あらすじ
二〇〇七年最大のベストセラー『女性の品格』待望の続編。少子化、核家族化、共働きでむずかしくなった親子関係のあり方を、六六の例をあげて具体的に語る。幼い子どもを健全に育むためには? 子どもの豊かな人間性を養うためには? 社会的マナーをしっかり身につけるには? 能力や個性を発見し磨くためには? 働きながら子育てをしている母親をはじめ、父親にもぜひ読んでもらいたい一冊。また、成長した子と親が大人同士のつきあいをするとき、衰えた親が子の支えを必要とするとき、親と子はどうつきあい、支えあえばいいのか。著者の体験をもとに、いまの時代にふさわしい新しい考え方、振る舞い方を提案する。「子どもの機嫌を取らない」「みんなで食事をする」「手伝いをさせる」「約束は必ず守る」「悪口は言わない」「いじめをしない子に育てる」「正しい日本語を使う」「お金の経験を積ませる」「挫折を忍耐強く見守る」「親の介護」etc.
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
冷静な時に読むと、書いてあることはシンプルで当たり前のことですが、日常生活で常に「品格を持つ親」でいることは難しいですよね…。ちょうど悩んでいるときに読んだので、自分を振り返るときの教科書のような本でした。
生まれたての頃からティーンエージャーの子ども、さらにその先の子どもとの関わり方も書かれており、幅広くカバーされています。
Posted by ブクログ
とても勉強になりました
出来れば親になる前にバイブルのように読みたかった本です
親自身が幸せな大人として 品格のある大人として 手本になる
子供に自分は「愛されている」という確信を与える
今からでも出来る事を 互いにベストが尽くせればいいなと思いました
Posted by ブクログ
私たちの親の数だかその品格があると思う。
けれど、その数だけきちんと品格があるのである。
うまく子供に伝わっていないこともあるけれど、
絶対その本物がある。
その本物の品格をきちんと子供の自分自身が受け取れるかという視点で
(親を評価するのではなく)自分の・・・なんというか、子供の至らなさをしみじみと感じたい(御幣のない、純粋な思いとして捉えてほしい)と思うのである。
そう、ずっと前は、こんなに長寿命ではなかった。。。
【孝行をしたいときには親はなし】
寿命が長くなっても。。。
そうなのである。
そして、誰もわからないその最後のときのほんの少し前から、
そう言っていた。
親はわかるのだ。。。いや、感じ切れるのだろう。。。。
子供の品格に向かい、読んでおきたい一冊。
最後に・・・
「向かいて愛語を聞くは、面を喜ばしめ、心を楽しくす。向かわずして愛語を聞くは、肝に銘じ、魂に銘ず」
親の言葉が私の中でイキイキと生きているように、
このコトバを大切に自分がここに生きていることを記したいと思う。
Posted by ブクログ
ここに書いてあることできたらホントスマートな女性です。
女性の品格、大人になる前に身につけてほしいこと、と著者の本を読みましたが、後者の内容とかぶる内容もありました。
坂東さんは好きです。
キャリア女性でいて、母であり祖母である、そんな風に自分もなりたい、子どもを育てたいと恐れ多くも思い、この本を読みましたが、その考え自体卑しく品格がないかな。学歴もない庶民なのに…。
Posted by ブクログ
子の幼児期から学齢期、進学、就職、結婚、介護まで、生涯にわたり親としてどのように振る舞うか指南してある良書。シンプルな言葉で、一見当たり前ながら難しいことばかり。とても共感できる。傍に置いて、子の成長につれ再読したい。
Posted by ブクログ
子供に対して親が「やるべきこと」「しなければならないこと」が様々な観点から記載されている。言葉遣いや成長に応じた接し方、親や親族、学校、社会との付き合いやルールなど、親として耳が痛いことも沢山書かれている
Posted by ブクログ
当たり前のことといえば当たり前のことですが、それをできているか?
私はあ〜そうですよね、、と耳が痛いけど納得する部分も少なからずありました。
耳が痛い指摘は大切!
