幡大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大富豪同心シリーズ16作目。
前作の続きです。
思った通り、話の筋を思い出すのに一時必要でした。
能天気な卯之吉と頑張る周囲の人達というのはお決まりですが、
今回はストレートに楽しめなかったです。
災害が題材だったからですが。
サラッと描写されていましたが家屋も田畑も流されて、
沢山人が死んでいますから、
今後何年も飢えや流行病でもっと沢山死ぬでしょうから、
卯之吉のはしゃぎっぷりはちょっと・・・。
小説だからと面白がれたら良かったんですが。
そういう意味では、
超ド級の坊々ぶりにニヤニヤするという、
このシリーズの醍醐味が半減して残念な感じでした。
でもこの話まだ続きがありそう -
Posted by ブクログ
大富豪同心シリーズ15作目。
シリーズ初の2冊もの(3冊かもしれないけど・・・)。
次巻に続く・・・で終わっているので消化不良気味です。
オトボケ主人公にニヤニヤしながら、
勧善懲悪の話を1話完結で読み切れるのが良いところなのに。
次回作が出る頃まで内容を覚えていられるでしょうか…。
船が転覆して御用米が流された!
という訳で、ドケチな札差の爺様が中山道をすっ飛んで行き、
とばっちり(?)で隠密廻同心を拝命した卯之吉も江戸の外へ。
あの悪党、お峰や天満屋も再び登場。
その他にも悪事に加担しているらしい登場人物たちがちらほら。
なのに、勿論あの卯之吉ですからすっかり物見遊山気分です。