2014年12月03日
  • 心霊探偵八雲6 失意の果てに(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    八雲登場すると、ストーリーの進みがはやいわぁ~。
    赤目の正体と執着の理由があっさり判明。
    たけど、相手に有効な対策はなく、攻撃もできない、これからも大変そう。
    大きな味方、一心の死と引き換えに得たものは周りの絆。
    これからのまとめ役がいなくなってどう立ち向かうんだろう。

    0
    2014年12月01日
  • 心霊探偵八雲6 失意の果てに(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    拘留所から人を殺すと予告した、前作で逮捕された七瀬美雪。殺人予告の相手は八雲の叔父、一心。
    石井と後藤の目を掻い潜り、一心を刺した七瀬はどうやって拘置所を抜け出したのか、脳死と診断された一心を家族としてどうするかつらい決断も迫られる。

    0
    2014年11月30日
  • 心霊探偵八雲5 つながる想い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前回出てきた八雲の姉と名乗る人物が再登場。八雲の母と晴香の母との関係も意外なところで判明する。
    行方不明になった八雲を探す晴香の一途で一生懸命な気持ちがすごく暖かい。彼女の行動がダークホースだったので、今後彼女も狙われてしまいそう。
    しかし、八雲の父と呼ばれる赤目の人物は本当に狂気の沙汰としかおもえないほど八雲に執着するね。八雲が幸せにいい子に育つとやだから、母との再婚を妨害、再婚相手に濡れ衣をきせて殺害し、八雲の母が精神的にまいるように仕向ける。
    次は自ら動くのかしら?

    0
    2014年11月30日
  • 心霊探偵八雲5 つながる想い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    借り物の本。
    15年前に、4人が惨殺される事件が起こった。
    その現場に霊媒師を連れてきて、取材をすることになったが、怪奇現象によって中断され、女性タレント一命を残して、ディレクターとカメラマンはカメラを残して消えた。
    そして、残されたカメラの映像を八雲たちは見ることとなるが、映像を見た八雲は晴香に別れの言葉ともとれるメッセージを残して消えてしまう。
    それを追うように、今度は後藤刑事も消えてしまい、残された晴香と石井は二人を探し始める。

    0
    2014年11月06日
  • 心霊探偵八雲4 守るべき想い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学校の教育実習中の春香のクラスに、自分は呪われていると言う男の子がおり、さらにその小学校では28年前の火事により死んだ少年の霊がさまよっているという。その小学校の一角で人体発火現象に似た状態の死体が発見され、てんやわんやに。

    28年前の火事と少年の呪いと死体の関連性があるのかないのか、読み進めるうちにはっきりしてきて、最後にはホラーのようなシーンになりつつ解決。

    犯人がどうやってあの精神科の人物と共犯になったのかとか、記述がないけど、再び八雲の身内が出てきそうな予感。

    0
    2014年11月02日