【感想・ネタバレ】君だけのシネマのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月26日

すごく心に残る話だった。
母親の言うことを聞かされ続けてきた史織が、父と共に祖母の家に行き、ゆったりと過ごしていく物語。
最初の母親はすごく恐怖だった。なんであんなに史織に執着してるんだろう。史織の進路さえ自由に史織自身が選ぶことも許されない。窮屈でたまらないだろうと思う。
でも、史織の祖母、さっこ...続きを読むちゃんのところに行ってから、史織は心を休ませる場所ができた。さっこちゃんの夢、佐渡島で島にシネマを作ることを応援しながら、クラス間で孤立している藤原さんと話したりしてゆったりと、そして少しだけ恋愛もする。自分ごとのようにほっとした。母の電話の内容にはゾッとしたけれど、史織のような子供は私の身近にいるのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2018年12月18日

佐渡に小さい映画館を作ったおばあちゃんのもとで暮らす史織。かわっている友達、頼りになる少年。出会いや手伝いの中で自分の居場所を見つけていく。さわやかでした。

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Posted by ブクログ 2018年09月06日

佐渡出身者には、特に読んでてジンジン来ると思います。特に私は相川の街中出身なので、物語に書いてある風景は、すべて目に思い浮かびます。夏も、冬の風の寒さといった季節の匂いも。お話自体はアラフィフのおっさんが読むには瑞々しく眩しいほどですが、さわやかな詩を読んでいるようで(といっても詩を読む習慣はないで...続きを読むすが。。)、気持ちのいい文章ですね。佐渡の方言も、知らない人が読んでも程よくわかるよう自然に書かれていて、感心します。佐渡出身の方はもちろん、多くの方に読んでほしい作品です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月02日

毒親(母親)に育てられた主人公が、2年間、父親の母(父方の祖母)が住んでいる島に移住し、過ごしていく中で段々と自分のしたいこと・やりたいことを言えるようになったり、主人公の父親が味方になってくれたりして毒親(母親)から少し卒業することができた物語だった。
最近話題になっている毒親。
子供に対してどの...続きを読むような声かけをして子供に害を与えるのか知りたかったため、この本を読んで勉強することができた。毒親本人も被害者である子供も、その親子関係が異常だということを知らないんだなということを改めて感じた。
児童図書にしては内容が深いなと思った。

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Posted by ブクログ 2019年04月05日

私も映画が大好きで、タイトルにひかれて手にしました。
実は、主人公の詩織ちゃんほど母を拒絶はしていないけど「心配だから」という呪文はほんとうに苦手。
この本を読んで、その理由、そしてそこから解き放たれたと感じました。
今は、疲れ切って、空っぽになっていても、ゆっくり自分のやりたいこと、自分の好きなこ...続きを読むとを見つけていこうと思えるお話でした。嬉しかった。

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