K2商会のレビュー一覧
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少しばかり飛んだ話をば。
少しずつ、クイーンの黒さというか、抱えてるものが見え隠れしだしたような印象。
過去の経歴、性別、本名、いっさい不明のあのクイーンが、
人生はC調と遊び心!と周囲を好きに振り回すあのクイーンが、
世界一の怪盗、蜃気楼の名をほしいままにするあのクイーンが、
ジョーカーやRDに対して何を思うか。
ジョーカーとRDのいない世界に「興味はない」と言い切るクイーンは何を思うのか。
クイーンも教授も、赤い夢の住人というのは、大人にならない、大人になれない子供なのかもしれません。
さてあの、すみません、タグにやおい文学とかあるんですけど、それはどうよ・・・
クイーンは性別不詳だって言ってるじゃん・・・
気持ちはわかるけどさ・・・
なんなんだよ・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第3作。
血塗られた王家の最後の一人として『聖魔の魂』を持つ身であるララ。初代グランディエ王が自らの欲望と引き換えに子孫の魂を魔神ウェンディゴに捧げる契約を魔女アイガイアと結んでいたため、アイガイアは一族に呪いをかけ、聖なる力も魔の力も両方使える莫大な力である聖魔の魂を持つララの命と魂を狙っている。
ララは、魔女の情報を得るため、バビロン、魔道士ビベカの孫ナージス、竜族の姫テジャと共に、アマグスタにいる賢者ナーガルージュナに会いに行く。
途中、ハーゴの村では、黒魔道士を仲間に引き入れた盗賊から村を守るのに手を貸す。
そこで、ララは、ただの子供であり一人の女の子として素直になれる自分を確認し、自身もまた成長する。
アマグスタでは、ナーガルージュナが悪魔アロウラを呼び出し、呪いの謎と魔女を倒す方法を聞く。今のララでは、魔女には勝てないが、天使召喚によって魔女を倒せる可能性を見出す。高次元の霊的存在が地上で力をふるうには、その力を受け入れるだけの霊的に大きな器をもつ者に憑依しなくてはならないが、ララと同じく聖魔の魂を持つ竜族の姫テジャを依り童にすることを考え、天使召喚法を探すため、新たな旅を始めることになる。という内容。
2巻で登場したナージスがどんな味を出してくれるのか、楽しみにしていました。
ナージスの女性の好みが大人の女性で、“全体にむちっとした、化粧は少々派手でもいいからグッとくるような色年増”だなんて、面白いです。「おまっ…。可愛い顔してえげつないこと言うなぁ、オイ!どっちかってーと、それは俺の台詞じゃね!?」とバビロンが言っていましたが、私も言いたいです(笑)。ナージスがどんな人かじわじわ見えてくるのが面白かったです。
黒魔道士、白魔道士の捉え方は興味深いと思います。同じ魔法を使うものなのに、黒魔術は恐ろしいものだと人々が怖がる気持ちに付けいるのが黒魔術、という説明に、成程と納得。
ハーゴの村の話し合いの進み方や村人の考え方行動などもなかなか良いです。
ハーゴは、主教を中心に誠実で実直な人々がまとまっている村で、確かに理想郷かもしれません。
村が黒魔道士に襲われ森に逃げた女子供を追ってきた山賊と子供達が対峙する場面と、無事だった時の喜びあう姿に、同じ作者の『妖怪アパートの優雅な日常』8巻の宝石泥棒と田代ちゃん達の様子が重なりました。 -
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シリーズ2作目。
ストーリーのメインは、シャイハムス邸での出来事と、魔女ビベカの話の部分でしょうか。
バビロンがやけにララにドキドキしているのとか微笑ましいです(笑)。多分児童書のジャンルに入ると思うんだけど、作者も結構狙っているようで、ギリギリの線引きなのではなかろうか?笑。
二人を夫婦というララも可愛いです。というか、このコメディ風味な部分と、旅の内容の真面目な部分のバランス感覚がこの作者の魅力でもあると思います。
