ライマン・フランク・ボームのレビュー一覧

  • オズの魔法使い

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    みんなで目的に向かって行動しているうちに足りないものは既に手に入っていた。
    来期のプロジェクトはこの方法でやってみようか。

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    2025年10月12日
  • オズの魔法使い

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    童話版の短い内容しか知ってなかったので、オズの国の中に色々な国や人種がいる事を知って、新しい発見が多くあった。カカシやブリキ、ライオンがそれぞれ別の国の国王になったのは驚いた。

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    2025年09月30日
  • オズの魔法くらべ

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    ネタバレ

    冒頭の作者の前書きが1919年という血生臭い第一次世界大戦を経た世界に病に苦しむ作者から送られた物語であることを思い出させる。
    ストーリーはキキ+ラゲドー、トロット+キャプテン・ビル、ドロシー+魔法使いの3つのグループを追いながら一つの流れに集約されていく。キキ+ラゲドーのシンプルな悪い心が魔法の力を使って決して愚かではない森の獣達をそそのかしていく過程は時代の暗喩なのかもしれない、などという考察はあまり意味がないかな。ちょっとした緊張感、機転で話がどんどんと展開していき楽しく読める。最後にはラゲドーが悪意に満ちた放浪から解放されたようで嬉しい。ガラスのネコの扱いやピンクのネコもそうなんだけど

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    2025年09月20日
  • オズのブリキの木樵り

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    ネタバレ

    割と一直線めのロードトリップ的ストーリーはシンプルだけど、昔のエピソードが繋がる感じととポリクロームの軽やかな愛らしさ、ミセス・ユープのエピソードのちょっとした緊張感、もう一人のブリキ人間の出現とその過程で生み出された寄せ集め人間のホラー感、かかしと木こりのなんとなしに滲み出る性格の歪さが味わい深い。これまでシリーズを読んできていればとても楽しめる。

    以下備忘的あらすじ。

    暇を持て余すブリキの木こりとかかしのもとにウートが現れ、木こりの薄情さを非難して元恋人ニミー・エイミー探しの旅が始まる。

    一行はルーンの国で大暴れし、ユープの城でミセス・ユープの魔法により動物に変えられるも脱出。ジンジ

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    2025年09月13日
  • オズの消えたプリンセス

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    サスペンス風味があってこれまでのオズの物語と少し違う雰囲気で面白い。カエルマンという身も蓋も無い名前の新キャラをはじめとして多彩なキャラたちもそれぞれいい味を出している。途中までは表紙の目つきの悪い鳥は何?って感じだけどなるほどねという感じ。グリンダをも困らせる悪役ウグはなんか知的な悪役でこれもいい味。クマ・センターのラベンダー・クマとピンクのコグマもなんか不思議。ピンクのコグマはチクタク以上にすごいマシン。そしてスクラップスの陽気さがとても良い。ドロシー、ベッツィ、トロットのアメリカから来た少女たち3人組が揃い踏みだけど変なキャラたちに囲まれるとドロシー以外はやはり目立てないな。あと急にトト

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    2025年09月14日
  • オズのチクタク

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    ネタバレ

    なんかこれまでの作品と少し雰囲気が違うところがあって面白い。少しだけではあるけど作者がメタに作品に関わるところとかドロシーやオズマとは性格の違うベッツィやポリクローム、アン女王などの個性豊かな女性たちとか(薔薇のオズガ姫はあまり活躍しないけど)。訳者あとがきにもあるけど過去作との矛盾上等で筆のノリで書いているようなところも感じられる。ポリクロームとモジャボロはオズへ続く道で会ってるのに初対面になってるとか、モジャボロの愛の磁石が磁石なのにちゃんと見せなければ効果がないとか。ノーム王はエメラルドの都で記憶が消えて悪人でもなくなったはずなのに前以上の悪人になって再登場とか。
    でもそんな細かいことは

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    2025年09月03日
  • オズのつぎはぎ娘

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    「エメラルドの都」のような少し凝ったストーリーではなくオズらしい直線的な話ではあるけどつぎはぎ娘のキャラが魅力的。不運なオジョがおじさんを救うためにわかっていながら犯した「犯罪」に対するオズマをはじめとした周囲の対応のちょっとした緊張感、かかしが同類のつぎはぎ娘にデレデレとなる滲み出る人間性(?)やガラスのネコの人を寄せ付けない気取った性格など脇を固めるキャラの個性も楽しめる。オズマの出自にもかかわる「いのちの粉」の前日譚のピースが埋まるのも良い。最後はそりゃそうですよねというオズの王道のエンディング。

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    2025年08月31日
  • オズのエメラルドの都

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    ハヤカワ文庫で原作の順番を変えて優先的に日本語訳が出版されたこの作品。確かに間に挟まれた「オズの不思議な地下の国」「オズへつづく道」と比べると面白い。この作品ではおおよそ最初から最後まであからさまな悪役としてのノーム王とその仲間の悪意が継続する。やはりそういう面があると物語としての緊張感が出てくるのだろうな。この前の2作品は困難を与えるキャラクターは出てくるもののすぐに解決する話の連続で優しみに溢れるサイドの部分が多かったのがやや冗長に感じられるところはあった。オズの世界にはこの様な悪意は余りないとすればオズの世界に住むことが楽しいことなのかどうかわからなくなってくるが。
    これまでのオズシリー

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    2025年08月30日
  • オズのオズマ姫

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    ドロシーとヘンリーおじさんのオーストラリアへの船旅は当時のカンサスの農民からしたらそれ自体がおとぎ話。ノーム王の宝からエヴの王族たちを救い出す件はオズの物語の中で一番好きな場面。

