ライマン・フランク・ボームのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ壮大なタイトル詐欺。
竜巻のせいで魔法の国に飛ばされたドロシーと、カカシ、ブリキ男、ライオンの愉快な仲間たちで送るファンタジック・ヒーローズ・ジャーニー。
非常に面白かった。不朽の名作である訳が分かった。愉快で変わった仲間たちとの冒険譚でありながら、『青い鳥』のような寓意性も持っている。また様々な困難を全員の協力で打開していくところが非常に素晴らしい。ストーリーは『桃太郎』に似たところがあるが、『桃太郎』よりも困難に工夫が見られる。
あらすじ
カンザス州に住む少女ドロシーは愛犬トトと一緒に迫り来る竜巻に備え地下室に逃げ込もうとした。だがトトがベッドの下に逃げ込んだせいで、家ごと竜巻 -
-
-
Posted by ブクログ
オズシリーズ全14巻に日本では未刊行の番外編を
加えた15巻を完訳なんてうれしすぎるっ!
本自体も児童書として子供たちが読んだり
読み聞かせてあげる本としてもより理解しやすくなっていたり、
今までの翻訳本に比べても、ほんの少しの1行があるだけで
大きく物語の整合性がアップしていたり、
優しさが伝わりやすくなっていたりと
丁寧に物語を紡いでくれていて、このシリーズで
オズのすべてを読めると思うとますます楽しみに。
かかしの限りない優しさと強い明るさが
本書ではより豊かに描かれていることも
かかしの優しさにいつも感動していた私にとっては
よりうれしいことでした。
ドロシーたちを包む景色の表現 -
Posted by ブクログ
全身ボサボサの男から、バターフィールドへの道を教えてほしいと言われたドロシー。道案内をしつつつれていくと、そこへは行きたくないから教えてほしかったという。そして何故かその場所で道が増えてしまい、カンザスの農場への道がわからなくなってしまった。
いきなり魔法がかかったのかな、と物語は始まります。
ボサ男、迷子の少年ボタン・ブライト、虹の娘ポリクロームたちと出会い旅をつづけ、オズマ姫の誕生日祝賀会へとむかうことなります。誕生日なので、他の巻で登場していたいろんな人物や動物が再登場。
虹の娘もそうですが、キツネ王やロバ王など、またまた愉快なキャラクターもでてくる。頭をロバに変身されてしまったり -
-
-
-
Posted by ブクログ
『オズの魔法使い』の続編、オズ・シリーズの第2作目。
ドロシーがオズを去った後のお話。
オズの国の北、ギリキンの国に住むイタズラ少年のチップは、意地悪な育ての親のモンビが大嫌い。
ある日、自身のイタズラが災いして、チップはモンビの怒りを買ってしまう。
命からがらカボチャ人形のジャックと逃げ出し、途中で木挽き台をお供に加え、エメラルドの都へと向かう。
ちょうどその頃、エメラルドの都にある宝石を狙って、美少女だけの革命軍が反乱を起こそうと企んでいた…。
オズ・シリーズで要となる人物、オズの真の王位継承者がこの巻で出てくるのですが、その正体には驚かされました。
シリーズ14作中、唯一ドロ -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
(内容)
なんとオズマ姫が突然姿を消してしまった。<魔法の絵>もいつのまにか無くなっている。右往左往する宮殿に次々と悪いニュースが飛び込む。<魔法使い>の魔法の道具もなくなり、その上なんとグリンダの<魔法の本>を含む魔法の道具や貴重な混ぜ薬までもがことごとくなくなっている!
そんなことが可能な人物がオズにいたのか?魔法の道具なしに立ち向かえるのか?オズマの安否は?
(感想)
なんとも衝撃的な出だしで始まります。いったいどうなっちゃうのぉ??ってカンジです。別の話に思えたイップの国の話も最後にはちゃんとからまってきて、結局はめでたしめでたし・・・になるってわかっていてもやっぱりはらはらどきどき -
Posted by ブクログ
(内容)
今度の主人公はギリキンの国の少年チップ。育ててくれたモンビばあさんはいじわるな魔女。いたずらの押し置きに大理石に変身させると言われて、人望のあるかかし陛下が治めるエメラルドの都へと逃げ出す。ところがちょうどそのころ、エメラルドの都に散りばめられた宝石を狙って、美少女だけで構成された軍隊が反乱を起こして、オズの国は大混乱。
チップの運命は?かかしの運命は?そしてオズの国はどうなってしまうのか??
(感想)
「オズの魔法使い」を読んだ子供達から続編を望む声がたくさん届いて、それに応える形でこの物語ができたそうです。第1作に劣らずどきどきわくわくする冒険に充ちています。それでもどこかのん -
Posted by ブクログ
(内容)
カンザスの少女ドロシーは、たつまきに家ごと巻き上げられ、落ちたところは、不思議な魔法の国オズ。エメラルドの都に住んでいるオズの支配者、大魔法使いのオズ様なら、カンザスに戻る方法をご存知かもしれないと、一路エメラルドの都へと向かう。途中、同じくオズ様にお願いがあると言う仲間が増え、みんなで旅を続ける。一行を待ちうける数々の冒険。
果たしてオズ様には無事に会うことができるのか。ドロシーはカンザスに戻れるのか、旅の仲間たちの願いはかなえられるのか?
(感想)
教訓や道徳が散りばめられていたそれまでの子供向けの童話と違い、純粋に子供達を喜ばせるためだけに書かれたこのお話。シリーズ1作目です -
Posted by ブクログ
(内容)
なんとオズマ姫が突然姿を消してしまった。<魔法の絵>もいつのまにか無くなっている。右往左往する宮殿に次々と悪いニュースが飛び込む。<魔法使い>の魔法の道具もなくなり、その上なんとグリンダの<魔法の本>を含む魔法の道具や貴重な混ぜ薬までもがことごとくなくなっている!
そんなことが可能な人物がオズにいたのか?魔法の道具なしに立ち向かえるのか?オズマの安否は?
(感想)
なんとも衝撃的な出だしで始まります。いったいどうなっちゃうのぉ??ってカンジです。別の話に思えたイップの国の話も最後にはちゃんとからまってきて、結局はめでたしめでたし・・・になるってわかっていてもやっぱりはらはらどきど -