本作はタイトルにある「とら×ドラ」のお話です。
これは「虎×竜」を意味しています。
ただし、本物の虎と竜が戦うようなバトルものではありません。
甘酸っぱい学園青春ラブコメディです。ええ、甘酸っぱいです。
高校生の恋愛のあるある、人として当たり前のように抱えそうな葛藤、読んでいて思わず「うんうんあるある...」となってしまう。
それ故に物語に引き込まれます。
恋愛の難しさだけでなく、人と付き合うことの難しさ、しかし難しいがゆえの楽しさというものを本作から学ぶことができると思います。
今恋愛してる、あるいは周囲に恋愛している・悩んでいる友達がいるという紳士淑女の皆様、騙されたと思って本作を手に取ってみてください。
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これは……言葉が出ない。感動だなんて安い言葉で表したくない。10巻続いた虎と竜の物語、ここに完結。1巻を読んだ時にはここまで人間関係が深まって絡まるなんて思わなかった。人は人とぶつかって傷つけずにいられなくて、でもそれだけじゃない。確かな何かを受け取った気がするのに、言葉に表せない。大河と竜児の日常は続いていく。大河は新しい家族に馴染めないかもしれない。竜児の家はお金が足りなくて進学を諦めることになるかもしれない。それが仕方がないとは言えないし、悔しくて悲しくてどうしようもない夜があるかもしれない。それでも奇跡みたいな仲間がいてくれれば、歩いていけるのだ。
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前巻であんなことになってしまったが、丸く収まってよかったというのが読み終わって最初に感じた感想。
周囲の環境はほとんど変化しないままに、泰子と両親の関係、大河と母親の関係がうまくいったこと。そしてなによりも竜児と大河が大団円を迎えることができてほっとした。やはりハッピーエンドは良いものだ。
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ほぼ竜児視点の話ではあるけれど、なるほど「とら」と「ドラゴン」の物語だった。痛くて苦しくて、それでも求めて求めて、求め続ける恋のおはなし。幸せになれよ!!
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とらドラ!最終巻。
確かアニメ化されてたんだっけ、それとラブコメ?程度の認識で読み始めたのに、途中から完全にハマってた。全10巻、面白かったよー!!
ある意味一気読みできたので、リアルタイムでハマってなくてよかったかも、と思った(笑)。
とにかく、メインの登場人物みんながだんだん好きになって、終わりが近づく度にページをめくるのが惜しくなった。竜児くんも大河ちゃんも、みのりんも亜美ちゃんも、北村くんも、春田くんも能登くんも、麻耶ちゃんも奈々子ちゃんも、竜児母の泰子さんことやっちゃんも。そして今回の最大の功労賞、独身(30)ことゆりちゃんも!
ああ、面白かった!
内容については山場に継ぐ山場で、竜児&大河の逃避行~冬の川からの青春活劇、亜美ちゃん家での秘密会議、泰子さんの家出、転校大河・・・と見せかけての、やっちゃんの実家へ突撃!と見所いっぱい。
特に、竜児くんが家に帰って来て、やっちゃんが家出したことを知って、一瞬混乱したけど、覚悟を決めるとこ(ここ、この巻でも屈指の名場面だと思う)と、やっちゃんの実家編がもう、涙ナシでは読めなくて、正直泣きました。竜児くんは本当にいい子だ。
一度離れる選択は本当に辛かっただろうけど、愛があるから大丈夫だと信じている2人が・・・ううっ、ええ話や・・・。
周囲の友達が優しくて、いいなあこんな青春。
ラストもすっきりしていて良かった!