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    2025年08月23日
  • オズの魔法使い

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    ちゃんと再読したのは四十数年前の小学2年生くらい以来かもしれない。その後もオズシリーズはハヤカワ文庫で追っていてオズのリンキティンクまでは新刊で読んでいたけどその後は読めていなかったのでここでシリーズ全巻再読しようと思っている。
    新井苑子さんのイラストが改めて素晴らしいな。今の時代だともっと多様性がある様に書かなければ、みたいになりかねないけどオズだけではない外国自体への憧れを感じさせるイラスト。
    最後のドロシーがカンザスの草原に帰ってくる場面を描いたイラストは初めて読んだ小学生の時にドロシーたちの長い旅路の物語が終わる寂しさを感じた夜の2段ベッドの上段オレンジ色の薄暗い電球の中でお話に夢中に

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    2025年08月14日
  • オズの魔法使い

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    ウィキッドの原点。
    オリジナルを知っておくことで楽しさが数倍違う。
    にしてもグリンダって南の魔女だっけ?

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    2025年03月16日
  • オズの魔法使い

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    ネタバレ

    この年にして初めて読んだんだけど、読みやすくて良かったです
    カンザスの乾いた感じの描写が良かったかな
    ブリキの木こりの生い立ちがグロくてビビった

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    2024年09月04日
  • オズの魔法使い

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    オズのライオンに言ったか『あなたに足りないのは自信です。』と言うセリフは自分に向けられたメッセージのように感じました。

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    2022年07月12日
  • 完訳 オズへの道

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    ネタバレ

    オズシリーズ、第五作目。

    今回は久しぶりにトトが登場。
    ドロシーとボサ男やボタン・ブライト、虹の娘との旅の物語です。

    子供からの「トトは人の言葉喋らないの?」の質問に」何でだろうね〜」今はと答えるしかない。
    小学2年生の子供でもどんどん読み進めているのは、それだけ面白いということでしょう。

    私も同じくらいの年齢でオズシリーズを読んでいて、オズの国に強い憧れもありました。
    大人になって読んでみても、やっぱり気持ちは変わらないものですね。

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    2022年02月20日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    ネタバレ

    オズの魔法使いの続編。

    前作以上に変わった登場人物が出てきます。
    かかしやブリキの木こりも再登場。
    主人公のチップが良い子なのか悪い子なのか微妙なところも面白いです。

    子供の時に読んで以来なので、とても新鮮な気持ちで読めました。
    オズマ姫の正体には驚かされます。

    小学生の子供はジャック・カボチャアタマやノコギリ馬、クルクルムシが大好きになったそうです。

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    2022年01月22日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    ネタバレ

    私が小学生の時に特に好きだった本がオズの魔法使いでした。
    ハヤカワ文庫から出ていたシリーズを全部揃えたのも良い思い出です。
    いま子供が小学生になって、ぜひ読ませたいと思って本を探しました。
    ハヤカワのシリーズは今は手に入らなかったので、どの出版社の本にするかかなり悩みました。
    私としては挿絵も重要で、新井苑子さんのイラストがとても好きです。
    集英社から出ている子供向けの本は新井苑子さんの挿絵で良かったかのですが、トトの名前がトートーに訳されていて、どうしても馴染めなかったのでこちらの本を選びました。

    こちらは全ての漢字に振り仮名かあるので子供でも読めます。
    最初の部分だけ私が読み聞かせて、残

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    2022年01月17日
  • オズの魔法使い

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    自身の短所は、実は長所でもある。
    短所と思う理由は、自身が求める基準が非常に高いから。
    劣等感こそが成長を促すエネルギー。
    そんなことを教えてくれます。

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    2019年09月19日
  • 完訳 オズのふしぎな国

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    オズの魔法使いシリーズ第2巻。

    今回はチップという少年が主人公。でも舞台はオズの国だし、かかしときこりも出てくるし、続編っぽさ満載。
    オズの大魔法使いの扱いが前作と違うような……と思っていたら、訳者解説できちんと話題に上げてくれていました。

    とにかく今回の話は面白かった!!下手したら前作より面白いかも……(笑)
    冒険あり戦いあり謎解きあり……ラストは普通に驚いた!あの婆さんにそんな力があるとは!!
    前作では優しいだけのグリンダもくるくる感情が変わって良かったし、ネズミの女王も出てきてほくほく。

    次巻ではドロシーが復活するみたいやし、これは是非読まなきゃ。

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    2019年09月15日
  • 完訳 オズの魔法使い

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    幼少期に本を読まずに大きくなったため、児童書にはとんと疎い私。本書も出だしのドロシーが家ごと飛ばされるシーンしか知らなかった……。

    かかし、きこり、ライオンと仲間になる感じが西洋版桃太郎みたいだなーとか思いながら読み進めて……
    え?あ?オズの魔法使いってそういうことなん?!と普通に衝撃を受ける(笑)

    今回の完訳版については、文体も読みやすく、装丁もかわいく開きやすく、とにかく読みやすい本だなーという印象。続刊があるみたいなんで、是非読んでみたい。

    あと、訳者さんのあとがきが丁寧でよかった。

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    2019年08月29日
  • オズの魔法使い

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    ネタバレ

    「不思議の国のアリス」は苦手でも、
    こちらは好き。
    高校1年時に、英語版を授業で使った。

    カンザスの大平原のまんなかから大竜巻で家ごと見知らぬ土地に飛ばされたドロシー。ヘンリーおじさんとエムおばさんが待つ故郷へ戻りたい一心で、どんな願いも叶えてくれるという偉大なる魔法使いオズに逢いにエメラルドの街を目指す。頭にわらの入ったかかし、心臓がないブリキの木こり、勇気がほしいライオン。仲間とともに困難を乗り越える一行の願いは叶えられるのか?柴田元幸の新訳による不朽の冒険ファンタジー。

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    2019年05月05日