上田早夕里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
25世紀、陸地がほとんど海に沈んだ時代の物語
海上民と陸上民に別れ、海上民は「魚舟」と呼ばれる人工生物を操りながら暮らすと言う設定
現実でも起こっている文化や差別、貧富、マイノリティの問題、争いをリアルに描かれていました
昨今の異常な気象を考えると、海面上昇は現実に起こっているし、「魚舟」のような人工生物まで作り出せるからわからないけれど、これも人間のDNAを改変して、生殖機能を改変して作り上げられたもので、人間は追い詰められると、そう言うことを平気でやりかねないよなぁ、と感じたりもしました
「魚舟」が野生化したり、テロ組織のような集団ができてしまったり、とにかく人間本質的な部分は、どんな時代、状況になっても変わらないのかも、とも感じました
ちょっと設定が現実離れしていることもあって初めのうちはなかなかついていけなかったのですが、巻末のあとがきを読んで知ったのですが、シリーズもののようです。シリーズ最初の作品を読んで、基礎知識を頭に入れてから本作を読んだ方が、もう少し内容が受け入れやすいかもしれません -
Posted by ブクログ
タイトルの通り、「陰陽師(夢枕獏著)」の基軸に、夢枕先生をはじめとするさまざまな作家の短編がまとまったトリビュート小説集。
過去作もありつつも、話や時系列が整っていて、初めて「陰陽師」の世界を読む人でも入りやすい内容になっている。
各作家の作品が、平安時代を飛び出したり、メインの晴明や博雅が出つつも、第三者の視点であったり、出なかったりと、意外な新鮮さがあって面白かった。
5作家・6作品の中では「遠輪廻(武川佑著)」が印象的かつ好きな内容だった。
「陰陽師」の世界の時間軸より時を経た舞台であるにもかかわらず、「陰陽師」の世界としっかり結びついており、作品内の美しい儚い描写に読み入ってしまうものがあった。
歌や桜で結びつく縁というところも良いし、鬼を退治することを目的としない対峙の仕方も興味深かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ魚舟
ウォーターワールドみたいな世界。プラス、人が魚に進化?する。海と陸で生きるものの葛藤みたいな。。
壮大だけど、初期設定が広大過ぎてまとまりがない気がする。
くさびらの道
九州に真菌感染症が発生。キノコが生えて死者多数。
近い人を見せる菌の成分で被害拡大。
饗応
AI ロボットの束の間の休暇。
真朱の街
子どもが妖怪に拐われて百目鬼と探索。
ブルーグラス
海に沈めたドームグラスを探しに行く。
小鳥の墓
未来。教育特区に馴染めず外の世界に染まる少年。最後は殺人を繰り返す。
総じて初期設定は面白い。ただ、人間の残念な所は変わらない、、なんか後味が悪い。
読んじゃったけど。