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本作はタイトルにある「とら×ドラ」のお話です。
これは「虎×竜」を意味しています。
ただし、本物の虎と竜が戦うようなバトルものではありません。
甘酸っぱい学園青春ラブコメディです。ええ、甘酸っぱいです。
高校生の恋愛のあるある、人として当たり前のように抱えそうな葛藤、読んでいて思わず「うんうんあるある...」となってしまう。
それ故に物語に引き込まれます。
恋愛の難しさだけでなく、人と付き合うことの難しさ、しかし難しいがゆえの楽しさというものを本作から学ぶことができると思います。
今恋愛してる、あるいは周囲に恋愛している・悩んでいる友達がいるという紳士淑女の皆様、騙されたと思って本作を手に取ってみてください。
Posted by ブクログ
これは……言葉が出ない。感動だなんて安い言葉で表したくない。10巻続いた虎と竜の物語、ここに完結。1巻を読んだ時にはここまで人間関係が深まって絡まるなんて思わなかった。人は人とぶつかって傷つけずにいられなくて、でもそれだけじゃない。確かな何かを受け取った気がするのに、言葉に表せない。大河と竜児の日常は続いていく。大河は新しい家族に馴染めないかもしれない。竜児の家はお金が足りなくて進学を諦めることになるかもしれない。それが仕方がないとは言えないし、悔しくて悲しくてどうしようもない夜があるかもしれない。それでも奇跡みたいな仲間がいてくれれば、歩いていけるのだ。
Posted by ブクログ
家族とは何なのでしょう。友達も。恋人も。
言葉の定義はいつも曖昧で、自分が実感して掴んでいかないのだと思います。
こんな風に人を愛せたらいいと思いました。
一人で居ることは寂しく、一人を選ばなくてはいけなくても、誰かと居ることを一度でも覚えてしまったら、それはすごく辛くて苦しいです。
でも一人だからこそ誰かを求めるのだと。出逢うことができたのだと。
並び立つことができ、支えることができるのだと、大河と竜児から教えてもらった気がします。
今だからこそすごく刺さる本でした。自分も信じてみようと思わせてもらえました。
出来すぎの感は否めませんが、願わくば彼らの日々が幸せであるように……。
Posted by ブクログ
スピンオフの2巻目だけまだ読んでいませんが、本編全10巻はこれにて読み終わりました。
「とらドラ!」は人相が悪いために誤解されがちだが実は家事好きでマメな高須竜児と、見た目は美少女だが実際は凶暴な性格で周りに被害をもたらす手乗りタイガーこと逢坂大河をメインとする青春ラブコメ。
序盤の巻では大河や竜児が自分の想い人との恋愛を成就するために奮闘するドタバタ劇の感じが強いですが、後半の巻になってくると、片親の居ない竜児、親から放任されていた大河などの家族問題、友人同士での恋愛のすれ違いなど、どろどろした問題が続々と出てきて、登場人物たちが辛そうで読んでて切なくなりました。青春時代に体験する「みんなで仲良く楽しい時間→向きあわなければならない現実」への流れを見せつけられたような感じです。
何に対しても上手くいかないことに悩む青春時代。そんな青春時代を大いに悩みながら、奮闘する登場人物たちの活躍を堪能できる本作品は学生を経た人に特にオススメです。
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