Posted by ブクログ
親として、人として、大切なことが書かれていた気がします。
悪口を言わない。本当にそうだと思う。
勉強しろとは言わない。やれやれと言われると嫌になるのは大人も子供も同じ。全くその通りだと思う。
Posted by ブクログ
女性としての品格より、人間として根本的なことが多い本
改めて自分の品格を下げないように行動したい
礼状をこまめに書く
ネガティブな言葉を使わない
ありがとうを伝える
好奇心と向上心があれば、どんな仕事も楽しくなる
ひとりのときこそ美しく
あいされるより、愛する女性に
目の前の仕事に振り回されない
内助の功 夫の会社のことに口を挟みすぎない 夫は夫自分は自分
他人が自分をどうみるか、自分をコントロールできるようにする
欲を持ちすぎない、欲望のためにちょっとだけ損してもいいと思う余裕をもつ
自分の信念をもって、品格を持ち合わせた女性として生きていく
Posted by ブクログ
江戸時代の六しつけ 5.6歳で見様見真似で覚えさせる
孔子 家族愛が基本。じゅんしや韓非子のような法家の思想は人気がいまいち。
つがつく、こどもじだいに規範、ルール、常識を身につける。創造性や個性はそれからだ。
おねだりされたら、それを買うのはうちの経済力ではむり、あなたに必要だと思わない、うちには必要ない、自分で将来買うならいいが私は嫌いだから買わない、など自分の方針をはっきり伝える。
親ばかかもしれませんが、優しくて自慢の息子です、なかなか性格のいい娘です、と胸を張って自慢する。と謙遜しすぎない。
大きな目標があって、途中で投げ出しそうになったら投げ出すな!と怒るのではなく、目標を小分けにして達成しやすいものから達成感を経験させる。やればできるという小さな成功体験を積み重ねさせる。自信家になって悪いことは少ない。
子供の才能、適性を発見するのに親は目利きでなくてはならない。
自分の職業について語る。イメージしやすいように、たとえば報告書を書くときにはどんな苦労があり、発表の際どんな工夫をし、どんな反響があったのか話す。会議の資料づくりで大変だったとか、会合でこういう話をした、とかきちんと話しましょう。前向きに明るくユーモアを込めて。
Posted by ブクログ
当たり前だけど現代の親が忘れている(と思われる)部分を気づかされる。以下、自分への備忘を兼ねて。
子供の機嫌をとらない、断固として毅然たる態度を示す、親と子供は対等と認識させない。
必要な費用は気持ちよく出し、高いなぁ、等は本人に聞かせない。
3~9歳程度までにきちんとした日本語を。
人に笑われるから、という叱り方ではなく、自分の基準で。
まず型を身に着け、その後で自由にするのが個性を伸ばす。
子供の躾のポイントは一貫性。
Posted by ブクログ
「国家の品格」「女性の品格」「親の品格」と、品格シリーズを読み通す。
まず、挨拶をちゃんとすることから。
それから、日常生活、たとえば、清潔な服を着るとか、
泣くに任せるでなく、どうにかしてこそ子育てだろうなど。
年末、ファミレスで、若い親子を見かけたとき、ふと、この先どうなってしまうのだろうか? と
純粋に思った男の子がいた。
とにかく、その小さな子はよく喋るのだ。相手の話に相槌も打たずに。
お父さんはそこ子にやらせたいようにやされていた。
そして、食べ物と、遊ぶことと同時にせっかちにしているのが、少し気になった。
しばらくすると、そのコが突然泣き始めた。
私が気づいたときには、なぜか、そのコの父親が隣の老夫婦に逆上していた。
口論になる要因は、こっちには聞こえなかったのだけど、
恐らく、近くにいた老夫婦が、大丈夫か? と声をかけたのだろう。
「いじめているわけじゃないんだ! こいつが勝手に舌をかんで泣いたんだ」
と、父親は言い放った。
近くでちょっと見ていた私は、
そうか舌をかんだのか、そりゃあれだけ同時にやれば、食べる事に集中できなくなり、
しゃべるのと食べるのと一緒になると、かむだろうな、と感じた。
「この店もう来ない!」
カッとなって出て行ったのは、その小さい子のお父さんだった。
残されたそのコのお母さんは、申し訳なさそうに、ご夫婦に向けて頭を下げていた。
「……子供は泣くものだから、良くわかるよ…」
老夫婦の旦那さんの方は、困ったように言っていた。
お母さんも、片付けるとお父さんを追いかけて出て行った。
我慢は大事だし、努力も大事だと思う。
躾と体罰もその境目は、親の人間的な器とバランス感覚だと思う。
本書には、「うちのルールはこれです」「うちの経済状況ではこれでは無理です」と
我慢をさせるのはある程度は、当たり前のルールも親の品格だと。
