ライマン・フランク・ボームのレビュー一覧

  • オズの魔法使い

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    大竜巻に家ごと巻きこまれたドロシーが運ばれていった不思議なオズの国、ドロシーと旅の仲間はそれぞれの願いを叶える為に冒険の旅をします。
    偉大なる魔法使いオズの正体が面白かった、そして最後の仲間たちの身のふり方も意外性があって良かった。
    自分で自分の力に気付いていく姿が描かれていて、魔法と不思議な国、夢があって楽しく読めた。

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    2025年10月27日
  • オズのグリンダ

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    ボームのオリジナルオズシリーズ完結。冒頭の「読者の皆さんへ」の雰囲気がちがうな、と思ったらもうボームはなくなっていて編集者からの言葉になっているのがすでに寂しい。中心となるのが善良でない統治者に独裁された二つの国同士の戦いであり作品が書かれた時にヨーロッパで進行していた第一次世界大戦の色も濃く感じてしまう。特にスキーザーのクーイーオーが使う潜水艇などの機械を使うための魔術にはオズマやグリンダの魔法では対抗できない、というのは戦車や毒ガスで戦争が加速度的に非人間的になった時代とおとぎ話としてのオズの関係性のよう。
    ユークーフーの赤毛のリーラがなんか魅力的。
    最後がこれまでのようなふわふわしたハッ

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    2025年09月20日
  • オズのかかし

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    トロットとキャプテンビル、オークといった新キャラがみんな個性があって楽しい。ボタン・ブライトは「オズへつづく道」の時のなんでも「知らなーい」しか言わないキャラからはもう少し話せるキャラに変わっている。彼らが出てくるthe sea fairiesとSky island も読むといいんだろうな。コブコブマンもこの作品での登場の仕方だけだとよくわかんないエピソードだけど「魔法がいっぱい」にも出てたんだな。これも大昔に読んだけど面白かった記憶。読み直したい。
    いきなりの馴染みの薄いキャラが海に飲み込まれる導入はちょっと唐突だけど、オークが出てきてキユウの島に着くあたりからいつものオズの世界。キユウとか

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    2025年09月12日
  • オズのリンキティンク

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    確か30年くらい前の高校生くらいに新刊だった。その時はちょっと子供っぽく感じてオズも卒業かなと思ってそれから後の作品は読んでいない。
    今読むとストーリー展開が早くてなかなか面白い。王でいたくないリンキティンクの悲しみと陽気さ、ヤギのビルビルとのやり取りの皮肉などむしろ大人向けの部分もあるのかも。インガ王子は割と普通すぎて真珠のスーパパワーはチートだけど読んでて痛快。
    読んでいても感じるし訳者あとがきにもある通り、元々はオズの話ではなく独立したお話として書いた作品をエンディングにドロシーやらオズマたちを登場させてオズのシリーズに取り込んだという成り立ち。なのでとってつけたいつも通りの強引なハッピ

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    2025年09月09日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    あらすじとかウィキッドとか有名だけどそういえば読んだことなかったと思って読んだ本

    竜巻で家ごと知らない世界に吹き飛ばされてしまったドロシーが、魔法使いオズを訪ねて冒険する物語
    脳みそがないかかしくん、心臓がないブリキの木こり、勇気がないライオンとともに世界を旅する

    単純に旅の道中が面白くて、考える力も心も勇気も身につけてたんだよっていう結末があたたかかった

    あとがきに書いてあったんだけど、これちゃんと完結してるのに読者の期待に応えて何度も続いてるのすごい

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    2025年08月26日
  • オズへつづく道

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    ネタバレ

    導入が不思議。謎の人物モジャボロと出会ったドロシーがカンザスの家の周りの道を歩いているといきなり異世界の迷い込む。ボタン・ブライト、キツネのドックス王、虹の娘ポリクローム、ロバのケルヒーホー王、ミュージッカー、スクードラーだ!、ジョニー・スグヤール、ジンジャーブレッドの王、ジョン・ドウ、チック・ザ・チュラブ、ゴムのクマ パラ・ブルーイン、サンタクロースとその妖精リル、ヌック、メリーランドの蝋人形の女王、キャンディ・マン。
    そもそもドロシーたちが道に迷い出したのもオズマのはからいで誕生日パーティに呼ぶため。パーティにはいつものメンバーと上記の人々の一部、三つ編み男、エヴの王家の人も呼ばれて盛大に

