坂東眞理子のレビュー一覧
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出世したり、起業したりという上昇志向の高い女性だけが対象ではなく、一般職の女性や派遣やパートで働く女性も含めたすべての働く女性に向けた、生きていくための、また、仕事をする上でのお作法の紹介。なるほどと思うことが多かった。
最近は便利な時代になってきて、インターネットで欲しい物や情報が簡単にすぐに手に入るようになった。それが当然のことになっているけれど、すべてのことが同じようにいくとは限らない。例えば、仕事の実績や能力、人との信頼関係など、ある程度の時間をかけて努力することでようやく手に入るものがある。そのことに気がついたのは、仕事を始めて十年以上経ってから。地味にコツコツ継続することが、実は -
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おんなであるからしておんなに興味をもち、よっておんなを述べる本を読む。
この世のスタンダードであることが幸福であると、そのスタンダードを無意識に私に課す私を嫌悪する。
比べるな、それは貧しきこころだ、とこころに言い聞かせ。
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簡潔に飾り気なく、劇的な修辞を用いることなく書かれているのがよい。
女性論というと感情的になりすぎるきらいがあるが、この本に関してはさすが、そんな心配はない。
この内容であれば、大学生高校生でも、将来を考える一助になると感じられた。
「自分のメンターを探す」は私がここ数年意識してきたことであった。
「職場で群れない」、に関してはごもっとも!
迷った時にまた立ち戻り -
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これもだいぶ前に買って寝かせていた本。
「女性」とタイトルにはあるが、女性だけに限らず人としてこうありたいよなと思う理想像と、そのために意識した方がよいことが書かれた本。
本の中で響いた部分としては、
森英恵さんの言葉として引用されていた、
「自然は日々変わり人を飽きさせない。でも人間の作ったものは日々古くなるからファッションで新しさを作り出していかねばならない。」という部分。
ファッションを単なるおしゃれという単語で片付けるのではなく、意義を教えてくれる言葉だなと思った。その後に続く、「現実は包み紙で中身を判断されることが多く、またどういう包み紙を選ぶかも本人のセンス、才能の一つ。」という部 -
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ネタバレ『女性の品格』メモ整理
1. 言葉遣いは人間の品性の表れ
•乱暴な言葉は「男だからOK」「女だからダメ」ではなくて、性別に関係なく、立派な人は誰でも丁寧な言葉を使うよう努力している。
•礼儀ある言葉遣いは、他人への敬意、自分自身への誇りの表れ。
2. 見えないところこそ丁寧に
•インナー(下着)は上質で新しいものを。見えない部分に気を配ることで、自分自身の心も整う。
•外見だけでなく内面のケア・意識も「品格」の一部。
3. 「ありのまま」ではなく「よりよくなろうとする努力」が品格
•「私の欠点を受け入れて!」という態度は、謙虚さを欠いた押し付けになってしまう。
•人には誰でも弱点や情けな -
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孫との向き合い方…基本は親の育て方に意見をする気はない。自分がどれだけ真っ当な子育てをしてきたか⁈は自分では答えが出せないからだ。
子どもは、こういうふうに親から言われたのが嫌だったと記憶に残っていれば、自分の子どもには同じような思いはさせないだろうと思っている。
だから孫とは少し距離を置いて接した方がいいのではないかと思っているが、自分の頃の子育てと違うところがあるので、戸惑いながら参考になればと手にとってみた。
なるほどと思うところも多いが、それぞれの家庭で異なることもあるので、これはと思うことは取り入れたい。
第1章 祖父母の心得
第2章 孫に伝えるべきもの
第3章 年齢別・孫との向き