坂東眞理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分がした利他的な行動を思い出すと、ものすごく幸せな気持ちになる。友達に得意なスパイス料理や淹れたてのおいしい珈琲を振るまう、バリのお祭りで寄付する、後輩が仕事をしやすいようにサポートする…やっぱりすごく幸せな気持ち。小さな利他をたくさん積み重ねることが、自分の、そしてみんなの幸せにつながるんだ。
◾️普段は「淡い交わり」でいながら、いざ困難な状況になった人には、そっと手を差し伸べる。
◾️若い人の行動で「あ、いいな」と思うことがあったら、「素晴らしい」とためらわずに褒めること。若い人も悪い気はしない。
◾️友人は「選ぶ」ものではなく「出会う」もの、友情は「育てる」もの。 -
Posted by ブクログ
女性というよりも品性のある人間とは?について。
2006年初版だから少し古いところもあったけど全体的には勉強になった。
背筋を伸ばして毅然とした態度で生きていく後押しをしてくれそうな、悩んだりしたらまた読み返したい一冊。
ただ恋愛については忍ぶ恋が美徳、すぐデートに誘うなんてはしたないとまでは言っていないが明らかに肯定的ではなくて、自由恋愛できなかった世代の価値観が凝り固まりすぎて何も共感できなかった。
著者自身がティーンエイジャーの時の価値観にだけは柔軟性が持てなかったのかな。それとも大切な思い出が多くてそうなっちゃったのか。
まぁどっちでもいーけど推しは推せる時に推そうよ! -
Posted by ブクログ
タイトル「女性の品格」とあるが、基本的には女性である前に一人の人間であり、本書も人として男女の性別に関わらず、品格ある人の姿を描き出している。体格や性格の差はあれど、雇用機会均等法をはじめ、女性の社会進出が進んでいく中では、これからの女性はこれまで以上に人として、遅れた男性社会の中で目立つ存在になるのは間違いないだろう。そうした考えを持つこと自体が古い、遅れている、女性への差別ととられる方は、きっと会社にも女性管理職が最低でも半数を占め、なんなら役員も半分は女性(仕事をする能力に全くの差異がなければ)という先進的かつ恵まれた環境にいるのであろう。少なくとも私の所属する会社では半分には達していな