椹野道流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第2部の幕開けとなるこの作品では、天本さんのお父さんも登場します。
今回の舞台はベトナムのホーチミンとハノイ。依頼人の夫が戦争中に少女に託されたという壺を、本来あるべき場所に返すのが今回の仕事。暑さのせいでぐったりした天本さんと、どこでも元気な敏生。そして、偶然旅行中だった河合さんも加わって、仕事ではあるものの、敏生にはそれなりに楽しい旅行になったんじゃないかな、と思えるこの作品。
天本さんとお父さんとの間に何があったのか非常に気になるものの、今回もとても暖かくて優しく、少し切ない作品でした。
敏生の天本さんへの想いはモチロンのこと、小一郎の天本さんへの想いにも注目ですよ。 -
Posted by ブクログ
少しだけ(だいぶ?)二人の関係が深くなったような気がするこの1冊。
今回の舞台はロンドン。元・同居人である美代子さんと尾沢さんに起きた怪奇現象を解決するのが今回の仕事。思わぬ偶然で出くわした龍村さんも加わって、少し切なく話は進んでいきます。
天本さんの一言に傷付いた敏生は、心が癒えないままに美代子さんからも辛い言葉をかけられ、切ない感情の中に身を置くことになった前半。以前以上に絆が深くなったように感じる後半と、切ない結末。
読んだ後にホッとするような安堵感や優しさを感じられる一冊であり、天本さんの過去に一体何があったのかと、気にしながら続きを読みたい1冊です。