時雨沢恵一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
下巻。トレイズと囚人四十二号の対決。
遂にこの巻でトレイズの正体がリリアに伝わった。だが自分から明かした訳ではなく囚人にバラされてしまうという、なんとも情けないもの。ただそれもトレイズらしいなと納得させてくれる。
アリソンの出番はだいぶ減っているがトラヴァスは度々登場している。こういうところを見ると、やはり「アリソン」という作品が根幹にあるのだなと思う。あくまで続編という立ち位置。
それにしても囚人四十二号には驚かされた。同性愛者であり幼子から少年を愛する異常者。さらに愛した者を殺してしまい、その人数は60人にものぼる。ただその殺人描写はされず、そのキャラクター性から不愉快な人物ではない。アリ -
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Posted by ブクログ
ネタバレおなじみコンビの最新作ですね。
正直、ラノベの定義云々に少し触れられてますが、
物語的にどうなのよ、なのが上巻の展開でした。
が、くっそう面白いぞ!
ただ、これは私が作品内で描かれていることに大いに
興味があるからかもしれません。
「バクマン。」などがお好きな方にはものすごく
楽しいと思います。
が、ノウハウをある程度知っている方には
物足りないかも、な「入門書」みたいな展開。
くどいですが私はこういうの大好きです。
ところで、主人公の書いているものの流れに何となく覚えが、と
思ったら「「キ×の×」にそっくりだ!
(昔は全然似てないんですが、近年の刊行がそうなハズ…)
これは確信犯かた -
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Posted by ブクログ
下巻読破。もう胸がいっぱいになるようなラストで素晴らしかったです。
アリソンで始まり、アリソンで終わるという。昔から追いかけてる読者にとってこれ程嬉しい終わり方はなかったです。上巻は割りと濃い戦闘シーンが無かったぶん、ここではがっつり!って感じ。しかし黒幕があの人だったとは…。最後は3組のカップルの描写で終わり。一組は幸せそうに、一組はこれからの苦労が目にみえ、一組は幸せに向けて歩き出してる。セロンはあの後しばらく固まってたんだろーなー、と想像すると面白い。そしてそして、最後にとても気になっていた秘密が少し明かされる…。これで一応完結ってことになるのだけれど、ファンとしてはもっと皆の話が読みた