あらすじ
ドラゴンフライ皇国は、世界に覇を唱える『皇帝同盟』と結ぶべきだという主張の『艦隊派』、世界の現状維持を望む『協商』との友好関係を続けるべきだ、とする『条約派』の2つに分かれ内部対立を深めていた。『皇帝同盟』へ属するべき、バスに乗り遅れるな。という風向きが強くなる中、ユトランド上空の戦争で大きく戦況が変わる。結果、新品中尉・アメリアは関係が悪くなりつつある『協商』国家ブレタニケに『条約派』の正論モンスター海軍中将・ハラルドと共に駐在武官として乗り込むことに! 一歩間違えば、世界大戦。国、大使館、貴族、マスコミ……あらゆるものを利用する、『英雄を必要としないため』の闘いが始まる。これは、国家の趨勢を懸けた駐在武官たちの本格外交業務戦記である!
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戦争物
劇画調の作画で、戦争物。
飛行戦艦の艦隊戦、戦略や戦術を巧みに交えながら物語が進行する。
政治的な諜報活動や駆け引きなどが緻密に描かれていて面白い。
魅力的でユーモアなキャラ達
オシャレで素敵な絵で有名なイラストレーターのコテリさんの
別名義のコミカライズの作品です。普段読まないジャンルの作品ですが、
絵に惹かれて読んでみました。
日本らしき国がモデルの「ドラゴンフライ皇国」の軍人さんの外交手腕のストーリー。
国同士や自国の派閥の関係図を頭に入れて、冒頭の展開で身構えて読んでたけど
表紙の主人公とヒロインが出てきてから一気に面白く読めました。
ユーモア溢れるキャラ達の人間性をよく表現して描かれているのがポイント!
長短併せ持つ
大変に好みが分かれる作品である。幼女戦記に代表されるカルロ・ゼンのファンにとっては、歴史上の前提知識も独特の気取った持って回ったような語り口もかえって心地よいものであろう。しかしそうでない読者にとっては、ただひたすらわかりにく作品であると思う。長大な地の文や長ゼリフなど、コミカライズ特有の欠陥は多い。これがファンにとってはたまらないものである。
Posted by ブクログ
カルロ・ゼンとフクダイクミが組んで描く、政争マンガです
ヒロインの上司が「俺TUEEEE」展開で話が進みます
なろう系というより、ホームズとワトソンの天才探偵の推理モノのノリに近い気がしました
家柄SSRヒロインとスーパーダーリン上司の少女マンガ的な組み合わせです
1巻丸々使って、主人公タッグが置かれている状況が解説されています
3話で1巻のボリュームなので、丸々取り扱い説明書の1巻でした
ご都合主義でも違和感なく読めるのは、カルロ・ゼンの持つ説得力なのかなと思いました
政事が一切理解できなくとも、キャラの顔芸で楽しめるほどフクダイクミの漫画が上手でした
制服萌えなので、どのページ見ても軍服イケメンだらけでよかったです
権謀術策パートは全然わかりませんでしたか、キャラの表情、ハンドサインの引き出したが多く、言ってしまえばミュージカルを見てるノリで読めました
どのキャラも逆転裁判並みにリアクションするので、政争ミュージカルな漫画だなと思いました