竹宮ゆゆこのレビュー一覧

  • あしたはひとりにしてくれ

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    竹宮ゆゆこさんの作品は「砕け散るところを見せてあげる」以来の2作目です。前作はタイトルの意味が難解にも感じたのですが今作は・・・。

    序盤での主人公が感じている強迫観念は息苦しく、そこから人が生きながらに土に埋まっている設定での邂逅からどのように場面を繋いでいくのだろうと少し心配になりながら読み進めました。

    読後、家族の物語であり、「愛している」というセリフがどのようにして出てくるのか人の絆がどのようにして紡がれるのかを何とはなし感じさせられる物語であったと思いました。

    そしてタイトルですが今作も私にとっては難解でした。

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    2017年01月10日
  • 知らない映画のサントラを聴く(新潮文庫nex)

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    よさげなタイトルととらドラのひとかー(1巻しか読んでないかな)と思って読んでみた

    ガサツ系女子の一人称が読みにくかったーー
    でもところどころわかるような、
    感情移入はできなくもない・・かな

    いろいろわかりにくい
    とんでも設定は、何かと戦ってる的な話は比喩だよね
    罪とは何か、みたいな

    なんで死んじゃったのかはよくわからない
    自殺なのかな

    自殺は本人はよくても周りはつらいからしちゃだめ

    親友の彼氏(元だけど)を好きになるのは罪なのか
    みたいな?

    まあ結果救われたからいいかな
    面白くなかったわけじゃないけどびみょうだなあ

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    2016年07月03日
  • とらドラ10!

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    並び立つ虎と竜の物語、完結です。
    プロポーズシーンはベタですが、お互いの気持ちが爆発したようで、スカッとする展開でしたね。
    泰子と竜児のわだかまり、そして、泰子と両親のわだかまりも、良い方に向かってホッとしました。
    全部望んでやる、と開き直った竜児は人として一回り大きくなったように思います。
    ただ、個人的にはメインキャストの面々、櫛枝、北村、川嶋らのその後が気になります。特に川嶋は損してばかりなポジションだったので、楽しく笑っているシーンが見たかったですね。
    アニメやスピンオフ作品ではその辺り描かれているんでしょうか。機会があればチェックしたいです。

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    2016年02月23日
  • とらドラ9!

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    ついにとらドラ互いの気持ちが向き合いましたね。
    1、2巻あたりはバリバリのコメディでしたが、気づけばしっかり青春恋愛群像劇に昇華していて。読みごたえたっぷりで、ありきたりですが甘酸っぱくもほろ苦い世界に引き込まれました。
    こちらの方が先発ですが、物語のテンションの推移が俺ガイルと少しにているかも?かるーいラブコメと見せかけておいて、徐々に登場人物みんなに感情移入させられてしまう。
    竜児、大河、亜美、北村、実乃梨、みんな未熟で、悩んで、迷って、それでも決めなくてはいけなくて、選ばなくてはならなくて。
    次巻、最終巻でみんながどのように居場所をみつけるのか。しっかり見届けたいと思います。

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    2016年01月29日
  • とらドラ8!

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    絡まりあっていた何本かの糸が、一気に引きちぎられた感じですね。
    竜児のウジウジっぷりがひどいことになってますが、微妙に感情移入しているじぶんもいる……近親憎悪か。
    ともあれ、前半は思惑や誤解や期待や失望や、様々な感情が入り乱れて、ちょっとゲンナリします。ただ「ああ、なんかこういう空気、あったかもなあ」という懐かしさも少しあったり。
    ともかく、ラストで膠着状態が大きくブレイクされたので、次巻が気になります!
    ていうかこれであと2巻もつのか?

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    2016年01月28日
  • とらドラ7!

