時雨沢恵一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近色々なことに疲れてしまって懐かしく読みやすいものを読みたいと思い、ずっと前に買ったまま放置していた本を手に取ったら秒で読み終わった。中学〜大学あたりまで、年1冊ペースで出るこの本を楽しみにしていたなあ。
最初に挟まれるエピローグ・bが最後に描かれるエピローグ・aによってがらりと見方を変える方式を学んだのもこのシリーズから。最初に印象的なシーンを挟もう、という方式は長編小説の書き方指南ではよくされがちだけど、それを連作短編集でやるとこう、といういいお手本。
登場人物・ストーリー・時間軸も複数本走っていて、シリーズをずっと追っていても飽きない。寓話のような話の数々は時に人間の心情や行動の不思議