そのほか、小さい頃から家事は習わせるとか
小学校のPTAの役員を引き受け方、小学校中学校の受験は親の気合、
思春期を越えて、お友達に悪いコがいた場合には、何かにまきこまれないよう祈るしかない
など、・・・具体的なことが提案してある。
ときどき、著者が「どうしてもっと日本の習い事をさせてくれなかったのか(行動が美しくなったのに)」というような
ぼやきが入る。それは、もう流行らないもので古いからと、やらせてもらえなかったらしい。
でも、形から入るそれらのものは、重要であるとかいてある。
私もそう思う。私の母方の祖母は、和裁の達人でお茶の先生だった。
私が小学生低学年の頃に亡くなったのだけど、遊びに行くたびに、
シュッシュッと絹の音をさせて、縫い物をする祖母の佇まいが、頭に焼き付いている。
余談だけど、かく言う私も、実は母の子育てについて、ぼやいていた時期があって、
私がもともと病弱で、かつ思春期からは事故で痛みだらけなんてことで、母はとかく過保護であった。
子供たちは最終的には「自立」をしなければならない、その点で、過保護は生きる力をなくす虐待だと感じる。
結局、私は母から離れ許し、自分を自分で育てなおすことになる。
工場の現場の人、障碍者のイベント、番組取材で出会ったさまざまな人や、芝居でお世話になった方々、
音楽の繋がり、食を探求してたどり着いた先の食の専門家や、農家の人、夜の世界の海外の人、
社内外、ビジネスの達人から政治の世界の方、治療家、早朝コンビニバイトをやっていた頃は
毎日来るおじちゃんにもヒントがあり・・・・すべてをまず飲み込む。
しかも、もう大人なので恐ろしく言い訳なく大量に「自分」はないくらいが丁度良い。
体に合わないものは、吐き出される。身につくものが残る・・・。
・・・なんて、基礎的な無駄足を踏ませないのも、本来は親としての役割じゃないかしらと。
・・・人生で生きる時間は決まっているのだから・・・。
自分の事例で他がわかるというのも何だけど、それはそれで良いのじゃないかしら、とも、思うわけなんだね。
Posted by ブクログ
子育てから自らの老後まで、幅広く本書はふれてある。
私は幼少期について書かれた内容に関心がありました。いまから必要となるので。本書を読み最も取り組みたいとおもったのは。子どもに手伝いをさせること。もちろん私もしなければいけないことですが…。家族みんなが協力して家庭を築けたらいいな。
Posted by ブクログ
親としてのありようが書かれた本。
品格シリーズの中で生まれた本を今になってやっと読んだのですが、それなりによかったです。
書いてあることは、いわゆる「当たり前」のことなのですが、当たり前=できていること、というわけでもなく、自分を律するのによい本でした。
Posted by ブクログ
坂東眞理子著「親の品格」を読みました。
親とはこうあるべきという、古き良き教えが述べられていました。
やはりこうありたいというものもあれば(ほとんどそうですが)、これはちょっと自分には無理だなあというものもありました。
自分も親としての品格を試されているといってもいい毎日ですが、その意識だけはしっかりと持っていきたいと思います。
ヒナッピーよ、これからもとうちゃんとしての品格を磨いていくので、よろしくね。
このあと、かみさんがこの本を読み出しました。
Posted by ブクログ
親が子供に対して本当にやらないといけない事を考えさせられる。
「子供が喜ぶ事」ではなく「子供が自立した人間に成長する」事を教育しなければいけない事、そしてその見本となる為に親も成長し続けなければいけないと感じた。
Posted by ブクログ
「~の品格」
数年前に流行りましたね。今さらですが、ようやく読みました。
古本(状態がよかった)として購入。210円。安い!(笑
さてさて。
とても大事なことが書かれています。
ただすべて実行できるかと聞かれたら難しいですね。
まあ、それが人間でしょう。
と、肩の力を抜いて、できることがら実践したいと思います。
Posted by ブクログ
女性の品格、で有名な方の本です。僕は女性でないですし、そちらは読んでませんが。
親の品格、ということで少々肩肘張って読もうかと思ったんですが、結構当り前のことが書いてあるなぁ、と思いました。
ということは、自分の親には品格があった、ということなのでしょうね。
しかしながらいささか理想論過ぎる気がしないでもないです。
世の中そんなに簡単ではないと思いました。
親になってからではなく、親になる前に読んだ方がいいのかもしれませんね。
Posted by ブクログ
