幡大介のレビュー一覧

  • 大富豪同心 19 走れ銀八

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    大富豪同心シリーズ、19作目。

    今回はタイトルからも分かる通り、銀八が主役。面白かったけど、やはり銀八が中心だからか、八巻に対する周りの勘違いぶりがいつもより少なめのような気はした。銀八よりむしろ、荒海一家の不審な動きが終始気になって、気が気でなかったかも。しかしながら、バランスよくレギュラーキャラが活躍していて、今作も楽しく読めた。

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    2016年12月13日
  • 真田合戦記6 京洛の妻問

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    ネタバレ

    第六弾。

    関東だけでなく、京の状況もザワついてきました。
    それにしても信虎はいつまでも元気すぎる感じで、翻弄される源五郎に同情します。わけがわからぬまま、前左大臣の姫君を連れてきてしまう羽目になってしまうし。。。今後どうなることやら。

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    2016年11月04日
  • 真田合戦記5 昌幸の初陣

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    第五弾。

    表題通り、のちの真田昌幸こと源五郎は、いわゆる第四次川中島合戦で初陣を飾ります。
    大きすぎる犠牲を出したこの合戦を経て、今後武田家は、そして真田家はどうなってゆくのでしょう・・・。

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    2016年10月28日
  • 大富豪同心 13 春の剣客

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    ドタバタな感じ。このシリーズははじめて読んだからかなかなか入り込めなかった。登場人物の人となりを理解するのにちょっと時間がかかった。

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    2016年09月13日
  • 大富豪同心 19 走れ銀八

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    大富豪同心シリーズ19作目。


    まあ、タイトル通り銀八がメイン(?)の回なんですが。
    お約束ですね、やっぱり卯之吉が美味しいとこ取りでした。


    銀八って何歳位の設定だったっけ。
    シリーズ中で出てきたかどうか記憶が定かではないんですが、
    私の中では中年のイメージ。
    その銀八が年甲斐もなく頑張る様子が何とも・・・。
    どこまで行っても三枚目なのが涙ぐましいやら微笑ましいやら。
    反対に、何をしても(何にもしなくても)一番美味しい卯之吉ったら。
    所詮、この世は金なのか?
    この格差!
    現実に目の当りにしたらやさぐれること必至です。


    でも、小説だから良いんです。
    読んでるだけなら、いっそ清々しいで

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    2017年10月14日
  • 真田合戦記4 幸綱躍進篇

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    第四弾。
    すっかり真田の殿様になった、次郎三郎改め幸綱。
    川中島合戦や上州の戦に関わって、ますます武田家でも重要な位置につくようになっています。
    長男、信綱も立派に成長し、のちの真田昌幸・源五郎も晴信に仕えるようになり、今後の展開が楽しみです。

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    2016年07月13日
  • でれすけ忍者 雷光に慄く

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    でれすけ忍者シリーズ、3作目。

    時代が時代だけに、出てくる登場人物は予想違わず、で今作はあの先生方が登場。次郎と相性は良さそうなので、これからどう絡んでいくのか楽しみかも。でれすけの次郎だけれど、純朴であるが故に時々正鵠を得た解釈だったり、素人技ながらもちょっと忍者っぽい姿を見せたりと、次郎の成長も見られて楽しい。
    田沼か賢丸(松平定信)か、というところだけれども、断然田沼派。次郎の立ち位置が微妙な展開が続くが、今回も続きが気になるところで終わってしまい、次作が待たれる。

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    2016年05月09日
  • でれすけ忍者 江戸を駆ける

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    でれすけ忍者シリーズ、2作目。

    周りの勘違いぶりがますます大富豪同心シリーズと被る。まぁ、楽しいことは楽しいんだけど、かのシリーズと比べると話のつくりがちょっと雑な感じも。後の松平定信であろう賢丸が相当傍若無人な人間として描かれているのは面白かった。実際はどうだったのか解らないけど、太平の世が続き、忍者がもはや形骸化されてしまっているという話も面白く読めた。
    今回の結末はかなり中途半端に終わってしまっている分、次作の展開に期待したい。

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    2016年05月08日
  • でれすけ忍者

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    でれすけ忍者シリーズ、1作目。

    今作はシリーズのまだ序章かな。忍者の家の養子に入った藤森次郎が、藩の密命により江戸に向かうまで。

    田沼の時代、忍者はすでに絶滅危惧種となっているようで、次郎は自分勝手な独り修行を強いられる。まだまだ中途半端な素人忍者であるにもかかわらず、相手の勘違いにより手練れの忍者とされてしまうところが、「大富豪同心」の卯之吉と繋がるところかも。でれすけ忍者の次郎が江戸でどういう活躍をしていくのか、今後に期待したい。

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    2016年05月06日
  • 大富豪同心 18 卯之吉江戸に還る

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    大富豪同心シリーズ18作目。


    やっと江戸に帰ってきたと思いきや、
    今度は打ち壊し騒動です。


    持ってます、卯之吉。


    そして今回も流石です。


    ところどころ、本人の実力である博学ぶりも見せてはいますが、
    基本、確信に迫る人にも情報にも、意図せず偶然ぶち当たっています。
    何度も言いますが、持ってる男は違います。


    その割りを食うのが周囲の常識人たち。
    敵味方を問わず、そのストレスたるや・・・。
    若干、同情を禁じ得ませんでした。


    卯之吉の祖父、三国屋徳右衛門と、筆頭老中、本多出雲守。
    相変わらず愛すべき爺様たちでした。
    その悪徳っぷりは、どっちが悪者かツッコミたくなります。


