上田早夕里のレビュー一覧

  • 華竜の宮(下)

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    ネタバレ

    頭脳への介入とか
    サポートする知性体とか

    進化(?)する生命とか

    未来がこんなんだったら
    いやだなぁ…

    海中生物になる人類はやりすぎ…
    こわい

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    2015年05月05日
  • 華竜の宮(上)

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    ネタバレ

    おすすめされてて気になってたSF

    未来は温暖化じゃなくてマントルが盛り上がって(よくわかってない。笑)水没する
    ウォーターワールドみたいな

    でも遺伝子の操作とか
    有害物質の影響で
    魑魅魍魎がばっこする

    ちょっと「新世界より」風

    主人公とその相棒はいいかんじ

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    2015年05月05日
  • 妖怪探偵・百目2~廃墟を満たす禍~

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    拝み屋・播磨遼太郎の過去が明らかになる。
    人と妖怪の境界に生きる、百目や相良、忌島。
    人よ妖怪の境界にある真朱の街。
    妖怪をも食い尽くす「濁」の出現により、人と妖怪の関係はどう変化していくのか?

    すこーし違和感を感じながらも、物語の展開を期待している。

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    2015年11月21日
  • 妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~

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    妖怪がほとんどを占める街。
    そこの一角で『探偵』をしている人の
    助手を務めている主人公。

    連続短編になっているので読みやすいですが
    これの前身は別の本に入ってる模様。
    読んでいなくても十分読めますが、所々にある説明が
    その話が暗いような救いがないような…?

    主人公は人間ですが、周囲は当然妖怪だらけ。
    思考回路の切り替えが早すぎて見事ですが
    妖怪だから、でこちらの切り替えも終了。
    知っている習性を持っていることから、読んでいて
    相手の素性はなんとなく把握できます。
    有名どころが出ている、とか?w

    しかし主人公は無気力です。
    そして事件は妖怪にとっての無事解決であり
    人間にとっては解決した?

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    2014年10月23日
  • 妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~

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    SFチック。仲良しで和気あいあいな妖怪物語ではなく、ダークな雰囲気が漂っている。百目と相良二人の契約もシビア。
    「魚舟・獣舟」を先に読めばもっと世界に入りやすかったかも。
    まだ序章という感じ。今後の展開が楽しみ。

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    2014年09月24日
  • 妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~

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    「真朱の街」その後の短編連作。
    妖怪と人間が共存する未来の世界。
    ありきたりな要素にもさすがの世界観。
    彼らのストーリーよりもラストの播磨遼太郎に釘付け。

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    2014年08月28日
  • 妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~

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    妖怪と人間が共存する“真朱の街”

    妖怪と人間が共存する時代設定としては、江戸時代や平安時代がよく使われますが、この本の時代設定は近未来。しかも「見る」ことに長けた妖怪が人捜しをする探偵小説。
    京極夏彦さんの人の記憶が見える探偵を妖怪にしてしまった感じ。他にない新しい設定の小説だ。

    平安時代や江戸時代は社会が安定し、文化が発展した時代だが、さてこの本で設定された社会は、どうなのだろう。
    まだまだ社会やこの社会で生きる人々のわずかな断片しか見えないので、この後、断片がどのように繋がって全体が見えてくるのか楽しみ。

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    2015年11月21日
  • 妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~

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    妖怪が跳梁跋扈するようになった元医療特区の実験都市〈真朱の街〉、オカルトとサイエンステクノロジーが雑じり合う都市を舞台にした連作短編集。同著者の短編集「魚舟・獣舟」収録の「真朱の街」に連なる作品となっている。作中で言及はあるものの「真朱の街」が収録されていないのは残念。
    相反する要素が混然となっている舞台設定が一番の特徴だと思うのだが全編にわたってそれを前面に押し出しているわけではないようだ。ハードボイルドと銘打っているようだがメインの探偵役たちには残念ながらその雰囲気は感じられなかった。拝み屋など気にいった登場人物もいるので、今後舞台設定をより活かした特異な話が紡がれていくことを期待したい。

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    2014年08月23日
  • 妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~

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    『獣船・魚船』に収録された短編「真朱の街」のその後を描いた連作短編。

     続編ものとなっていますが、邦夫がなぜこの街にやってきて百目の助手を務めるようになったかは、これだけ読んでも分かるように書かれています。

     妖怪が多数登場する作品で、SF作品の多い上田さんの作品群の中ではちょっと異色な感じもありますが、作品から浮かんでくる問いかけ、というものは共通しているものも多いと思います。

     序盤の短編は近未来の設定なのに、SF要素が少なくてちょっと寂しかったのですが、四話目の「炎風」は妖怪、人間、ヒューマノイドが登場しこの世界観でしか描けないような物語になっていて面白かったです。

     そして本の

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    2015年05月03日
  • 魚舟・獣舟

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    ネタバレ

    「魚舟・獣舟」★★★★
    「くさびらの道」★★★
    「饗応」★★
    「真朱の街」★★★
    「ブルーグラス」★★★★
    「小鳥の墓」★★★

