【感想・ネタバレ】魔法がいっぱい!のレビュー

あらすじ

お菓子でできた〈モーの国〉。どの地図にも載っていないけれど、こんなに楽しい国はない――ムラサキ・ドラゴンに王さまの頭を食べられてしまった! 王子さまが糖蜜の湖に沈んだ!? 収穫前のプディングが畑から消えた! 気のいい王さまやチャーミングなお姫さま、難題を吹っかけられた勇者たちが繰り広げる、摩訶不思議な冒険の数々。『オズの魔法使い』著者による、シリーズのエッセンスが詰まった傑作ファンタジイ!

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Posted by ブクログ

 「オズの魔法使い」で有名ではありますが、実はボームはこんな作品も書いていたりします。むしろ処女作。

 お菓子でできてるモーの谷(国)を舞台としたファンタジー短編集です。わりとコミカル。天野さんがまだハヤカワでばりばり扉を書いていた時代なので、そっちの方でも涙モノだったりします。

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2010年10月13日

Posted by ブクログ

オズの魔法使いのボームによる連作ファンタジー。ボーム自身の記念すべき処女作でもあります。
舞台となるモーの国は太陽は沈まずお菓子でできており、そこに住む人々は年も取らなければ死にもしない。必要なものはなんでも木に生っている。そんな夢の世界のような理想郷なのですが、そこではアレコレと騒動も起こるのです
王様の首がムラサキドラゴンに飲み込まれたり、モーの国に鋳鉄の大男が攻めてきたり、癇癪持ちの姫の癇癪を治すために魔女の元に旅立つ若者がいれば、足の親指を盗まれた姫は取り返そうとする。アベコベの国や巨人の国サル人間の国に迷い込んでの騒動などなど。
でもどんな騒動に巻き込まれても、大変な目に遭っても、基本的にみんな幸せに楽しく過ごしているのです。なので読み終えた時のこちらの気持ちも楽しく幸せになっているのです。

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2018年01月21日

Posted by ブクログ

夢いっぱい。魔法というか、夢。
子供の頃の夢がぎゅーって詰められていて、子供の頃に読めたらよかったなぁー。

大人になってしまうってちょっと残念だなぁと思えてしまう。
所々シュールに思えるのは、私が世界観に浸かれなかったからなんだろうな。残念。自分に残念。

でもモーの国みたいな世界、いいなぁー。

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2015年10月13日

Posted by ブクログ

『オズの魔法使い』の作者名の処女作。
でも出版されたのは『オズ』より後。

モーの君が治めるモーの谷を舞台にした、スラップスティックなファンタジー短編集。

モーの谷は、なんかお菓子でできてるみたいだったり、誰も死ななかったりで、なかなかシュール。
若干ブラックでまぁまぁおもしろかった。

でも、この邦題はあんま良くないと思うわ…。


天野嘉孝さんの挿絵が素敵♪

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2013年04月06日

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