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    2017年10月14日
  • 夏宵の斬

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    これまで幡作品では大富豪同心シリーズなど、コミカルな時代小説をもっぱら読んできたが、今作はうって変わって、終始重苦しい雰囲気。35年前の自身の過ちを清算するのはいいのだが、もう少し救いのある終わり方でも良かったのではないかなぁと思った。せめて未来ある若者の命は残してほしかったな、と。剣戟シーンは意外にも(?)本格的で分量もあり、読みごたえがあった。大富豪同心シリーズの印象が強いからか、意外な作品でした。

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    2016年04月04日
  • 真田合戦記3 幸綱雄飛篇

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    第三弾。
    ようやく、次郎三郎“幸綱”が真田の棟梁として、滋野一族を束ねることに・・・ここからまた新たなスタートですね。
    次巻を読むのが楽しみです。

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    2015年12月13日
  • 真田合戦記1 幸綱風雲篇

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    あの「大富豪同心」の作者、幡大介さんが真田モノを?という事で手に取った1冊。
    信州善光寺の商人・次郎三郎が主人公で、彼こそが真田幸村の祖父にあたる幸綱との事ですが、まだ真田家の棟梁になる前の話からになります。
    この巻では信濃の地を廻って、武田・村上・上杉(この上杉家も分家が複数)・北条等々の思惑が入り乱れている状態。
    ここから、最終的に幸村の話に行き着くとなると、かなり長いシリーズ(?)になりそう・・。
    今後の展開に期待したいです。

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    2015年12月09日
  • 大富豪同心 15 隠密流れ旅

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    大富豪同心シリーズ、15作目。

    今回は上州への隠密廻旅。と思ったら、話は次作へと続くようです。前後編の前編といったところ?多少、事の真相は露見して終わってくれるので良しとしますが、意外にも前作の名残があって、シリーズ読者としてはナルホドなぁと唸らされました。

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    2015年12月09日
  • 大富豪同心 11 湯船盗人

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    大富豪同心シリーズ、11作目。

    今回は、知り合いの俳諧師が殺されたということで、卯之吉自ら同心の捜査に乗り出す。と言いつつ、周りの朔太郎や源之丞らがあれやこれやと卯之吉をフォローするわけだけれども。
    湯船を盗むという企みがどのような陰謀へと繋がるのか、興味深くもあり、面白かった。今回は丸く収まってこのまま終わりかなと思いきや、またもやあの人の名が。次作に続く。

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    2015年12月01日
  • 大富豪同心 10 仇討ち免状

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    大富豪同心シリーズ、10作目。

    今回は、卯之吉を騙る偽同心が現れ、武家人殺しの嫌疑が卯之吉に掛けられることになる。

    嫌疑を掛けられはするものの、肝心の奉行所の人間が誰一人、信じていないところが可笑しい。兄の仇討ちに江戸入りした田舎侍の弟をウザキャラとして描かれており、それが見事にウザかった(苦笑)。今回は卯之吉本人よりも、その弟や、偽同心に扮する万里五郎助のキャラが個性的で目立ってたかな。今作一回限りの登場ではちょっと勿体ない気も。

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    2015年11月24日
  • 大富豪同心 9 卯之吉子守唄

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    大富豪同心シリーズ。

    今回の悪党は、上州から流れてきた神竜一家。悪党たちが卯之吉を辣腕同心とひたすら勘違いしていく様子が相変わらず楽しい。卯之吉の見事な失神ぶりも見られて、満足。

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    2015年11月24日
  • 股旅探偵 上州呪い村

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    時代物+ミステリー第2弾?今回は渡世人が主人公。アレっぽかったり、アレっぽかったり、アレっぽかったりして相変わらずメタだったりで、どうするんだろうと思ったw続いちゃう…?

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    2015年11月06日
  • 股旅探偵 上州呪い村

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    時代本格ミステリというジャンル(?)

    前作「猫間地獄~」と同系統。時代モノのくせに、メタ談義が溢れんばかりに満載。正直、「猫間地獄~」がそこそこ当たって、悪ノリしちゃったか、と最初はげんなりしていたんだけど、、、限度を超えてしつこく何度も重ねられると、最後は笑えるようになってしまった(苦笑)。まぁ、もともとメタ談義そのものは嫌いじゃない私なんだけど、、、正統な時代モノも好きなので、ちょっと複雑デス。著者自体、ちゃんとした時代モノも書いておられる人なので、だからこそこういうお遊びモノを出しても成立しちゃうんだろうけど。
    続編はアリ?本編同様、しつこく重ねられると、もしかしたらこのジャンルにも嵌

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    2015年09月04日
  • 猫間地獄のわらべ歌

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    同著者作品の「大富豪同心」シリーズからやってきたせいか、同じエンタメ時代モノでも、本書の作風には驚いた。確かにこの作風は、時代モノでは見たことなかったかも。ミステリとしても禁じ手ばっかりだったけど、これだけ重ねればお見事。わらべ歌の見立ての結末は私は結構好きだし、最後の仕掛けもどこかで見たことあるモノだけど、本を放り投げることはなかった(笑)。確かに途中いくつも違和感はあったんだよね、、、。バカバカしさを感じつつも、最後まで楽しく読める一冊でした。

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    2015年08月31日