この旅の、人々との出会いや自分と違うバビロンの反応などを見て、大人びているララは確実に成長しているのでしょうね。
そして、一応大人のバビロンも、抱えている痛みを少しずつ乗り越えるララを見て、自分も癒され教えられる部分があるのだろうなと思います。うん、大切なものは手放しちゃいけない。
ビベカの孫のナージスが結構いい味を出しています。多分、見た目は美青年。でも、機械オタクで、弱いのか強いのか、掴みどころがない彼の活躍は、この先の旅に期待したいと思います。きっと、この作者のことだから、魅力的な子なのでしょうね。楽しみです。 -
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「妖怪アパートの幽雅な日常」シリーズが面白かったので、同じ作者の別の作品を読んでみました。
ファンタジーは好きなので、魔法とか剣とかの出てくるこの作品、それなりに楽しめました。亜人種や人間がうまく共存している世界観とかがファンタジーらしいです。
「ナルニア国物語」とか「指輪物語」系のファンタジーだからか、ファンタジーとしては、ちょっと底が浅い感じがしなくもないですが、気軽に楽しめて良かったかな。
この作者の作品に共通する魅力だと思うのですが、登場人物がとても魅力的。
バビロンが、面倒だとかなんだとか言いながら、ララを大事にしているところとか、他人に優しいところとか、出生から辛い人生だったでしょうに、それを誰の所為にもせず運命としてあるがまま、まっすぐに生きているところとか。
そして、ララも重い運命を背負いながら、心美しく逞しく生きている姿とか。ララの中にあるアンバランスさも絶妙で、140歳の年の差を超えてバビロンがうっかり惹かれてしまうのも分かる気がします(笑)。
二人とも宿命を受け入れて、一生懸命生きている姿が素敵。
あと、「人間にまず必要なのは、基本的な幸せだ。それは、自らの手でつくりだすこと。自分たちで畑を耕し、収穫を喜ぶ。家族みんなが健康で、いっしょにいられる。その幸せは金では買えぬ。金で買える幸せは、そのもっともっと、ずっと後で良い。」結構大事なことだと思います。 -
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ひこ・田中さんのメルマガで令丈先生がおすすめされてたファンタジー。
「年齢差140歳のカップル」という紹介に、興味をひかれて読んでみました。
読みごたえありました。面白かった〜!!
今まで知らなかったのが、不覚!
「妖怪アパートの幽雅な日常」も、面白いのに泣ける人情噺ですが、
「ファンム・アレース」も「香月節」が満載。
歌うような歯切れのいい文章ですいすい読めて、
物語の醍醐味をたっぷり味わえます。続きが読みた〜い!
「妖怪アパート」も完結したことですし、ぜひぜひ、続きをお願いします。
生まれてきたことも含めて、自分の過去の全ては
ララに出会い、ララを支えるため、と覚悟するバビロン。
かっこいいです。
しっかし、10歳のララにこんなにドキドキしてるバビロン、
あと5年たって、ララが15歳になったらどーすんだろね(笑)。
令丈先生、ご紹介くださってありがとうございました♪
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「怪盗クイーン」バースディパーティ後編。
OPENINGのモーリッツ教授の特別授業で、『記紀』に対して姉妹編の『羅羅』が存在するとか風呂敷広げてます。いや、サンリオのキキララのネタって誰がわかるんだい!というツッコミから始まりました。
これ以外にも、多くのネタが仕組まれているのがはやみねかおる作品の特徴でもあります。その全てはわからないにしても、気づいた時にニヤリとするのは良い。あれかな、隠れミッキーみたいな感覚です。
講談社文庫『夢水清志郎』シリーズではミステリ小ネタ集として、巻末に作中に散りばめられた小ネタを紹介しているページがあります。こういう些細なところから、他の作品に触れることもあるし、この一節が作品のあそこのつながるんだ、という喜びに触れることもある。その快感はたまりません。
