カルロ・ゼンのレビュー一覧
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お堅い文章、その実丁寧な解説
地球は宇宙人に統治されるが、ある程度自治権を認められる。
宇宙人の対惑星地上用の傭兵としてスカウトされ志願した主人公の物語。
登場人物はアメリカ、スウェーデン、中国、イギリス等各国の癖のある同僚。
文化の違いから常にトラブルが起こる。
作風としてはややお堅い部分のある文章でライトノベルとしては若干重め。
ただ、会話の流れである程度分かりやすく説明がされているので、読みやすい。
この作者の独特な良い点だと思う。
外国人のノリを日本人の主観から読める、易しい仕上げ方。
ただ、作風が徹底してるので、
ある程度主観的なストーリー展開になる。
文章の途中で他人の思考に移ることがないので、
他人の思考が正しく他人として認識できてしまう。
加えて、主人公以外で登場人物主観の展開もなかなかないので、
主人公と登場人物の思考の差異は想像にまかせるところが出てくる。
ここは外国産小説にありがちなパターンだと思う。
はっきり言うと、他人の思考をその人の意見として受け入れられない人にはオススメできない。
主観的な展開が続くので、その辺りはどうしても拒絶する人がでてくるのでは?
まあ、無料版もあるからそっちで読んでみれば良いかと。
個人的に、
主人公の批判的で自我に固執しがちだけど、
柔軟に修正していこうとする性質が結構気に入っています。
プライド高いけど失敗を認められる人、みたいな。
苦難を乗り越えてって欲しいですね! -
Posted by ブクログ
日本人の伊保津明、アメリカ人のタイロン、スエーデン人のエルランド、イギリス人のアマリヤ、中国人のズーハンの5人で構成されたヤキトリK321部隊。
外交特使に同行する儀仗兵という任務で、独立運動で対立している惑星バルカへ降り立つ。
調理師パプキンの采配で重武装をもったK321だが、現地民の暴動により基地が襲撃をうけ戦闘となる。
アキラが要請した起動爆撃によりなんとか生きて帰ることができたが、それにより法廷に立たされることに。
海兵隊のリメル武官と少し仲良くなり、パプキンは隠した意図をもって動き、何とか無罪放免となったアキラ。
火星の追加教育を終えそれぞれ故郷へと帰るが、アキラは羽田で。。。
表紙のズーハンがカッコイイ。 -
購入済み
「宇宙の戦士達」や「老人と宇宙」を彷彿させる作品。
主人公は惑星軌道上にいる宇宙戦艦からポッドで投下する兵士になる訓練を受ける。
当然、命がやたらと軽視される中、それでも自分で自分の生き方を切り開こうとする、ちょっと口が悪い主人公のお話です。 -
Posted by ブクログ
東部戦線から帝都に戻り、サラマンダー戦闘団=レルゲン戦闘団は部隊の再編を図る。
歩兵、砲兵は軍港駐屯地へ、機甲部隊は帝都付近の演習場へ、ターニャを含む203航空魔導大隊は、狂気の人間魚雷兵器V-2を受領し、南方大陸撤収作戦の支援に向かう。
潜水艦に便乗したターニャらは連合王国艦隊と戦闘となるが、敵戦隊をほぼ壊滅状態に追い込む。
その後、同盟国イルドアへ入港し、観光しながらイルドア縦断鉄道にて帝国へ戻る。
平和で物資が充足したイルドアを見ながら帝国との差を感じるターニャ。
戻った帝都では、ルーデルドルフ中将、ロメール中将と交流を温めながら、現状を嘆く。 -
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その幼女、幼女に非ず
アニメ2話→全話リピ→漫画→原作総ナメ→劇場版が待ち遠しい、WEB版を印刷して製本すべきか考慮中。
全て其々の良さがあり、(ハマる人には)狂喜乱舞其足踏む処を知らず状態を保証する。 -
Posted by ブクログ
され竜初の公式アンソロジー。
今をときめく幼女戦記やリゼロの作者、古株のベテラン作家まで、古今東西からされ竜を愛する執筆陣が集結してます。
まず読んで驚いたのはされ竜シリーズへの理解。
特にカルロ・ゼンや長月達平、望公太など、暗黒ライトノベルと喧伝されたされ竜にインスパイアされた世代、若い頃からされ竜を貪り読んでたろう世代の若手作家の短編は素晴らしい。よくぞこんな細かい所まで拾ったな!と驚嘆します。
ガユスの予備校講師のレシドなんて相当読み込んでないと出てこない名前!
ジャベイラやイーギーにレメディウスなど有名どころばかりでなく、ガユスの予備校の生徒やサラザールにイアンゴにベイリックに至るまで、まさかアンソロジーでお目にかかれるとは思わなかった端役脇役が実にそのキャラらしいおいしい登場の仕方や挿話を披露してくれてニヤニヤがとまらない。
ホートンなんて主人公だし!
どの作家もガユスの回りくどい衒学的な語り口や原作の文体を意識しており、ガユスとギギナの痛烈な罵詈雑言合戦の切れ味が小気味いい。
特筆すべきは長月達平の「道化の六日間」。これだけでも★5の傑作です。
ガユスの学生時代の友人にしてモルディーンの一等書記官であるヘロデルを主人公に、現在と過去の回想を織り交ぜて、ガユスとの出会い、個性的な仲間たちとバカ騒ぎの青春、最愛の婚約者シファカとの蜜月を書くのですが、文体の感触が初期のされ竜に非常に近く完成度がとびぬけている。
あとがきで浅井ラボも絶賛してますが、単なる小手先のスピンオフにとどまらず、語られざる伏線をきちんと回収した上で、裏切りの復讐者にとどまらぬヘロデルの人間臭い苦悩と葛藤、その愛すべき人間性と憎めない個性を余すところなく抽出し、非凡な凡人だからこそもちえたモルディーンのカリスマ性をその言動から実証し、一巻のもう一つの結末を完全補完している。
こんなされ竜が読みたかった!
こんなモルディーンが見たかった!
語弊を恐れず言えば、され竜よりされ竜してます。
され竜シリーズを細部までめちゃくちゃ読み込んだ上で、登場人物の主義主張信条をとことん理解し、さらに独自の解釈を盛り込んで大胆に脚色しなければこんな話は書けません。
リゼロは未読ですが、この人の書く小説なら読んでみたくなりました。 -
読みやすい
主人公が真面目系クズ?
ややサイコ?
でも、嫌な感じがしないのは、それを罰せられるところから始まるからでしょうか。
今後、どうなっていくのか楽しみです。