ライマン・フランク・ボームのレビュー一覧
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ネタバレタイトルは「オズのチクタク」ですが、チクタクはあまり活躍しません。
今回の主人公は、難破した船に乗ってオズの国に着いたベッツィや、おなじみのボサ男だと思います。
新しい登場人物を迎えた、懐かしいと思える仲間たちの物語は、一緒に旅に出ているようで楽しい気持ちになります。
今回の物語の最大の驚きはラスト。
ちょうどこの本を読んでいる最中に「ファンタスティックビースト ダンブルドアの秘密」を映画館で観たのですが、子供はこちらの秘密の方が何倍も驚いたそうです。
私も子供時代に驚いて、今もしっかりと覚えているくらいです。
次の物語も楽しみです。 -
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ネタバレ私が小学生の時に特に好きだった本がオズの魔法使いでした。
ハヤカワ文庫から出ていたシリーズを全部揃えたのも良い思い出です。
いま子供が小学生になって、ぜひ読ませたいと思って本を探しました。
ハヤカワのシリーズは今は手に入らなかったので、どの出版社の本にするかかなり悩みました。
私としては挿絵も重要で、新井苑子さんのイラストがとても好きです。
集英社から出ている子供向けの本は新井苑子さんの挿絵で良かったかのですが、トトの名前がトートーに訳されていて、どうしても馴染めなかったのでこちらの本を選びました。
こちらは全ての漢字に振り仮名かあるので子供でも読めます。
最初の部分だけ私が読み聞かせて、残りは小二の子供でもスラスラ読めました。
何歳になってもオズの魔法使いは私の心をワクワクさせてくれます。 -
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オズの魔法使いシリーズ第2巻。
今回はチップという少年が主人公。でも舞台はオズの国だし、かかしときこりも出てくるし、続編っぽさ満載。
オズの大魔法使いの扱いが前作と違うような……と思っていたら、訳者解説できちんと話題に上げてくれていました。
とにかく今回の話は面白かった!!下手したら前作より面白いかも……(笑)
冒険あり戦いあり謎解きあり……ラストは普通に驚いた!あの婆さんにそんな力があるとは!!
前作では優しいだけのグリンダもくるくる感情が変わって良かったし、ネズミの女王も出てきてほくほく。
次巻ではドロシーが復活するみたいやし、これは是非読まなきゃ。 -
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ネタバレ壮大なタイトル詐欺。
竜巻のせいで魔法の国に飛ばされたドロシーと、カカシ、ブリキ男、ライオンの愉快な仲間たちで送るファンタジック・ヒーローズ・ジャーニー。
非常に面白かった。不朽の名作である訳が分かった。愉快で変わった仲間たちとの冒険譚でありながら、『青い鳥』のような寓意性も持っている。また様々な困難を全員の協力で打開していくところが非常に素晴らしい。ストーリーは『桃太郎』に似たところがあるが、『桃太郎』よりも困難に工夫が見られる。
あらすじ
カンザス州に住む少女ドロシーは愛犬トトと一緒に迫り来る竜巻に備え地下室に逃げ込もうとした。だがトトがベッドの下に逃げ込んだせいで、家ごと竜巻に飛ばされ一緒に暮らしていたおばさんたちと離ればなれになってしまう。ドロシーたちの家が落下したのは、魔法の存在する不思議な世界の東の国の魔女の家の上だった。
偶然、東の国の魔女を退治したドロシーを、北の国の魔女は歓迎する。カンザスに戻りたいなら偉大な魔法使いであるオズの魔法使いに会いに行けば良い、とアドバイスを受け、ドロシーは東の魔女の銀の靴を鹵獲し、トトと共にエメラルドの街に向かう。途中、脳みそがないことを気に病んでいるカカシ、生身の肉体を失い心臓を取り戻したいブリキ男、百獣の王としての勇気が欲しいライオンと出会い、共にオズの魔法使いに願いを叶えて貰うため、一緒に旅をし始める。艱難辛苦を乗り越え、エメラルドの街についたドロシーたち。オズと謁見することはできた。だが、オズは欲しいものの代償として西の悪い魔女を退治してくることを要求する。ドロシーたちは西の国へ、悪い魔女退治に向かう。だが途中で空飛ぶ猿に襲われ、仲間はバラバラになりドロシーとトト、ライオンは魔女に捕らえられてしまう。魔女に奴隷にされたドロシーだったが、偶然魔女の弱点である水で攻撃することに成功し、魔女を退治する。西の国を魔女から解放したドロシーは、仲間を再び集めエメラルドの街に戻る。だがオズと再び謁見し、判明したのがオズが偉大な魔法使いでもなんでもないただの人間だということだった。詐欺師のオズはなんとかカカシたちを騙すが、ドロシーの願いだけは叶えきれず、一人気球で魔法の国から脱出する。