もうちょっとラブラブな2人が見たかった気もするけど!(笑)
・・・でも、くっついた途端とんでもない発言が多かったから、(ほら、「世界の中心で愛を叫ぶんだな」とか)これでよかった・・・のかな。
あと、独身(30)のゆりちゃんが幸せになれるように祈ってます。
真剣に。
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ついに完結です。
もう少し続いてほしいです。
特に川嶋さんはもっと幸せになっていいんじゃないかな、と思うんだ。
相変わらずのゆゆこ節は健在でした。
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シリーズ完結編。まさに大円団。
このエンドになることは予想で来たけど、ここに至るまで10冊を費やし丁寧に描いていたんだなという印象。
続きがあったら読みたくなるような終わりも良い感じ。
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家族とは何なのでしょう。友達も。恋人も。
言葉の定義はいつも曖昧で、自分が実感して掴んでいかないのだと思います。
こんな風に人を愛せたらいいと思いました。
一人で居ることは寂しく、一人を選ばなくてはいけなくても、誰かと居ることを一度でも覚えてしまったら、それはすごく辛くて苦しいです。
でも一人だからこそ誰かを求めるのだと。出逢うことができたのだと。
並び立つことができ、支えることができるのだと、大河と竜児から教えてもらった気がします。
今だからこそすごく刺さる本でした。自分も信じてみようと思わせてもらえました。
出来すぎの感は否めませんが、願わくば彼らの日々が幸せであるように……。
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何回読んでも泣けます…(´;ω;`)
竜児と大河がやっちゃんの実家に行ってから、やっちゃんだましてやっちゃんを実家に帰ってこさせるあたりで、泣きました
この親子に泣かされてばっかりな気がする…
とらドラはラブコメだから当然キャラの恋愛とかでも考えさせられることも多いけど、親子の関係についてもいろいろと感じます。
終わり方も個人的に無理やりな感じでなくていいと思います。
グダグダ長くなるわけでもなく、適当な終わり方になるわけでもなく。
ちょうどいい冊数なので読みやすいと思います。
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スピンオフの2巻目だけまだ読んでいませんが、本編全10巻はこれにて読み終わりました。
「とらドラ!」は人相が悪いために誤解されがちだが実は家事好きでマメな高須竜児と、見た目は美少女だが実際は凶暴な性格で周りに被害をもたらす手乗りタイガーこと逢坂大河をメインとする青春ラブコメ。
序盤の巻では大河や竜児が自分の想い人との恋愛を成就するために奮闘するドタバタ劇の感じが強いですが、後半の巻になってくると、片親の居ない竜児、親から放任されていた大河などの家族問題、友人同士での恋愛のすれ違いなど、どろどろした問題が続々と出てきて、登場人物たちが辛そうで読んでて切なくなりました。青春時代に体験する「みんなで仲良く楽しい時間→向きあわなければならない現実」への流れを見せつけられたような感じです。
何に対しても上手くいかないことに悩む青春時代。そんな青春時代を大いに悩みながら、奮闘する登場人物たちの活躍を堪能できる本作品は学生を経た人に特にオススメです。
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いやぁ、いいお話でした。
傷つきながら、遠回りしながらようやく辿り着いた結末で、みんなきっちり幸せになってほしいです。
特に情の人・あーみんが報われることを心より祈りつつ・・・。
それぞれが漏らす本音の部分は必見。
コレを高校時代に読んでたら自分の高校生活は大幅に変わって・・・ないか(笑)。
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完結。みんなの幸せ!とは大きく出たよなあ、というのが全体としての感想。アニメから入ったので、この終わり方になるとは思わずビックリしたけれど、多少無理矢理でも小説の方の落とし方の方が俺は好き。大河、皆にメールくらいすれば良かったのに
【2012/4/8 追記】
余韻を味わいつつ。
個人的にはラストで見せた亜美の本音がすごく好きで、もっとこのキャラクターを掘り下げて書いてもらいたかったなーと思う。登場頻度が本編全体で少なすぎた印象があった。ラストで固まってしまったので、続編が万一出てもその辺りを書く余地はないかもだけど。良いキャラクタなのに惜しかった。
あと、みのりについては10巻の冒頭の性格が地だと思うので、それを皆に見せる過程も書いてほしかった。これは続編かスピンオフで書ける余地がありそう。ジャイアントさらばと永遠の絆のくだりでみのりと竜児の関係は固まったと思うので、その辺については満足。もうかき回しようもないと思う。
北村の将来も気になる。10巻の冒頭でお金を貯めていたのはアメリカに行く為だろうけど、その後の経過が気になる。
あるかどうか分からないけど、3年生編が出ると良いなと思う。出ても良い終わり方だったし。
多分アニメの最終回に合わせて終わった等の事情があるのだろうけど、全体通して非常に良い作品なので、是非続編(3年生編)希望。
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純愛一直線だった~
いつものコメディ要素はほんの少しでなんか違うシリーズみたいだったよ。
でもさ、いいよね純愛ww
結婚してずっと一緒にいるって言い切れる相手がいるってことは幸せ以上の何物でもなくて
現実にはそんな奇跡は簡単に転がってない。
フィクションだから奇跡がおきていいんだよね。
フィクションだから奇跡が必要なんだと思う。
夢をみたくて読んでるんだからさ。
僕にもいつかそういう人が出来ればいい。
本当にそう思う。
愛し愛される幸せを感じられる人が。
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9巻を読んだのが2年前くらいだったので前の内容をちょっと良く覚えていなかったけど、まあなんとかなった。
なんか説教くさいというか、文章がややくどい点をのぞけば、ハッピーエンドでおおむね良かった。
分かり切っているラストでも、きちんと読ませる構成はさすがに10巻も続けただけはあるなあと。
なんにせよお疲れ様でした。
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アニメが大好きなので原作を読んでみた。
ライトノベルはシリーズものになると
こんなものなのだろうか。
個人的にはかなり長く感じた。
10巻はアニメと原作では
内容が違うので
片方しか見てない方は
一度見て見ると良いかも。
読み物としては普通だったけど、
9巻以降は泣きながら読んだ。
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とらドラ本編の最終巻となりました。
話の流れそのものは、比較的ありきたりなラインを抜けてはいませんが、それでも1巻で想起させたイメージを上手く昇華させ、なおかつ龍と虎という2人の存在を綺麗に描けていたのではないでしょうか。
爆発力のある作品ではなかったかと思いますが、トータルでは全10巻を通して安定していたかなと思います。ちゃんと新たなスタートとして区切りをつけてくれたのも個人的には良い印象です。
作者の竹宮ゆゆこさんにはまた違った雰囲気の中での物語を期待したいですね。そちらも楽しみです。とりあえずはスピンオフ3巻を読んでみることにします。
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ついにとらドラも完結。
アニメ版と時期を合わせたように完結したのだが、アニメ版も同様な終わりだったのかな?