至極ごもっともなことが書かれていてふむふむそうだよなと共感しました。けど、なんかちょっと違うと思うのは、私は親として別に品格のある人になりたいのではなくて、やりたいことに自由にチャレンジできる子供に育ってほしいというかそういう子育てができる親になりたいということ。そのために、やりたいことに自由にチャレンジしている親でいたいと思っていて、それって「品格」という雰囲気とはちょっと違うよな、と考えた。
たぶん「親の品格」というタイトルは著者坂東さんの本意ではなかったのではなかろうかと思った。
坂東さんのが本書の考え方に至るまでの生い立ちや詳しいキャリアがわかるご著者があれば読んでみたい。
Posted by ブクログ
親の仕事って、オムツ変えたり、汚れた服や靴を洗ったり、品格とは遠い世界で暮らしてる感じ。でも読むと、挨拶やら言葉づかいやら、ごくごく当たり前のことが品格ってことらしい。ひとつひとつじゃだめだけど、すべてが揃った時品格になるってことかしら。
敷居が低くて助かった。
Posted by ブクログ
既に子育て最終コーナー。納得できる内容が多いが、出来ていたかな?と問われると、自信なし。わかっていても、出来ないものです(^^ゞ
本文より
短所を矯正する努力は、労多くして功少なし。長所を発見し、のばしてやる方が本人も楽しく、自信がつく。
Posted by ブクログ
親になる前に心がけたい参考書になれればと手に取った作品。
全てできるようにはなれないだろうが、心の片隅に入れておくには
参考になった。
挨拶や、子どもへの躾について
肩を張ることなくしていけられたらと思う。
Posted by ブクログ
刊行された時は独身だったので見向きもしなかったのだけど、子供も2歳手前になり、読んでみる気になった。
なんというか、「品格」というよりは躾理想論といった感じ。書いてあることは至極もっともだと思うのだけど、机上の空論宜しくそらぞらしく感じることもしばしば。
これから親になる人が軽く気を引き締める意味で読んでおくにはいいかもしれないが、子育ての教科書にはならないなあ、と思った、
Posted by ブクログ
●泣く子に負けない、子どもの機嫌を取らない
→親は、「子供が泣いている間は要求を聞かない」という原則をはっきり打ち出すべき。泣いても要求が通らないことは、3歳ころには理解させましょう。
●よい生活習慣をつける
→子どものしつけのポイントは、一貫性。今日は特別だからいいだろうと例外を認めているとよい習慣は身につかない。一度決めたことは毎日必ずさせるようにしましょう。
●自分のことは自分でできる子に
→子育ての目標は、親から自立した人間にすること。人の世話にならずに生きる力を持つと、自分の自信につながり、世話をしてくれる人への感謝の心が生まれる。また人を世話することができるようになる。
●約束は必ず守る
→どんなに忙しくても、子どもとの約束は優先しましょう。そのためには「できない約束はしない」と心に固く決めておきましょう。もしやむを得ない事情で約束を守れない場合は、子どもにその理由を誠実に説明しましょう。そのような親の態度が、約束を守ることの重要性を子どもに理解させ、約束を守る子に育てます。
●悪口は言わない
→子どもはとりわけ判断力が備わる前の小学生くらいまでは、親の言葉を単純にそのまま受け取ってしまいがち。子どもの前では人の悪口、特に家族や配偶者の悪口は言わないように努力しましょう。
●謙遜はほどほどに
→子どもが褒められたときは、謙遜せず、いかに嬉しかったかを子どもに態度や言葉で示しましょう。自分が親を幸せにしていること、親は自分を誇りにしていることを知ると、子どもは大きな自信を持てるのです。
●自信を持たせる
→子どもに自信を持たせるには、やればできるという小さな成功体験を子どもが積み重ねることです。
大きな目標を途中で投げ出しそうになったら、目標を小分けにして、できるようにサポートすることで達成感を経験させるのがよい。また子どもの時期に母親から全面的に受け入れられ、愛される経験も大事。
●自分の職業について語る
→親が仕事に誇りを持っていると伝えるのは、将来子どもが良き社会人になるためにも大事なこと。
●チームプレーを学ぶ
→チームで行うスポーツを通じて、人柄は嫌いでも上手にプレーできる仲間と組まなければ勝負に勝てない、チームが勝つためには自分の役割を果たすことが重要である、個人プレーをしてはいけない、試合で負けてもすべてを失うわけではなく負けから学ぶこともたくさんある、勝つのも時の運だから有頂天にならないなど、社会で仕事をする際に役立つことを学べる。