悲しみにくれるドロシーは、南の国の魔女ならば何か知っているかもしれない、とアドバイスを受け南の国へ向かう。他の面々は皆、手に入れたと思い込んだ大切なものの力を発揮しつつ、ドロシーをサポートする。南の国に着いたドロシーに、魔女は銀の靴を使えばすぐに帰れることを教える。
『オズの魔法使い』というタイトルだが、オズの魔法使い自体は何の力も持たない詐欺師である。これは冷静に考えてみればすごいセンスであり、『ドラゴンボール』というタイトルなのにドラゴンボールに神龍が宿っていないようなものである。だが「ドラゴンボールは願いを叶えてくれない、願いは自分で叶えなければ駄目だ」、といった寓意的メッセージの提示で物語が終了する訳でもない。オズがただの人間だと知ったドロシーは、自分の足で更なる可能性に賭け旅に出るのだ。この行動力の提示が素晴らしい。口先だけではなく、登場人物が行動してみせる点に好感が持てる。メインのキャラクターである、ドロシー、カカシ、ブリキ男、ライオン、トトは桃太郎と犬、猿、雉のような関係だが、上下関係がない。桃太郎は黍団子で動物たちを雇うが、ドロシーは共通の目的地を持っているため、一緒に旅をしているのだ。古くからある『桃太郎』に比べ、旅の動機がかなり現代的である。現代作品では『ONE PIECE』に近い形でつるんでいる。またそれぞれのキャラクターが求めるものは「帰郷」、「知能」、「感情」、「勇気」と別々であり、隣の芝が青く見えるだけで、大したものではないと諭し合うこともあるが、互いに願いを尊重し、協力して旅をする。作中では空飛ぶ猿が存在し、『アベンジャーズ』では敵に洗脳されたホークアイたちをニックが空飛ぶ猿に喩える。これは暗にアベンジャーズたちが『オズの魔法使い』の主要メンバー、ドロシーたちと同じように、異なる目的を持ちつつも協力し合う仲間であることを暗示しているのだろう。そういう意味ではいがみ合いが少ない分、ドロシーたちはヒーローたちよりも互いを尊重していると言える。各キャラクターに関しては、心優しく面倒見の良いドロシー、知恵がない分頑張って頭を使うカカシ、心がない分命に気を使うブリキ男、勇気がなくても仲間のためやる時はやるライオンなど、魅力的なキャラクターが揃っている。皆、自分に何かが欠けていると知りつつも、欠けた何かを補うために真剣に行動している。その克己心が少年漫画的であり、非常に魅力的だ。
ストーリーはエメラルドの街が終着点ではない、という意外性を持っているものの、ブリキ男の婚約者の伏線が回収されなかったのが残念だった。だが冒険自体は工夫あり協力ありで非常に魅力的である。現代でも通用する冒険譚としてのクオリティを保っていた。
世界観は街並みの色合いが素晴らしい。エメラルドの街で有名な作品だが、それ以外の場面も非常に独創的かつ幻想的で魅力的である。
テーマは前述の通り『青い鳥』に似た寓意である。幸せは近くにある、というテーマが『青い鳥』ならば、望むものは既に持っている、というテーマは『オズの魔法使い』だ。だが厳密に言えば既に持っているという言い方には語弊がある。主要キャラクターは皆、欲しいものがあるが持っていないことを自覚している。自覚しているが故に、持っていないという欠点を補おうとする。補おうとする努力こそが、欲しいものを得ることに繋がる。主要キャラクターは皆、この境地に至っているため、皆既に欲しいものを持っているようにみえるのだ。重要なのは「ないからこそ気をつける」という精神である。
文章は情景描写が素晴らしい。
台詞はキャラクターの言い回しが良い。
総合的に見て非常に素晴らしい小説だった。楽しい冒険譚として、非常に引き込まれる魅力を持っている。
キャラクター:☆☆☆☆☆
ストーリー :☆☆☆☆
世界観 :☆☆☆☆☆
テーマ :☆☆☆☆☆
文章 :☆☆☆☆
台詞 :☆☆☆☆ -
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オズシリーズ全14巻に日本では未刊行の番外編を
加えた15巻を完訳なんてうれしすぎるっ!