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    2025年08月23日
  • オズと不思議な地下の国

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    ネタバレ

    ハヤカワ文庫の翻訳の順番は異なったけど、オズのオズマ姫のすぐ後の話がこちら。ヘンリーおじさんとのオーストラリア滞在を終えてサンフランシスコに着いたドロシーがカリフォルニアの地震でできた地割れに落ちて地下の国に行く。ドロシーと一緒に子猫のユリカ、馬車の運転手ゼブと馬のジム。同じように地割れに気球ごとはまって降りてくるのが「オズの魔法使い」。マンガブー、透明な人たち、三つ編み男、ガーゴイル、コドラ。結局はオズマの魔法でオズに移動。
    オズという国の名前とペテン師である「オズの魔法使い」の名前の関係が解き明かされる。「オズの魔法使い」の本名は、オスカー・ゾロアスター・ファドリグ・アイザック・ノーマン・

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    2025年08月23日
  • オズの虹の国

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    ネタバレ

    ドロシーが登場しないオズの物語。オズを治めるオズマ姫誕生の物語。
    チップ、モンビ、ニキディク博士、ジャック、木挽き台の馬、ジュリア・ジャム、ジンジャー将軍、ヒキノバシ・ウォグル・ムシノスケ・ガクシャ、ガンプ。
    「オズの魔法使い」はオズに来てパストリアという王から王座を奪いその娘をモンビに渡して・・・という設定だがこの設定はのちに忘れ去られる。

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    2025年08月23日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    ネタバレ

    フワッとしか知らなかったオズの魔法使い。
    気持ちのいい冒険譚でした。ドロシーが最初に着ていた青と白のギンガムチェックの服や銀のブーツ。犬のトトも終始話の中に登場してて可愛かったです。
    皆それぞれの国で王様になるんですね。
    他にもOZの正体だったり、西の魔女の倒され方だったり、知らないことが多くて楽しかったです。
    気球が出てきた時にそういえば気球に乗って帰るんだけ?と思ったら置いてかれた笑

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    2025年06月28日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    ネタバレ

    オズの魔法使いシリーズ2作目。ドロシーがカンザスに帰ってもオズの国は続く。主役は悪い魔女に育てられている少年チップ。ブリキのきこり、かかし、グリンダ、ネズミが再登場。新キャラはかぼちゃ頭の木の人形、ノコギリ馬、人並みの大きさの虫、鹿の頭とソファとヤシの葉で作った空飛ぶ乗り物など個性的。最後もえっ!っとなり満足。オズの国でクーデターが起こり男性は子守りと家事をやることに。疲弊している男性が「なぜ女性は笑ってこれができていたのか?」というのは出版当時、突飛なキャラと同じくらい驚き発言だったのかも。面白かった。

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    2025年06月06日
  • オズの魔法使い

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    ネタバレ

    映画ウィキッドを観た後に原作を読んでおらず理解しきれなかったことがあり、本書を読んだ。
    まず驚いたのはウィキッドではおバカで軽率なグリンダは優しく賢明な魔女だったこと、そして東の国の魔女はただ悪い魔女として描かれてたこと、映画と全然ちゃいますやん…
    オズのダメさ加減は変わらずで安心した。
    空飛ぶ猿の軍勢など原作から引用されてるとは思わずビックリした。
    概してウィキッドの設定は杜撰だと思ってしまった。
    ウィキッドとの関連を除くと、全体として面白い話だった。
    頭が良くなりたいと脳みそを欲しがるかかしが、機転が効いたアイデアを沢山出したり、心臓をもらって心が欲しいと言うブリキの木こりが生き物を慈しむ

