pon-marshのレビュー一覧
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リアルな高校生たち
元々、小説家になろうで連載されていたものを読んでファンになったので、内容は知っていたのですが、再度読んでやっぱりいいなと惚れ直しました。
高校生男子のガキっぽさ、思春期の潔癖さ、バカなことを真剣にやっちゃう感じ、どれもこれも、高校時代を思い出して懐かしくなります。
主人公の尚ちゃんは表情が変わらないけど、ときめいたり焦ったりと、中身は普通の恋する女の子で、とてもいい子で可愛い。
瑛太もガキっぽいながらも優しく楽しい奴で、だからこそ吐くまで追い詰められるほどモテるのは可哀想だと思えました。
色々な事件があって2人の距離が近くなっていくのを見ていると、すごくほんわか、ときにハラハラ -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の須賀茜音(すがあかね)も、母親の須賀ましろ、
他の登場人物も、才能あふれる人です。
しかし、才能があっても、どこか心の中に傷を持ち、
寂しさを抱いているように見えまました。
自分の才能を信じられない。
道半ばにして消えてしまう。
その時はよかれと思って進んできたけれど、結果がついてこない。
自分にとって何がいいのか、正しいのか、見えてこなくなることがあります。
読みながら登場人物の中に、自分の姿を映している。
7章の 魔法のハンカチでの神宮司美月(じんぐうじみつき)と
谷崎史郎(たにざきしろう)の会話の所で泣いてしまいました。
じんわりと胸に沁みて。
津軽言葉がよかったのですよ。
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Posted by ブクログ
奇蹟を綴る作家、小野寺史宜さんが、みつばの郵便屋さん経由で、私に奇蹟を届けてくれました〜♪☆
前日まで読んでいた「本日も教官なり」(角川文庫)の主人公、益子豊士さんが、読み始めた「みつばの郵便屋さん 幸せの公園」(ポプラ社)に、秘密めかして?出てきたのでした〜♪
し・か・も、郵便屋さんの平本秋宏さんと、「ソーアン」で知り合って、一緒にお酒飲むとか、ファン的に最高♪
そんなこととは知らず、次は4巻目だからと手に取っただけだったので、私は奇蹟と呼ぶことにした。
ちなみに、小野寺さんは、奇跡ではなく、奇蹟という漢字を使うことが多いと思って、敢えてそうしたんだけど、「奇跡集」(集英社文庫)は違うんだ