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    とうとう大河サイドは転換を迎えましたね。
    竜児はあいかわらずのもにょもにょっぷり。
    楽しいはずのクリスマスが散々な結果に終わって、読んでいるこっちまで残念感でいっぱいになりました。
    そして気になるのは川嶋。
    「他人に期待しすぎ」という彼女こそ、だれより期待をもって友人たちの動きに一喜一憂しているのでは……

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    2016年01月28日
  • ゴールデンタイム7 I’ll Be Back

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    静岡の実家から東京に帰る直前、
    地元の同級生のメイコからもらった手作りパン。
    母親からは独身時代に買った指輪を貰って帰ってくる。

    パンを抱えて帰ってきた万里。
    万里を迎えたのは香子一人ではなく、いつものメンバー。
    一旦部屋に戻り荷物を置き、一同食べ放題の焼肉屋へ。
    千波と香子は仲良く連れ立ってアイスクリーム等を取りに行く。
    二次元君はキレキレの焼き肉軍曹を名乗り。
    やなはついにリンダが好きな事を皆に報告。
    焼き肉終了後。
    香子は万里を待つ間にオブジェを創作。
    『エッフェル塔』というが…。
    そして、ついに部屋に戻り、万里を襲う香子は自ら作った『エッフェル塔』が頭部に当たり初体験未遂で終わる。

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    2015年10月07日
  • ゴールデンタイム列伝 AFRICA

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    3つのお話からなる

    AFRICA
     万里が静岡の実家に帰る前からの話。
     千波がサークルの先輩から無理難題。
     『香子を合コンに参加させろ』と…
     それが無理なら、千波、ヤナ、師匠も辞めさせると。
     千波が一人暮らしの引越し直後。
     TVをつないで視聴中、アフリカのヌーの大移動が。
     そこに香子はヌーについていきなりポエムを語る。
     なぜ?
     万里は実家へ帰省して、香子、千波は合コン参加。
     そこで…香子は汚香で合コンを木端微塵に吹き飛ばす。
     …千波を使って香子を手駒にしようとするから。
     それは、無理。
     何しろ、香子はそれを許さないから。

    ユア・アイズ・オンリー
     光央メイン回。
     

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    2015年09月29日
  • ゴールデンタイム6 この世のほかの思い出に

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    香子が事故を起こしてから、何一つ連絡が取れなくなる。
    同行していた一行は心配のあまり皆で集まる。

    香子は事故後一人で引き籠る。
    万里に捨てられる夢を見て、忘れられることを恐れて。
    万里は一人で香子の家に一人で乗り込む事へ。
    香子のひどい有様を目の当たりにしながら、香子の父と対面。
    何故か父はインスタントラーメンを作りたくて娘の開け放った部屋の前で立ち尽くしていた。
    目があっても動かず、結局父は万里にラーメンを作ってもらい。
    香子は万里への告白を全て聞かれていた。
    二人は喧嘩しながら話し合い、万里は全てを受け入れる事を決意。
    香子はそんな万里を応援しながら、香子も変わる事を決意する。

    花火大

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    2015年09月25日
  • ゴールデンタイム8 冬の旅

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    まさかの現在ハッピーエンド。
    過去ハッピーエンドかと思ったが、あくまで未来を見据えたエンド。
    このあたりはさすが。

    個人的にはちょいと残念だけど、未来に進もうと決意してくれているのでOKかな、と。

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    2015年09月23日
  • ゴールデンタイム7 I’ll Be Back

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    記憶喪失ネタ必須の展開といえばそう。
    ここまでメインにくるとは思わなかったが。

    それもあっての最後の引きなんだけど、確かにこれはきっついな。

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    2015年09月23日
  • ゴールデンタイム列伝 AFRICA

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    友人たち視点のそれぞれの話。
    それぞれの心情が見えて短編ではあるけど、本編をフォローするかのような造り。

    何気に結構心に刺さりました。

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    2015年09月23日
  • ゴールデンタイム6 この世のほかの思い出に

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    もともとが現在と過去の対比とか過去の許容とか決別とかそんな感じの話であったことを再認識。
    過去と相対することを選んだ主人公は強いな、と。

    過去は捨てきれないものだけど、そういう意味では「記憶喪失」というギミックはすばらしいし、過去の自分を幽霊にしたというのはなかなかに面白い手かも。

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    2015年09月23日
  • ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる

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    友人の汚部屋とか女どものなんだかんだで仲いい交流の話。
    短編集でもああ、こういう友人関係はつづくよね、という話。
    わりとあった記憶がないでもないぐだぐだ感がなんとなくリアル。

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    2015年09月23日
  • ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏

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    まとめ読み。ようやく消化。

    大学の夏休みかぁ。なんかあまり記憶ないなぁ。という寂寥感。

    登場人物皆、青春してますけどね。

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    2015年09月23日
  • ゴールデンタイム4 裏腹なるdon’t look back