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    2015年08月07日
  • リリエンタールの末裔

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    リリエンタールの末裔ってタイトルがかっこいい。夢を叶えるために、理不尽な差別を受けながらも、自分の生活を強い意志でやり通して行く姿は勇気をくれる。けど、この差別や暴力のシーンこそが本を飛び出て最もリアリティがあって苦しい。考えさせられる。短編で終わってしまうのがもったいないな。この先チャムはどうなるの?知りたい。他の短編も突飛な設定ながら、人間の心の深いところをくすぐる内容。華竜の宮のハラハラドキドキ感に比べると、ちょっと物足りなかった。

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    2013年09月03日
  • 華竜の宮(上)

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    多くの陸地が水没した25世紀。青澄は外交官として、陸上民と海上民間のトラブル等の交渉を行う。

    よくある設定なのかな、とも思うけれども、SF苦手な私からしても読みやすい。

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    2013年08月18日
  • リリエンタールの末裔

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    4作収録の短編+中編集。

    「リリエンタールの末裔」
    爽快な飛行SF。「華竜の宮」というより「魚舟・獣舟」と同世界の物語。背中に生えた第二の腕だとか、出稼ぎの民族だとかのガジェットもあるが、何はなくとも空を飛ぶこと、飛行の爽快さが身をもって伝わってくる。何もかもはなまる満点とはいかないけれども、若さゆえの未来への展望を感じる物語だった。

    「マグネフィオ」
    これもよかった。三角関係と事故による脳の損傷がテーマ。美しいだとか一途だとか、そういう清廉潔白さはないけれど、ないからこそ心に訴えるものがある。

    「ナイト・ブルーの記録」
    これもいい。「音を肌で聴き、肌で海の味を知るような感覚」こそセンス

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    2012年12月15日
  • リリエンタールの末裔

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    短編が4作のオムニバスで、どの作品も技術と人との関わりを中心に描かれていますが、中でも経度測定のための高性能な時計であるクロノメーターの開発者ジョン・ハリソンを題材とした『幻のクロノメーター』を(地図好きとしては)特にお勧めしたいところ。
    ハリソン家に仕えた家政婦視点で物語が展開していき、途中からSF的要素も混じってくるのですが、なにせ史実のハリソン氏自体が幾分神がかった才能を持っているが故に、フィクションがうまく絡み合ってこないのが惜しいところでしょうか。どことなく伝記物を読んでいるような、そんな気分にもさせられました。

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    2012年09月11日
  • リリエンタールの末裔

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    人の技術に関する短・中篇集。
    ただ技術的なギミックというよりは人と技術のかかわりや価値観についての話が中心です。

    話的に面白かったのは「幻のクロノメーター」。話としてのカタルシスには欠けますが、安定して読んでいけます。

    印象に残ったのは「マグネフィオ」。オプティミズムな作品の中で、唯一これだけが異端的に見えました。
    この短編に出てくる登場人物は誰一人として、客観的に見れば幸せではありません。けれど、そんな中で技術に縋り、幸せを見出そうとしているところがとても印象的でした。

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    2015年04月10日
  • 魚舟・獣舟

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    ネタバレ

    ホラー寄りのSF。結構この系統は好き!
    読売新聞の読書コーナーでこれの続編的なのをお勧めされていたので、そちらも読んでみたいです。

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    2025年05月28日
  • 美月の残香

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    ネタバレ

    魔界調香師メフィストフェレス (゚∀゚)

    嘘です。

    執着というか妄執に翻弄されるお話と言えばいいのか、カタルシスは全くありません。ぽーんと放り出されちゃうラストです。

    文章や構成はさすがです。

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    2010年12月22日
  • 美月の残香

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    メビウスの輪のくだりがでてくるのだけど、ちょうど私の好きな本、東野圭吾の片想いでもそのようなくだりがあり、、
    この本は、男女のくくりを超えた世界観が面白い。やっぱりそういう話にはメビウスの輪がつきものなのか。

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    2010年06月29日
  • 魚舟・獣舟

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    ネタバレ

    六編で構成される短編集。
    どれもが終わりや喪失といったテーマに含んでいる。そのテーマゆえに、作品全体に幻想的な雰囲気がある。
    後ろ髪を引かれるような独特の悲哀は、読んでいて「悲しい」というより「淡く儚い」という印象を受けた。

    SF的なギミックは随所に見られますが、それらはあくまでもアクセント。ストーリーが主軸にあってそれらを彩るためにSFが存在している的な。
    説教臭くもなく、SF初心者でも気兼ねなく読めそう。どの話も収束に向けた流れが綺麗でストレスなく読める。

    個人的に一番面白いと思ったのは「真朱の街」。
    妖怪が人類に関わるようになったくだりの設定を読むとクラーク三法則の第三法則を思いだす

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    2015年04月10日
  • 美月の残香

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    もしも、こんな風に愛されたら怖いかなと考えました。でも、どんなふうでも彼女が私のことを愛しているとわかれば私は幸せに感じてしまうなと思いました。

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    2009年10月04日