幡大介のレビュー一覧
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大富豪同心シリーズ18作目。
やっと江戸に帰ってきたと思いきや、
今度は打ち壊し騒動です。
持ってます、卯之吉。
そして今回も流石です。
ところどころ、本人の実力である博学ぶりも見せてはいますが、
基本、確信に迫る人にも情報にも、意図せず偶然ぶち当たっています。
何度も言いますが、持ってる男は違います。
その割りを食うのが周囲の常識人たち。
敵味方を問わず、そのストレスたるや・・・。
若干、同情を禁じ得ませんでした。
卯之吉の祖父、三国屋徳右衛門と、筆頭老中、本多出雲守。
相変わらず愛すべき爺様たちでした。
その悪徳っぷりは、どっちが悪者かツッコミたくなります。
やはり一巻完結は良いですね。
ご都合主義と言ってしまえばそれまでですが、
安心安定の予定調和です。 -
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時代本格ミステリというジャンル(?)
前作「猫間地獄~」と同系統。時代モノのくせに、メタ談義が溢れんばかりに満載。正直、「猫間地獄~」がそこそこ当たって、悪ノリしちゃったか、と最初はげんなりしていたんだけど、、、限度を超えてしつこく何度も重ねられると、最後は笑えるようになってしまった(苦笑)。まぁ、もともとメタ談義そのものは嫌いじゃない私なんだけど、、、正統な時代モノも好きなので、ちょっと複雑デス。著者自体、ちゃんとした時代モノも書いておられる人なので、だからこそこういうお遊びモノを出しても成立しちゃうんだろうけど。
続編はアリ?本編同様、しつこく重ねられると、もしかしたらこのジャンルにも嵌っちゃうかも。 -
Posted by ブクログ
大富豪同心シリーズ16作目。
前作の続きです。
思った通り、話の筋を思い出すのに一時必要でした。
能天気な卯之吉と頑張る周囲の人達というのはお決まりですが、
今回はストレートに楽しめなかったです。
災害が題材だったからですが。
サラッと描写されていましたが家屋も田畑も流されて、
沢山人が死んでいますから、
今後何年も飢えや流行病でもっと沢山死ぬでしょうから、
卯之吉のはしゃぎっぷりはちょっと・・・。
小説だからと面白がれたら良かったんですが。
そういう意味では、
超ド級の坊々ぶりにニヤニヤするという、
このシリーズの醍醐味が半減して残念な感じでした。
でもこの話まだ続きがありそう。
災害現場では一応治まりましたが、
さぁ江戸へ戻って決着だ、というところで終わってます。
余談ですが。
美鈴様が益々たくましい。
卯之吉達に置いてきぼりを食らい、
一日遅れで中山道をひた走り、
挙げ句川の氾濫で流されるも川岸まで泳ぎ切り、
泥だらけで捕り物に参加、です。
確かまだ十代の女の子の筈ですが・・・。
荒海一家とは違い卯之吉の正体も知っているのに、
何も出来ない卯之吉を心配して助けようとする姿は、
恋する乙女というよりも最早お母さんだと思いました。