とらドラに限らず、アニメ全般、テレビ自体を昨年の11月頃からパタリと見なくなったので顛末が分からないんだよねw
そんなことより原作について。
途中の紆余曲折の部分はやたら「愛」を連呼して無理やり話を進めた感はあるが、竜児・大河と収まるべき所に納まって、竜児が改めて進路希望書に書いた
「みんな幸せ!」
を体現した大団円な最後。
シリーズとしては終了であるが、大河が戻って来た直後の後日談や、他の主要キャラクタのエピソードなどスピンオフシリーズで出して欲しいね。
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手を取り合い親のもとから逃げた竜児と大河。二人は逃げるがお金を持たず、そんな所へ助けにきたのは・・・。
親と決別した道を進むのか、それとも別な道を進むのか。
竜児と大河の答えは?
今回でついに最終巻。
竜児の出した答えは・・・文章におこしたら恥ずかしくなったので是非読んで確認してください(笑)
でもまぁ、「つばがり」っていうのはその人との繋がりではすまないと思った。今の若者はそのことをきちんと理解していて欲しい。
竜児、大河、実乃梨、亜美、北村。それぞれの成長をシリーズ通して読めたことが、この「とらドラ!」を読んで一番楽しかった。
やはり物語の主要キャラは成長しないと読んでいてつまらない。
最後に、自分は実乃梨派であることを宣言します!!
Posted by ブクログ
ラノベです。
読んでたらハゲタカ好きの知人に笑われました。
まだ読み切っていないので何とも言えませんが、
アニメの補完的役割が大きくなってます。
でもまあ、これはこれでおもろいので。
めんどくさい方は、スピンオフを読むとよろしいかと。
一夫一妻制の現代日本、実際に人間と言う種として見ると、
何が一番ましな制度なのでしょうかねぇ。
Posted by ブクログ
導入部分の1巻。主なメンバー登場。竜児と大河の掛け合い。
サイドがどう埋めていくのか、このあとの展開を楽しみにしつつ。
2巻目『亜美』登場。これにて主要人物全て整った感あり。
lastにて『幸福の手乗りタイガー』収録。生徒会庶務『富家幸太』の不幸体質暴露。
3巻目にてプールサイドの『偽乳事件』、大河の『竜児は私のだ』宣言。
4巻にて『亜美の別荘』での『実乃梨』の独白。大好き。
それぞれがそれぞれの想いに自覚し始める。
年賀状のようなポストカード付き。
5巻では『文化祭』。クラスの出し物は『プロレスショー』。
見ると読むのと大違い。爆笑!