ミームになっているものだけで楽しむのもいいけど、その元ネタを探りに行くのもまた楽しいものだと思います。ミームのブームに乗っかって消費するだけでは勿体無いよ。
ちなみに『羅羅』はちゃんと物語のキーアイテムとして登場しますし、さらにさらに特別ゲストの登場します。スターシステムも作品によっては完備しているわけです。いずれ、はやみねかおる作品大集合みたいなことも目論んでいるのかもしれないなぁ。赤い夢ってそういうことだったりするのかしら。
ジョーカーの人生に彩りと幸福を与えてゆきたい、というのがクイーンの欲望なんだと再確認する物語でありました。
なんだかんだといいながら、ジョーカーのことが大好きだということも再確認。
結局、RD含めたあのトリオの仲良しっぷりを見せつけられるいつもの王道展開。
まったく、楽しませてくれます。
しかし、RDにパートナーというか恋人ができるとは思いもよらない。RDにすらいるのに、お前・あなた・自分ときたら、という文言で心折られそうな人たち多いですな。ゲルブとか。
仙太郎には、コンビニ王になった頃に運命の人が来ると思います。時空の果てから、きっとね。 -
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久しぶりの「怪盗クイーン」。今回の舞台はチェコ・プラハ。
ということで、錬金術師とヴォイニッチ文書をめぐって、クイーンたちが暗躍します。
ヴォイニッチ文書かぁ。解読すること自体が無駄であるので研究する必要がない、というような言説が飛び出ているようだけども、解き明かせない謎というものが存在していることに価値はあると思うので、研究は続けてほしいなぁ。
今作のように、この次元に存在しているということ自体があやふやで解明できない、という設定は好きです。永遠に判明しないであろう、もしくは現在の文明力では解き明かせないという存在である。ということが理解できたということは、文書の理解が進むと同時に不可解な部分がより強調されてしまう、ということなので、まさに謎が謎呼ぶ展開。
やはり、世界には謎が存在してほしいものです。世の中の全てを解明することは素晴らしいことですが、その前提に賛同した上で、解明できないものが厳然と存在する、というのはわくわくとどきどきがとまらないですね。
YAというジャンルで、こういう世界の真相に紐づいているかもしれないものを物語のキーとして扱うのはとても好き。
テレビスペシャルの「ルパン三世」とか、そういうアクションで好きでした。
物語はまさかまさかのジョーカー大ピンチで後編へ続く。 -
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インドで『もう一つの0』--『アムリタ』の手がかりをつかんだクイーン。だが、地下深くで皇帝と戦っているさなかに岩の天井がくずれ、二人は閉じ込められてしまう。
ときは遡り、19世紀末のフランス「陽炎村」。村の中心部にあるワイン蔵の樽の中から、10歳ぐらい子どもが見つかった。赤い布に包まれ、銀色の長い髪と透き通るような白い肌をしたその子は、まるで天井画(フレスコ)に描かれた天使のよう。子どもの面倒を誰がみるか、村人たちが話し合うなか、ある日本人の夫婦が引き取ることになって・・・。
クイーンの過去がついに判明し、最初は今よりだいぶまともな(?おとなしい?)性格だったんだなあと(笑)お師匠様の下であんな面倒くさいキャラになっちゃったんですね。心配するジョーカーたちですが、奮闘するクイーン=ムーブルの姿を見て欲しかったなあ。そうしたら昔はこんなに素直で可愛かったのかと、少し優しくしてもらえるかも??でも何だかんだ言いながら大事な仕事上のパートナーだからね、心配だよね。静かな艦内が寂しい。いよいよ脱出して無事に合流したけど次回はお師匠様を救う回になりそうですね。次から次へといろんなイベントがあるのは悪くはないけど、そろそろ初期の頃の純粋な怪盗業務を見たいかなぁ。クイーン仕事して!w