室井滋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ公衆道徳に厳しいムロイさん。
そのことを、自分で「おっかなババァ」と言っているのかと思ったら、違った。
このシリーズを連載していることで、世間のイメージが「おっかなババァ」になってしまったと感じているのだ。
でもさ、明らかに間違っていること、人に迷惑をかけて平気な人、注意すべきだよね、本当は。
それが、逆切れされたら怖い、という理由で「おっかなババァ」がいなくなり、わがまま勝手が大手を振って世間にはびこることになった、と思っている。
ムロイさんももちろん逆切れは怖いのだが、それに気づく前に声に出してしまっているところが彼女の彼女たるところである。
ま、自分勝手に怒り散らす高齢者もいるけれどね。
中途半端な高齢者の私としては、穏やか~に注意できるババァになりたいと思ってはいるが。
さて、事務所の社長がとある高級料亭で食事をした時のこと。
明らかに味をつけ忘れているとおぼしき料理があった。
仲居さんに言っても「他のお客様からそのようなことは言われていません」と言われたけれど、「いやいや、これ板長さんに食べてもらって」と料理を渡したところ、女将と板長と仲居さんが3人そろって謝罪に来た、と。
高級料亭の名前の前に思考停止しないこと。
私も以前、野菜料理で有名なお店で、枝豆に砂糖をかけたものを食べたことがある。
おかしいと思いながらも完食して、あとで「そういう料理なんですか?」ってお店の人に聞いたら、塩と間違えただけって判明した。
弘法も筆の誤りってあるんだなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ女優の室井滋って結構文章が上手いと聞いて、いつかは絶対読もうと決めていたエッセイ集。
しかし読後の感想としては、文章が上手いというよりもエピソードが強い!
ビビッドメイクのミニスカポリス(エピソードが強すぎて、マンガに無断盗用されたらしい)、ファストフード店のLサイズの紙コップに入れたアルコール飲料を飲みながら高速道路を運転するタクシードライバー、ポルターガイストに「出て行け!」と怒鳴って、本当に隣の家に移動させた霊感の強い友達。
普通に生活して、こんなに面白いこと(ヤバいこと)に次々出くわす物だろうか。
日常の些細なところに面白さを見つける才能のある人ってたまにいるけれど、彼女の面白さは絶対に些細ではない。
多分エピソードの方から彼女に見つかりに来るのだろう。
猿岩石に差し入れをするという企画のためトルコに5000円持たされて行ったとき、当然その金額では足りなくて浴場であかすりのバイトをした時に、バイト代で1200円稼いだのに対し、お客さんからのチップが1250円だったというのが、彼女の人柄の良さを示していると思う。
『すっぴん魂』というタイトルは、女優のくせに化粧が嫌いで、普段はすっぴんで過ごしていることから来ているらしい。
「おばあさんになるまでに、すっぴんでも文句言われない女優になってやるんだ、絶対!」という決意は実ったような気がします。 -
Posted by ブクログ
総勢11名の情勢が、酒にまつわる、まあ総じてどうしようもない、どうかしている経験とその反省と言うか自らを省みて飲酒の鋼材と何故に人は記憶を失うまで泥酔しなければならないのかをシリアスに語るエッセイ集。非常に秀逸。
なかでも山崎オナコーラさんの「ひとりでお酒を飲む理由」には身につまされてなるほどなるほどと、自分にとってのお酒の立ち位置、のみならず人との関わり方、一人でいることの楽しみ、みたいなものを的確に表現されていて膝を打つ思い。
しかしまあ、みんな記憶をなくすんだね。ちょっと心配していたけれど、まあ、酒飲みなら普通だわな、うんうん。
三浦しをんさん、角田光代さん、平松洋子さんといった大好きな作家のみなさんの文章が読めて幸せだ。
これは酒好きのバイブルだな。酒場巡りしている女の子たちには是非読んで欲しいなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ12人の女性作家などの酒に関するエッセイです。「泥酔懺悔」、2016.9発行(文庫)。面白かったです。①三浦しをんさん、30代から泥酔すると記憶を失う。朝起きると下半身裸で便器を抱いた形で寝ていたと。飲酒の習慣に並ぶのは読書ぐらいとか。②角田光代さん、飲み始めたら途中でやめられない。とことん飲んで記憶がなくなる。覚えていない泥酔時間、角田さんはどうなっているのか?w。③大道珠貴さん、女のひとのグラスについた口紅を指二本で拭うしぐさ、あれ。あの指をあとどこへなすりつけるんだろう、すごうく、気になる。
12人の女性作家の酒にまつわるエッセイ集。「泥酔懺悔」、2012.11刊行、2016.9文庫。私の懺悔度ベスト3選定は: 角田光代さん「損だけど」、三浦しをんさん「下戸一族vs飲酒派」、平松洋子さん「18の夜の話」。