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    負傷したあげく、熱を出してばったり。
    それを隣の住人に助けてもらった。

    熱で倒れたのを看病してもらっても…浮気。
    電話して! という気持ちは分からなくもないですが
    それよりも、花束で遊ぶ2名の男が面白すぎるw

    海に行こう、と約束をしたものの
    先立つものがない状態。
    それに対して反対する彼女は…さすがお嬢様。
    解決策が、確実に親のすねかじってます。
    確かにここまで反対されてしまえば
    ちょっと言い出しにくいものはありますが
    最初にばったり倒れているのを考えると
    ちょっと問題あり、だったかと。
    でも彼女のあの行動力は…愛が、すごい。

    少しずつ見えてくる過去と、さらなる人間関係。
    爽やかそうに取

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    2016年06月25日
  • ゴールデンタイム3 仮面舞踏会

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    無事に始まった、うふふあはは生活。
    しかし友人は、前回のお酒の席での問題で
    非常に落ち込んでいた。

    大人の態度がとれず、反射的に逃げてしまう。
    それを指摘している方も、わたわたと逃げてしまう。
    どっちもどっち現象が起こっております。

    そんな状態の横で、うかれまくりハイテンション彼女。
    2巻のまさに続きから始まったので
    両親がお引き取りに登場してましたが
    さすが両親…娘に慣れてます。
    しかも親公認(?)ストーカー体質。
    完全に疑われている娘に笑ってしまいましたw

    今と昔の感情がごっちゃになっていく最後。
    あったはずの物がなくなっている状態。
    おかしかった彼女。
    総合すると…当然、ばれました

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    2016年06月25日
  • ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト

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    大学に入学して、初めてできた友達についていたのは
    『完璧』なお嬢様。

    好きな人の前では暴走当たり前。
    女を排除するのも当たり前。
    しかしこれ、付き合ってもいない人相手だと
    単なる思い込みの激しい変な女、です。
    本人もそこの自覚はあるようですが…あれです。
    好きな子に嫌がられても、ついちょっかいをだす男子。
    そんな存在になっています。

    半分ほどして分かってくる、主人公の微妙な過去。
    それを知っているのは彼女だけで
    彼は彼女が好きなわけで…。
    それを冷静に見ている、実態のない人。
    一体誰なのか、と思っていたら…確かに、彼だけは
    実態も何もない、死んだ存在。

    一方通行の視線。
    この人間関係、ど

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    2016年06月25日
  • ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる

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    ネタバレ

    番外編。

    光央の部屋
     汚部屋を通り越して魔窟と化している。
     脱いだものなのか洗濯したものなのか判別つかず。
     そんな中、部屋は誰かに侵入されていた。
     万里&香子は押し入れで侵入者を確認。
     実は高校の後輩女子高生数名が、侵入していた!
     なんて事もない物ばかりを盗んで…
     怒りだけで済んだヤナっさんは…いい奴。
     円形脱毛症も発症したけど。

    百年後の夏もあたしたちは笑っている
     海水浴へ行くために気合が入る香子。
     千波宅へ行き水着の品評会。
     万里が紫生(しお)を師匠と読み違え。以来師匠。
     その人が美人で。それも男なんだけど香子は勘違い。
     万里が家に止めるという流れに、香子は千

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    2015年09月09日
  • ゴールデンタイム3 仮面舞踏会

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    リンダと仲直りする、千波とヤナが仲直りする、宅飲みをするの巻。大勢での安さ重視飲み放題つき飲み会や宅飲みの描写が続き、大学時代を思い出して懐かしくなった。その反面、高校生などお酒でのバカ騒ぎを経験したことがない人はよく分からないのではと思う。
    万里の記憶喪失についても、流れを追っていくことはできるし気持ちはそうなるだろうと想像はつくのだけれど、やはりいまいち実感が湧かない。恐怖や罪悪感など色々あるのだけれど、「だろう」で終わってしまい心まで届いてこず、実感できない。幽霊の気持ちを想像できても実感はできないのと同じ。
    高校時代の多田万里が戻ってきているので、そこを楽しみに読もうと思う。最終的に高

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    2015年09月06日