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    2025年05月21日
  • オズの魔法使い

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    ネタバレ

    カンザスで貧しいおじさんおばさんに育てられているドロシー。ある日竜巻に飛ばされ家ごと魔法の国に下り立ってしまう。故郷に帰るにはエメラルドの都に住む魔法使いオズに頼むしかない。旅の途中、脳のないかかし、心のないブリキの木こり、臆病なライオンを道連れにオズに会うが、悪い西の魔女を倒さないと願いは叶得てくれないという。内容は知っているつもりだったが、オズがサーカスの気球乗りだったとは驚いた。また60ページある解説は読みごたえがあった。挿絵が全て収録されているのは福音館書店のオズとのこと。こちらも読むことにする。

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    2025年05月05日
  • オズの魔法使い

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    自分が足りないと思っているものは既に自分の中にあるんだよ、という教訓的要素を持ちながら、児童文学らしい冒険と友情の物語で、且つ、オズの魔法使いの正体はそうきたか!と驚かされる、大人でもわくわくしながら読める作品。
    かかしもブリキの木こりもライオンだって喋る世界で、『なぜかトトだけ喋ることができない』のが現実世界とファンタジー世界を上手く融合していて面白かった。

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    2025年04月10日
  • 完訳 オズへの道

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    虹の娘のポリクリームが可愛いです。
    不思議な登場人物との出会いが多く、だけど怖すぎないのがいいですね。
    今は刺激的すぎるものは多く取りたくないという思いがあり、ちょうどいいです。

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    2024年07月23日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    ネタバレ

    今回は、ドロシーではなく、チップが主人公のお話。1巻でおなじみのキコリとカカシも登場。
    最後はチップが魔法にかけられていたことに驚き、ジェンダー問題もさらりと扱っているのだなと感心しました。
    姿形が変わっても、友達。というのは素敵ですね。

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    2024年04月27日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    ネタバレ

    15巻のシリーズものだったとは知りませんでした!
    昔、劇を観たことがあったのですが、内容を忘れており手にとってみました。

    きこりのブリキになった理由がなんとも切ない気持ちになりました。

    あとは結構残酷なシーンもあったりしたのだな、と。まあそれでも子供向けなので描写もスッキリしているというのもあり、そこまで気になりませんでした。

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    2024年03月29日
  • オズの魔法使い

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    今までちゃんと読んだことなかったけど、あるお芝居に出てきて、そのお芝居を見た帰り道の古本屋さんでこの本に出会って、もちろん購入。オズの物語はこの後にも続くみたいだから、読み続けたいな。

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    2023年08月09日
  • 完訳 オズのエメラルドの都

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    ドロシーたちがオズに移住して、オズの物語は完結。

    おっさんギャグのような小ネタも盛りだくさんで楽しい。

    忘却の泉の水をプーチンとかに飲ませたい。

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    2022年11月15日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    魔法使い大好きな娘へ。
    魔法系の本を探して読破していく中、そういえば、オズの魔法使いって全て読んだことないなぁと、
    よく知っているつもりのお話だけど
    こんなにシリーズがあるなんて。全15巻。
    どんな展開になるのかな。

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    2022年07月06日
  • 魔法がいっぱい!

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    オズの魔法使いのボームによる連作ファンタジー。ボーム自身の記念すべき処女作でもあります。
    舞台となるモーの国は太陽は沈まずお菓子でできており、そこに住む人々は年も取らなければ死にもしない。必要なものはなんでも木に生っている。そんな夢の世界のような理想郷なのですが、そこではアレコレと騒動も起こるのです。
    王様の首がムラサキドラゴンに飲み込まれたり、モーの国に鋳鉄の大男が攻めてきたり、癇癪持ちの姫の癇癪を治すために魔女の元に旅立つ若者がいれば、足の親指を盗まれた姫は取り返そうとする。アベコベの国や巨人の国サル人間の国に迷い込んでの騒動などなど。
    でもどんな騒動に巻き込まれても、大変な目に遭っても、

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    2018年01月21日