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Posted by ブクログ
ついに動き出した万里の記憶と背後霊と過去。
恋の多角関係もいよいよびしばし角突き合わせる瞬間が訪れ、今まで無条件で味方だった岡ラシアやリンダにプレッシャーをかけられるというなかなか新鮮な7巻でした。
このシリーズで全巻に共通する「待ってくれない」感が今回も発揮されます。
あっちがようやくうまくいったらこっちでまた何か起きている。
事情があるんだもうちょっと待ってくれ。ダメです。
今まで主に万里が失いそうになっていたのは香子であり『今の自分』でありました。
しかし今度はやなっさん、二次元くん、岡ちゃんの三人との友情に、様々な事情がからみ合ってヒビが入ってしまう。
さらに、そちらを立てていたら、やっぱり最後は香子が爆弾発言。
大学一年~三年くらいで経験する青春と修羅場を一年に縮めてお送りされているような気分です。寿命縮むわ。
そんなこんなで八巻が待ち遠しいながらも、終わりの足音がかすかに聞こえてきているような気がした七巻でした。
Posted by ブクログ
静岡の実家から東京に帰る直前、
地元の同級生のメイコからもらった手作りパン。
母親からは独身時代に買った指輪を貰って帰ってくる。
パンを抱えて帰ってきた万里。
万里を迎えたのは香子一人ではなく、いつものメンバー。
一旦部屋に戻り荷物を置き、一同食べ放題の焼肉屋へ。
千波と香子は仲良く連れ立ってアイスクリーム等を取りに行く。
二次元君はキレキレの焼き肉軍曹を名乗り。
やなはついにリンダが好きな事を皆に報告。
焼き肉終了後。
香子は万里を待つ間にオブジェを創作。
『エッフェル塔』というが…。
そして、ついに部屋に戻り、万里を襲う香子は自ら作った『エッフェル塔』が頭部に当たり初体験未遂で終わる。
やなは映研の取材にかこつけて、おまけんを取材申し込み。
無事OKもらうも、リンダは嫌な顔を隠せない。
万里を呼び出し文句。
が。
仲良くしている場面を千波に見られ、『最低』と言われる万里。
全く意味が理解出来ない万里は唖然。
ある日曜日。
おまけん総勢で街の阿波踊りに参加。
その本番真っ只中、万里は以前の万里に引き戻される。
突然ぶっ飛ぶ意識。違和感だらけの実感。
すぐに元の万里に戻るが…
踊りが終わり着替えていると、私学連の本部長登場。
私学連で踊ってくれるな と通達。
万里だけではなく、踊れてない人があまりのも多いとの事。
衣装も全て返納し、お通夜よろしく日々が流れる。
香子に『抗不安剤』を飲んでいる事を知られ。
彼女は彼女なりの思いで万里をサポートしようと。
万里が何に怯えているのか?
そして、万里をサポートするごとく微妙な千波との仲を取り持つべく香子は動く。
焼肉大会しつつ、万里の過去を連んでる奴らに話す。
予定を立てて行動。
来てくれるかわからない千波にもメルを送り。
当日。
時間よりも早く千波登場。
千波は自分の『嫌な部分』を万里に押し付けたと泣いて詫びる。
万里も千波に自分のこれから言おうとしている事を告げようとして…
錯乱した。
千波のオカメラを録画状態にしたまま、全てを録画されている。
錯乱して、それでも『香子にだけは言わないでくれ』と叫ぶ万里。
千波は隣のNANA&リンダに助けを求める。
NANA先輩に横っ面を叩かれて正気に戻るも、部屋を駆け出していく万里。
たまたま街でやなに出会い、ケータイで連絡受けたらしく万里を追走。
上手く巻いたと思ったら二次元君にホットプレートにて一発をくらい逃走劇終了。
ヤナと二次元に ワケが解らない なりに説明。
それでも『任せろ』と言われ、安心する万里。
香子は千波から『詮索しないように』と言い含めらえて。
万里はオカメラに今の状況、今ある事がなくなっても記録媒体として残す事を千波に託す。
そして…
香子は万里に別れを告げる。
万里が母親から受け取った小さな指輪を渡そうとしたその時に。
万里は一切が解らなくなり。体は動かなくなった…