坂東眞理子のレビュー一覧
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20代で専業主婦に憧れる女性が最近増えているそうです。
学生の中には就職活動ではなくお見合いをして卒業後すぐ結婚したい、という人も多く、これは就職氷河期の現在としては当然の流れかもしれません。
しかし男性はどうかというと、理想の結婚相手の条件として、共働きを希望する人が増えています。
男女の結婚観がすれ違ってきているのかもしれません。
なぜ女性は専業主婦になりたいのでしょうか。
専業主婦が主流で働く女性が少数派だった時代から働き続けてきた著者の坂東さんが、仕事を通じた自己実現を提唱しています。
「夫が成功するように自分が支えてあげたい」という願望は完全に過去の結婚の理想型です。
内助の功を -
Posted by ブクログ
『女性の幸福』と間違えて登録してしまった・・・。ややこしい。
『女性の品格』を書いた著者による女性の仕事術の本。タイトルを見ると、まるで自己実現を目指す若い女性向けの精神論のような印象を受けるが、どっこい内容はバリバリの仕事術ハウツー本。
さすが女性官僚として長年キャリアを積み上げてきた著者ならでは、という感じがします。
ただよくあるキャリアアップ術と一線を画しているのは、この本の中で示されている「ふつうのしあわせ」が、決して華やかなキャリアアップや玉の輿ではないということでしょう。
一般職の女性が、成功してキャリアアップを目指すわけでもなく、仕事をやめて専業主婦となるわけでもなく、た -
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○自分探しにはまってしまうと、自分自身を見失うことになります。
じぶんらしさに皆がこだわるようになったのは、外の世界に関心を失い、自分の幸せ、自分の快適さ、自分の利益ばかりを求める、自己中心になったせいではないか。
20代になったら、等身大の自分を受け入れることが必要。自分らしさの中に小さな良さを見つけ、小さな得意を見つけ、それを少しずつ育てることを続けていってほしい。考えているばかりでなく、課題を見つけ、行動しましょう。
会社が自分に何を期待しているか、自分は会社に何を与えるのか、冷静に計り、会社と折り合いをつける。
簡単に辞表を書かない。
仕事ができる、とは職務を全うすること。与えられたポ -
Posted by ブクログ
「女性の品格」が大好きだから、これも読んでみたくなった。
女性はみんな向上心があるよねぇ 最近いろんなひとの話を聞いていて思います。
だから書店に並ぶ「こうすれば成功した!」とかの本だったり。勝間さんを初め、華々しい結果を残している人たちの成功体験を読んでは、「自分はこんな才能がないんじゃないか・・・」とか落ち込むも、「よし、自分もがんばるぞ!」と元気に前に進んでいくって感じがする
でもこの本は、地道にコツコツやって、ささやかでもいい普通の幸せを手に入れることが大事なんでは?と教えてくれました。
何より等身大の自分で居ることが大事だと。
東大卒で、現在は昭和女子大学の学長を務めていらっし -
Posted by ブクログ
この本、出た当初、新聞の書評で見て、一部だけの読みかじりながら、我が部下の女性に当てはまることも多いと秘かに悦に入っていたのだけど、既に100万部以上売れている本になった今頃に、我が社の会長様からこの本を推奨するとのお達しが出て、さわやかマナーや女性活性化の取組みの一助にせい、と。
私、こうなると社内では人に勧める立場になり、立場上、読んどかないとね。
女性に限らず人間としての品格について、まあ普通というか当たり前のことで、私、一応、人の上に立つ立場なので、元々色々心掛けてやっているけど、こう出来たら良いよ、本当に。
だけど、武士は食わねど高楊枝ってね、しんどいんですよ。
そういう意味からは、