本自体も児童書として子供たちが読んだり
読み聞かせてあげる本としてもより理解しやすくなっていたり、
今までの翻訳本に比べても、ほんの少しの1行があるだけで
大きく物語の整合性がアップしていたり、
優しさが伝わりやすくなっていたりと
丁寧に物語を紡いでくれていて、このシリーズで
オズのすべてを読めると思うとますます楽しみに。
かかしの限りない優しさと強い明るさが
本書ではより豊かに描かれていることも
かかしの優しさにいつも感動していた私にとっては
よりうれしいことでした。
ドロシーたちを包む景色の表現もとっても素敵で、
さわやかなそよ風が眠りを覚ましてくれるのを待ったり、
緑の野原と鮮やかな花畑で星空だけに覆われて眠ったり、
場面を想像するためにほんの少しの表現の違いで
こんなにも情景はよりステキに見えてくるという喜びを
きちんと大切にしてくれている翻訳でした。
残り14巻、とってもとっても楽しみです。 -
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ネタバレシリーズ9巻。オズシリーズ大好き。
カリフォルニアに住んでいた少女トロットが、トロットが幼い頃からの知り合いであるビル船長と一緒にボートにのって洞くつ探検にでようと海にでたら、うずしおに巻き込まれ海の穴へと落ちたら、ふしぎな生き物オークと出会い。
道に迷ってばっかりの少年ボタン・ブライトとも出会い、ジンクスランドでの大冒険。ザンコック王に危険な目にあわされ、それを助けようとかかしも登場するが・・・
ザンコック王って、原書ではどんな名前なんでしょうね。
今回のトロットもですが、ドロシー、ベッツィ、オズマと、オズシリーズに出てくる女の子は元気で前向きですよね。いじけないといいますか。強いなー。まわりに助けられるというより、自分で切り開いていくよね。いいよね。 -
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深い森に囲まれた小さな家で、ナンキーおじさんとふたりで暮らしていた少年オジョ。
オズの国は食べ物が全員のものがたっぷりある。なので、食べ物がなくなったので、食べ物のある場所へいくため北の山へとむかう。
しかしそこにいた「ねじくれ魔術師」の薬のおかげでおじさんがかちこち固まってしまった。もとにもどすため、魔法の薬の材料を集めるために、オジョは広いオズの国を旅することに。
おなじみのドロシーやかかし達も登場しますが、パッチワーク娘のハギレ、ガラスのネコ、ムカムカ・・・愉快な仲間がくわわりました。
ハギレの陽気さ、オズの国の不思議な法律、なるほどねーっと納得いく理由、楽しいですね。悪役というものがでてこないんですよねえ。ほんわかしていいよね。
オズシリーズは好きですねえ。何度も読み返したくなるね。 -
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全身ボサボサの男から、バターフィールドへの道を教えてほしいと言われたドロシー。道案内をしつつつれていくと、そこへは行きたくないから教えてほしかったという。そして何故かその場所で道が増えてしまい、カンザスの農場への道がわからなくなってしまった。
いきなり魔法がかかったのかな、と物語は始まります。
ボサ男、迷子の少年ボタン・ブライト、虹の娘ポリクロームたちと出会い旅をつづけ、オズマ姫の誕生日祝賀会へとむかうことなります。誕生日なので、他の巻で登場していたいろんな人物や動物が再登場。
虹の娘もそうですが、キツネ王やロバ王など、またまた愉快なキャラクターもでてくる。頭をロバに変身されてしまったり、まあ大変!ことも起こるけれど、最後はハッピーに。オズシリーズは、みんなが楽しくなって、いいよね。
ボサ男がね、「愛の磁石」というものを持っていて、出会うもの皆が持ってるひとを好きになるんだそうな。わたしもその磁石、ちょっとほしい -
Posted by ブクログ
船が難破して、ベッツイ・ボビンとラバのハンクは砂浜に流れ着いた。
弟の行方を捜しているボサ男、そしてバラ王国のオズガ姫、チクタクとともに、ノーム王で金属帝王のラゲドー(以前の名前はロクワット)の洞窟へとむかうことになった。
途中、オズの国を征服しようとたくらむウーガブーのアン女王とも合流。征服しようとするって、なんかとぼけてるんよね。
虹の娘のポノクロームも登場。
弟はみつかるのか、そしてアン女王の野望はどうなる?
ドロシー達以外のキャラクター達での冒険の旅。これも読んでて楽しいよね。ほのぼのしてて。ボサ男といえば、愛の磁石。欲しい。。。
ラストでね、トトが、まさか!です。これいちばんびっくりしたよ。