黒星紅白のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近色々なことに疲れてしまって懐かしく読みやすいものを読みたいと思い、ずっと前に買ったまま放置していた本を手に取ったら秒で読み終わった。中学〜大学あたりまで、年1冊ペースで出るこの本を楽しみにしていたなあ。
最初に挟まれるエピローグ・bが最後に描かれるエピローグ・aによってがらりと見方を変える方式を学んだのもこのシリーズから。最初に印象的なシーンを挟もう、という方式は長編小説の書き方指南ではよくされがちだけど、それを連作短編集でやるとこう、といういいお手本。
登場人物・ストーリー・時間軸も複数本走っていて、シリーズをずっと追っていても飽きない。寓話のような話の数々は時に人間の心情や行動の不思議 -
Posted by ブクログ
「ほほう、時雨沢のヤツ…、こんなにも書けるのか」と感じさせる、いつもとは違う物語の進行と、時雨沢節の銃に関する詳しい解説を楽しめました。
ほとんどが通話で物語が進み、二転三転さらには五転六転するような展開で、一気に読み切ってしまうほど面白かったです。ネット連載でも読めるようですが、書籍でも読みやすいです。ネット連載では、横書きで通話の話者が都度かかれていたり、行間が空いている違いがあるとのこと。
フロストクラックのタイトル回収や、話を聞くだけでここまで推理できるのかと驚きながら読めた。
最近のキノの旅の新刊に続き、時雨沢さんの本が読めたのが嬉しい。 -
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