あらすじ
『女性の品格』から3年。女性の永遠のテーマ「幸せ」について語る。結婚、家庭、仕事--。望む人生を築くには「幸せになるための作法」が必要です。幸福になりたいなら、幸運を望んではいけない。幸福は自分で、少しずつ作り上げるもの。幸福を考えるときに忘れてはならないのは、「幸福とは非常に主観的なものだ」ということ、そしてもうひとつ、「幸運」と「幸福」を勘違いしてはいけないということです。パートナー、仕事、家庭、充実した毎日。こうした幸福を掴み、自分の足で人生を歩くために?? すべての女性の贈る「幸せ」へのアドバイス。
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Posted by ブクログ
私のことが書いてあるのかと思うくらい当てはまっていてびっくり。そしてどれもなるほどと思わせることばかり。
何度も読み返して仕事のバイブルとしたい。
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女性は特にふつうの仕事でいい。それを得つづけるのが難しいから。
転職するときは中年女性が多いところがいい。
職場に友達を求めない。後輩にも敬語や礼を忘れない。仕事を断ってもいい、無理をしない。
当たり前のことが書いてあるのだが、たしかにキャリアアップなど考えると肩肘をはってしまうなと思う。特に女性上司は難しいといわれるので気をつけたい。
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できる約束はしない、継続は力なり 等々…当たり前のことしか書いていない。けれど、全て大切なこと。社会人になる前に、一度読んでおくべき本だと思う。
★「根回し」よりも「後回し」、「よろしく」より「おかげさまで」
根回しは一生懸命しても、成功したら、自分の手柄と考え、お礼を言わないそんなのは良くない!という話、印象的だった。
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あたりまえのことをしていくこと、一見簡単そうに見えて、実は難しい。でも一方で、難しい、無理と敬遠していて、まともに真面目に取り組んでないだけのものもありそう。
この本で書かれてあることは、どれも新しくはなく、既にどこかで2、3度は読んであるようなことばかり。でも、まだ出来てない。そう思うと、他の本をもう一冊さらに読むより、何か一つでもいいから、心がけを持つことが大事かもしれない。
今日はざっと読んでしまったけれど、ちょっと、次は当面の努力目標を立てよう。
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雑誌や新聞に紹介されるようなきらびやかなキャリア&家庭両立タイプでなくとも、地味な仕事でもきちんと続けていることは評価に値すること、という言葉に励まされた。
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社会人になる前のこの時期に読んでよかったです。
とくに結婚してからの働き方がイメージできるまでは結婚しないほうがいい、「なんとかなる」ではダメだというのが心に残りました。他の方も言われているように、男性にもぜひ読んで欲しい。
また、過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられるという言葉は別の著者の本でも読んだことがあり、なるほど成功している人はみんな同じことを言うものだと妙に納得しました。
幸福は幸運とは別物だというのも印象的ですね。他人の幸運を羨む必要はないんだと思うと、気が楽になりました。
Posted by ブクログ
すんごーく現実的な指南書。突飛な発想も一発逆転もない。
当たり前のことを当たり前に書いてある、けど、この人にしか書けないだろうなあ、と思わされる一冊だった。
同世代の働く女性だけでなく、男性にこそ読んで欲しい気もするなあ。
Posted by ブクログ
出世したり、起業したりという上昇志向の高い女性だけが対象ではなく、一般職の女性や派遣やパートで働く女性も含めたすべての働く女性に向けた、生きていくための、また、仕事をする上でのお作法の紹介。なるほどと思うことが多かった。
最近は便利な時代になってきて、インターネットで欲しい物や情報が簡単にすぐに手に入るようになった。それが当然のことになっているけれど、すべてのことが同じようにいくとは限らない。例えば、仕事の実績や能力、人との信頼関係など、ある程度の時間をかけて努力することでようやく手に入るものがある。そのことに気がついたのは、仕事を始めて十年以上経ってから。地味にコツコツ継続することが、実は一番大事。
