白井カイウのレビュー一覧
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展開が読めず、ハラハラするファンタジーです。主人公の少女やその周りの人々の思考や行動にいちいち感情移入してしまいます。ストーリー構成が素晴らしく、何話か前の気づかなかった伏線が繋がって展開が開けたときの感動はなかなか味わえないものです。人物、背景ともに「上手い!」と言える画力で描かれていますし、オススメです。
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最初はほんわかした幸せな雰囲気でスタートしますが、一気に恐怖の世界へと引きずり込まれます。孤児院であるグレイス=フィールドハウスでは、エマをはじめとする孤児が大勢、やさしいママやシスターたちと暮らしていました。しかし、ある出来事がきっかけで、自分達は、鬼の食料として育てられていたと孤児院の秘密に気づきます。そこからスタートするエマたちの脱出計画が見ものです。アクションというよりも、知能戦といった感じです。スリルに満ちた世界観をしっかり味わえる作品です。
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先が気になる作品です。ただの楽園脱出ものでもファンタジーでもなくて、謎が多いのに間延びしません。伏線いっぱい仕掛けてんこ盛りといった作品なので、色々推理したり考えたりしながら漫画を読みたい人にも向いていると思います。登場人物は少ないですが生き生きとしていて、思わず応援してしまう感じでした。物語的にこの先悲劇が起こりそうな感じもするので、ちょっとドキドキしています。
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週刊少年ジャンプで連載中の本作品。私はこの作品が読みたいがためにジャンプを購入しています。
絵柄はとても優しくふわふわしています。ただ、ストーリーは黒くドロドロです。そのギャップがいい。
登場人物達の謀略、策略の応酬に私の理解がついていかなくなってしまう程、よく練られた展開が多いです。いい意味で期待を裏切られます。そこがまたおもしろいと感じました。 -
ほのぼのとした孤児院。孤児院では子供たちが将来苦労しないように勉強も運動も孤児院のシスターであるママが熱心に教育している。しかしママには別の目的があった。そう、子供たちは鬼の食料として栽培されていたのである。ママの裏切りや孤児院の兄弟たちの死を乗り越え、本当の自由を求めて孤児院を脱走した少年・少女たちの物語。
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ママと呼ばれる優しいシスターの下、大勢の仲間に囲まれ、孤児院で穏やかに暮らしていた主人公。しかしある出来事を切っ掛けに、この孤児院が実は「食用の人間を飼育する農園」であることを知り、仲間全員をここから連れ出すことを計画します。過酷な世界観やストーリー展開、多々繰り返される頭脳的な駆け引きなど、これまでのジャンプ漫画のイメージとはどこか違う雰囲気を持った作品です。一つ前に進めたかと思うとすぐに新たなピンチがやってくるなど、常に緊迫感があり、つい夢中になって読んでしまいます。
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これまで少年誌では王道バトル漫画が人気でしたが、この作品はそんな今までの少年誌の歴史を覆せる魅力と面白さがあります。作画は見やすいタッチになってますが、内容はミステリー&ダークファンタジーの世界で、主人公の子供たちが、この世界の圧倒的強者であり敵である鬼たち相手に、頭脳で戦っていく姿を見ていると、自然と漫画の世界観に引き込まれ、一緒に戦っている気持ちにさせてくれます。
すこし今の日常にハリと楽しみを求める方は、絶対読んでほしい作品です! -
話の舞台は小さな孤児院。平穏なこのハウスで幸せな毎日を送る三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。
3人はこの孤児院の真実を知り、脱獄しようと計画を立てます。
毎回話の展開にワクワクドキドキしています。脱獄方法や、主人公達の頭の良さにはビックリします。
少し恐いけれど、ジャンプの中で毎週楽しみな作品の1つです。是非読んでみてください。 -
ネタバレ
農園という狭い施設の中で育つ子供たち。そこでの生活は豊かで頭脳明晰な子供たちが多いのですが、子供たちは「鬼」と呼ばれるもの達の食料となるべく育てられている。しかし、その実態に気づいた3人の子供が中心となって農園を脱出する。鬼の世界と飛び出した子供達。逃げ切って新たな未来を切り開けるのか今後の展開が楽しみである。
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限られた施設内で暮らす天才少年、少女たち。
外の世界が何もわからない、素敵なところだと思われていた孤児院が実はとんでもない場所だと発覚。
そこから逃げ出すために奮闘したり挫折したりと、なかなか練り込まれたストーリーで、テンポよく読み進めることができる漫画です。
キャラは皆、独特の特徴をもっており、良い意味でジャンプらしくない漫画といえそうです。 -
孤児院で大好きなママと幸せに暮らしていた子供たち、そこに忍び寄る魔の手、大人たちは誰も信用できず、子供たちだけでどうその状況を切り抜けていくかという非常に魅力ある設定と展開です。子供たちはみんな聡明で頭の回転も速い、力がない分、その知能を駆使して状況を乗り越えていこうとする展開には目が離せません。
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小さな孤児院で暮らす少年少女を軸に描かれたファンタジーです。少年少女達は至ったて平穏に暮らし幸せな日々を送っていたいたのですが、ある日孤児院の秘密を知ってしまい少年少女達の日常は突然に崩れ去ってしまいます。非常に面白い展開だと思いますし次はどうなるのかハラハラします。読んでいると少年少女達のことが心配になり、スリリングな感じになります。ダークファンタジーと言った方がいいかもしれません。
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ネタバレ
最初に雑誌で見たときはファンタジー目の画風でややまったり系だと思っていたのですが、蓋を開けるとややSF系のダークファンタジーという大好物だったので好きになりました。この手のSFやファンタジーには設定が付き物なのですが、これを考察する楽しみというのもこの作品では多くを締めているのでこれからも応援していきたいです。
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絵の方はとても可愛らしい雰囲気ですが、内容は秘密を知ってしまった孤児院で暮らす子供達が孤児院から脱出しようとするものです。主人公達は大人達と戦うのですが、どちらもかなり頭が良くてワクワクする頭脳バトルを見せてくれます。内容はジャンプの漫画に合っているのかと聞かれたら難しいところですが、これからジャンプには期待してもいいと思わせる作品です。
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ネタバレ
孤児院で楽しく暮らしている女の子がこの物語の主人公です。少年誌で女の子が主人公というのが珍しいですが、内容は孤児院で今まで自分達を育ててくれたママと生死を賭けた脱出です。このママは自分達を里親に送り出すのではなく鬼たちに今まで育てていた子供たちを出荷していたのです。それを見つけてしまった主人公と友人のコニ―はもう一人の友人レイの協力を得て、全員で孤児院を脱出しようとします。ですが脱出間近コニーの出荷が決まってしまいました。絵も綺麗なのでサクサク読めます。
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孤児院の外から出たことがないエマとノーマンはある日、外の世界に鬼がいることを知ります。二人は鬼の魔の手から逃れるため、育ての親であるママと壮絶な頭脳戦を繰り広げていくというストーリーです。
緊迫感溢れるストーリーと謎に満ちた世界観が魅力的であり、一体全体どうなっていくのだろうと非常に先が気になる作品です。