そして『ミスコン優勝』のエンジェル大河と父親の距離。泣けます。
竜児の想い、実乃梨の想い。全部ひっくるめて後夜祭。
6巻では北村がメイン。突然グレる北村と生徒会長選挙。
亜美のスタンス確立。
北村の生徒会長立候補演説にて告白→玉砕。これに大河がキレまくる。
すみれの叫びと大河の想い。亜美の想いと実乃梨の想い。
すみれの留学、大河の停学があって、7巻へと続く。
7巻にてクリスマス!北村の復活と良い子の大河。
亜美の指摘と無自覚な竜児。実乃梨の想いと大河の本音。
竜児のアタックと、玉砕。そして入院。
(PSPのストーリーはここの後の話しが入っている)
8巻目、大河の『自立宣言』と修学旅行。
修学旅行lastにて大河の『夢の中の告白』。色々と露呈してぐちゃぐちゃな巻。
9巻は進路。前巻の問題引きずったまま、竜児が壊れる。
壊れた竜児をサポートするべき『北村・亜美・実乃梨』がタッグを組む。
亜美との公園のシーンは切ない乙女心。『バカらだから嫌い』は名台詞。
last10巻。自分探しでどうしようもなく傷ついて壊れて、それでも前へ進む。
『決めるのは自分だから』逃げても追いかけても諦めても縋っても『自分で決める』。
怒涛のLast、泰子と竜児のぶつかりと和解。泰子の両親への侘びと、竜児の叫び。
メチャ泣けます。凝縮してエキスが濃ゆい。
深夜にやっていたアニメが案外面白くて。
Lastがどう違うのか見比べたくて。
アニメはアニメのやり方で終焉を迎えて、ラノベはラノベの終わり方だった。
同じなのは『春』という事。
私的にはどちらも 良い終わり方をしている と思える。
単発でラノベ出しても 面白いかも。
高校生の竜児と大河じゃなくて、社会人としての二人。
どう原作で描くのか、見てみたい。
案外重たいテーマを抱えているので読んでいて スカッとする とかはなかった。
多分、『学生』と『大人になってしまった人』が読んだら違う感想を持つと思う。
Posted by ブクログ
遂に最終巻を迎えたとらドラ10巻!!
最初のコメディぶりはどこへやら、いつのまにかシリアスな話が増えてきました。
そして最終巻もまたシリアスな展開と真面目な話が続きます。
最初の頃のハチャメチャが好きだった人には物足りない部分もあるかも知れません。
けれど、様々な感情をぶつけ合う様にして生きてきた大河や竜次たち登場キャラクター
が恋人や家族、友人との愛情をどう考え、どう受け止めようとするのかを、今までとらドラを読んできた
多くの人たちに見て欲しいと思いました!!
また、ライトノベルが苦手な方には「人と人とのつながり」という小説やコミックでよく取り上げられる
テーマについて、この作品を通じて見てみるのも良いのではないかと勧めます!!
人との関係は変わり続ける。例え相手がどんなに近しい人でも、血がつながっていようとも、強く思っていようとも。
それは自分が望むと望まないとに関わらず訪れる。けれど、決してそこから逃げてはいけない。
そんな風に思わせてくれる最終巻でした♪
Posted by ブクログ
☆アニメ視聴済み。
本編全巻読み終わったよ~。
うん。(´ⅴ`〃)
最終巻はなんというか、(アニメよりも)人の心の中とか…竜児×泰子,泰子×泰子の両親~の親子愛的なものが色濃く出てて良かった*
竜児と大河も幸せ度・ラブ度がupしててよかったと思う♡-(^ω^人)
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
家を飛び出した竜児と大河は泰子の実家を訪れ、親子二代にわたってこじれてしまった関係を、もう一度紡ぎなおしていくことになります。
そして、竜児以上に深刻な母親との関係に悩み苦しんでいた大河は、ようやくここから親子の関係を築いていくためのスタート・ラインに立つことになります。恋ヶ窪先生は、そんな彼女のために身体を張って戦い、竜児もまたなによりも大河自身のためになることを必死に考えて、ひとつの結論にたどり着きます。
いくつか伏線を回収しきれていないところもありますが、番外編第3弾で後日談的に語られることになるのでしょうか。ともあれ、若干あわただしく締めくくった感があるものの、本編ストーリーは無事完結です。
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並び立つ虎と竜の物語、完結です。
プロポーズシーンはベタですが、お互いの気持ちが爆発したようで、スカッとする展開でしたね。
泰子と竜児のわだかまり、そして、泰子と両親のわだかまりも、良い方に向かってホッとしました。
全部望んでやる、と開き直った竜児は人として一回り大きくなったように思います。
ただ、個人的にはメインキャストの面々、櫛枝、北村、川嶋らのその後が気になります。特に川嶋は損してばかりなポジションだったので、楽しく笑っているシーンが見たかったですね。
アニメやスピンオフ作品ではその辺り描かれているんでしょうか。機会があればチェックしたいです。
Posted by ブクログ
一先ず、綺麗に収まるべくところに収まりましたね。
この先は平穏無事に、とはいかないだろうけど、北村、亜美、実乃梨という友がいれば頑張れるでしょう。
そして、それはみんなにも言えることです。
生涯の友を何人も得られるなんて、自分もそんな青春を過ごしたかったな。