この本を読めば、十年もかからずにすぐに気がつくはず。
私が社会人になった15年前と比べて、こういった働く女性向けの啓発書が格段に増えたなぁと感じる。
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確かに日本の組織にいたら、この位の謙虚なふるまいが好まれるのかも。日系組織での女性の処世術。フェアを求める人、革新的が好きな人はこんなにはなれないかな。
Posted by ブクログ
読みやすくて、また読み直したいなーと思いました。
女性の生き方が多様化している中で、普通のOLさんみたいな人に向けた本ってあんまりないかもしれないと思った。それでいいのか―と納得。
選択肢がありすぎる中でどう生きるかって決めなきゃな現代の女性って大変かもとも思いました。うーん、本当にどうしようね(笑)
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私の好きな言葉↓にリンクしてる★
「私が幸せかどうかは私が決める!」
心に残ったフレーズ:
幸福はとても主観的なもの。他人の幸せが自分の幸せとは限らない
「仕事ができる」とは、職務を全うすること。与えられたポストで、しなければならないことをすること
のばすべきことは「長所」「得意分野」であって、無理に不得意なことを克服することはない。自分の不得意なことが上手にできる人と組むなど、欠点がダメージにならない工夫をすればよい
Posted by ブクログ
おんなであるからしておんなに興味をもち、よっておんなを述べる本を読む。
この世のスタンダードであることが幸福であると、そのスタンダードを無意識に私に課す私を嫌悪する。
比べるな、それは貧しきこころだ、とこころに言い聞かせ。
・・・
簡潔に飾り気なく、劇的な修辞を用いることなく書かれているのがよい。
女性論というと感情的になりすぎるきらいがあるが、この本に関してはさすが、そんな心配はない。
この内容であれば、大学生高校生でも、将来を考える一助になると感じられた。
「自分のメンターを探す」は私がここ数年意識してきたことであった。
「職場で群れない」、に関してはごもっとも!
迷った時にまた立ち戻りたい本。
Posted by ブクログ
まるで倫理・道徳の教科書のような至極もっともなことが書いてあるのだが、働いている女性向けにこういうことを指南してくれる本はとても少なく、貴重だと思う。女性が働くことは今ではかなり当たり前にはなってきているものの、男性と同じように働けばうまくいくわけではない。職制を問わず、女性ならではの職場でのタブー事項もあるのだが、女性にはそうしたことを先輩から伝授される仕組みがないのが現状だと思う。(女性×組織だとどうしてもウェットな関係になりがちだし。)
ほめるときは人柄でなく成果をほめる、ということも、ついつい間違えてしまいがちだよなぁ。
Posted by ブクログ
第一章
「ひとりを楽しめてこそ、誰かと一緒にいても楽しむことができ、自立しているからこそ、他の人を助けたり支えたりできるのです」
第二章
「短所を見つけてくれる親や教師、友人に会えたおかげで大きく成長した人は、たくさんいます。自分で短所を自覚して直そうとすることも、もちろん大事です。短所を自覚できるということは、「それを直せる」ということだからです。短所があることを悲しみ、なかなか治らないからと言って自分を否定することはありません。欠点を自覚できる人は、充分に賢い人だからです。」
「なんだか、夢のない話に聞こえると思いますが、「とりあえずすぐには潰れそうもない会社に、一般職の正社員として入る」というのは、実は女性にとって本当に「幸福」なことなのです。
学生の間は、そんなつまらないことが「大事」とは思えないでしょう。しかし、20代後半、30代になってくると、その「価値」がよくわかるはずです」
Posted by ブクログ
目新しいアドバイスはありませんでしたが、日頃の自分のチェックの機会になりました。
少し肩の力を抜いていただいたような気がします。
スーパーマンにならずとも、自分のできる事を粛々と。会社は仕事をして対価を得る場所と心得ました。
Posted by ブクログ
『女性の幸福』と間違えて登録してしまった・・・。ややこしい。
『女性の品格』を書いた著者による女性の仕事術の本。タイトルを見ると、まるで自己実現を目指す若い女性向けの精神論のような印象を受けるが、どっこい内容はバリバリの仕事術ハウツー本。
さすが女性官僚として長年キャリアを積み上げてきた著者ならでは、という感じがします。
ただよくあるキャリアアップ術と一線を画しているのは、この本の中で示されている「ふつうのしあわせ」が、決して華やかなキャリアアップや玉の輿ではないということでしょう。
一般職の女性が、成功してキャリアアップを目指すわけでもなく、仕事をやめて専業主婦となるわけでもなく、ただ真面目に仕事を続け、結婚・出産もしていく、ということ。
今の日本でこれを実現するのは、結構な至難の業。
それだけに、派手な成功を目指すのでなく地道に着実に今あるものを大切にし、日々取り組んでいくということ。
それを目的とした仕事術は、とても地に足がついているし、大変合理的で納得がいくものです。
ぜひカツマーに読んでほしい!(笑
Posted by ブクログ
○自分探しにはまってしまうと、自分自身を見失うことになります。
じぶんらしさに皆がこだわるようになったのは、外の世界に関心を失い、自分の幸せ、自分の快適さ、自分の利益ばかりを求める、自己中心になったせいではないか。
20代になったら、等身大の自分を受け入れることが必要。自分らしさの中に小さな良さを見つけ、小さな得意を見つけ、それを少しずつ育てることを続けていってほしい。考えているばかりでなく、課題を見つけ、行動しましょう。
会社が自分に何を期待しているか、自分は会社に何を与えるのか、冷静に計り、会社と折り合いをつける。
簡単に辞表を書かない。
仕事ができる、とは職務を全うすること。与えられたポストで、しなければならないことをすること。それができるようになったら、自分で考えて行動できる能力を磨いていくことが大事。
○メンターを探す。なるべく立場も年齢もかなり上で、地位が安定し、人間のできた人。
○会社は精神的に安定した人材を求める。相手の気分を害さないために安請け合いをしない。無理はしない。
○アドバイス全てを聞く必要はない。ここが弱点などと指摘してくる人の言葉は親切ごかしに聞こえても、単なる粗探しだったりすることもある。伸ばすべきは自分の中の長所、得意分野であって、得意なことを克服することはない。自分の不得手なことが上手にできる人と組むなど、欠点がダメージにならないよう工夫すればよい。
欠点のない人間、みんなに認められる女性を目指すことはない。
○御無沙汰を恐れすぎない人間関係の中から真の友人が見つかる。
○働くお母さんは、子供に謝ってはいけない。
○根回しより後回し。よろしくより、おかげさまで。根回し後後のお世話になりました、おかげさまでしたを大切に。礼を尽くす。誰にでも礼をつくす。
○職場は役割を果たす所。職場で群れない。孤立を恐れない。
○自分が与えるものをもっていないときには、相手から本当にじゅうようなものをもらうことはできない。つまり、相手にとって利用価値がない。人脈は自分が相手の人脈にもなったときに初めて機能する。自分が与えるものがないうちに、社会人人脈などを探す必要はありません。自分の分野でのエキスパートを目指すべき。
○知人に与えるときには見返りお返しを期待しないこと。
○いつもおしゃれで元気で。
○男性にはゆるされ、女性にはゆるされないことがある。
○ミスはしない。
○乱暴な口は利かない。
○きちんと挨拶をする。
○報告を怠らない。
○遅刻をしない。
○約束を守る。
○男性のメンツを踏みにじらない。
○悪口を言わない。
○ネガティブワードを言わない。
○報告はまず直属の上司に。
Posted by ブクログ
「女性の品格」が大好きだから、これも読んでみたくなった。
女性はみんな向上心があるよねぇ 最近いろんなひとの話を聞いていて思います。
だから書店に並ぶ「こうすれば成功した!」とかの本だったり。勝間さんを初め、華々しい結果を残している人たちの成功体験を読んでは、「自分はこんな才能がないんじゃないか・・・」とか落ち込むも、「よし、自分もがんばるぞ!」と元気に前に進んでいくって感じがする
でもこの本は、地道にコツコツやって、ささやかでもいい普通の幸せを手に入れることが大事なんでは?と教えてくれました。
何より等身大の自分で居ることが大事だと。
東大卒で、現在は昭和女子大学の学長を務めていらっしゃる、坂東さん。
一橋卒のくらたまさんの文章を読んでも同じように思ったけれど、彼女たちは「賢明に」生きる方法を教えてくれる気がする。
自分が頭がきれて、物事の本質を見るのが上手で、そういう風に生きてきたからなんだろうなぁっておもう
賢い女性のメッセージは本当に心に響いてくる